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あれから、一週間が過ぎ、やっと念願の婚約が解消された。
破棄ではなく王太子の有責での白紙撤回となり、婚約そのものがなかったことになった。こちらとしてはお嬢様の経歴に傷がつかなくて何よりです。
「お嬢様、よかったですね。望みが叶いましたね」
「そうね」
公爵邸のサンルームでお茶の時間。うららかな日差しのもと紅茶を嗜んでいたところに吉報が届いた。
憂いが消えたためか、柔和な表情で口角が緩み微かに微笑むお嬢様も美しい。
白魚のような白い指で茶器を操る優美な仕草や淡い金色の髪が陽光に溶け周りを金色の光で包む儚げな様は、まるで花の妖精のよう。
他の侍女たちもボーと見惚れて手が止まっている。それは日常茶飯事のことなので、今更咎められることもありませんが。お嬢様も気にされておりませんしね。
それは置いといて、あの件は翌日にも決定するかと思っていたので、一週間もかかってしまったのが、少々不満ではありますが。
それでも、白紙となったのでヨシとするところでしょうか。
なぜだか、あれだけ、派手に婚約破棄宣言していた王太子も渋っていたとか、わけわかりませんが。破談となれば、強力な後ろ盾がなくなるので正妃様と陛下もなかなか首を縦に振ることができなかったようですね。
それはそうでしょう。
側妃様は陛下の元婚約者。婚約者がいながらほかの令嬢と懇意になり婚約破棄をした挙句に結婚をしたのが今の正妃様で、正妃様の生家が伯爵家だったのがせめてもの救いだった。
どうにか結婚はしたものの、三年間子供に恵まれず、そこで元婚約者だった侯爵令嬢を側妃として娶ることになった。そして、すぐに側妃様は懐妊。その半年後に正妃様も懐妊。かくしてお二人の王子が誕生することとなった。
今では、側妃様には第三王子と第一王女がいる。正妃様には王太子一人。
なんとなく、策略めいたものを感じてしまいますが、追及することはやめておきましょう。政治はそれに関わる方々に任せるに限ります。
「今頃、側妃様は喜んでおいでかしら?」
紅茶を口に含み味わってから、音もなくカップにソーサーに戻したお嬢様がポツリと零す。
そのことについて思考を放棄したばかりだったので、動揺したけれど、ほんの少し、逡巡した後、私は遠慮がちに答えた。
「……そう、かもしれません」
「望む通りの結果はわたくしも同じ。ここにきて王太子教育を受けていなかったことも功を奏したわね。お父様のおかげだわ」
婚約後、すぐにでも王太子妃教育をとの要求をした王家に対して、娘が王太子教育で肩身の狭い思いをしないように公爵家で教育を施し送り出したいとの建前上の要望を出して王家側にその条件を呑ませた。公爵家としては少しでもリスクを排除しての婚約破棄を狙っていましたからね。
陛下も筆頭公爵家の後ろ盾をもらうために強制はできなかったようで、公爵家の言うとおりにするほかはなかったようです。約束では一年後に王太子妃教育は始まる予定でしたから、その前に今回の白紙撤回になったというわけです。
王太子がやらかしてくれてよかったです。そのことに関してだけは感謝ですね。
「王女殿下がお生まれになってから、陛下が側妃様のもとに、足繁く通っていらっしゃると喜んでおいででしたものね」
件の日、お嬢様を心配して下さった側妃様がお話しになったのは、ご自分のお子様のことでした。今年十歳になられる王女殿下と陛下とのエピソードの数々。内容はとても微笑ましいものでございました。
ただ、いかにご自分の子供が陛下から愛されているか、ご自分のことを大事に思ってくれているかなど……時折、毒ともとれるような優越感を潜ませながらではありましたが。
これがただ単に惚気だったのか、王太子の婚約者であるお嬢様に対しての嫌味だったのか、牽制だったのか……
「第一王子殿下はしっかりしたお方のようだから、これからは安泰ではないかしらね。収まるところに収まったような感じがするわ」
「そのほうがしっくりくるような気がしますね」
王太子は廃嫡となり今は謹慎の身。再教育をして結果次第で今後の身の振り方が決まるそう。当然ながら次の王太子は第一王子殿下に決定したようです。
ダンスパーティーでの采配を見れば至極妥当です。元王太子殿下よりも何倍も相応しいでしょう。
いじめられていたという男爵令嬢は被害届は提出したものの、三日後には学園を退学して修道院に入ったと旦那様からお聞きしました。
男爵家から被害届の取り下げ願いがあったそうで、それによりいじめの調査は打ち切りとなったそう。目撃者も現れず実体のないいじめだったので、取り下げは妥当だと思われます。
今回の件で学園側も管理体制を強化する方向で動いているようです。
事実であれ冤罪であれ、いじめは起きてほしくありませんから。
女で身を滅ぼす。廃嫡という憂き目にあった王太子。
もっと自分の立場を理解していれば、他の女にうつつを抜かすなどという愚行は犯さなかったでしょうに。自業自得としか言えません。
たった一人の王子が未来の政治の主役の舞台から転げ落ちてしまった。政争に敗れた正妃様の心情はいかばかりか。
息子の王太子としての地位は安泰ではなかったといつでも覆るものであったと今頃は嘆いていらっしゃるかもしれません。
後ろ盾がないからこそのお嬢様でしたのに……
これで、今回の婚約破棄騒動は決着がついたといってもよいのでしょう。
何かしらの陰謀が働いていたとしても、国が平和で安泰であればそれが何よりですからね。
「ところで、準備は進んでいるかしら?」
「はい。もちろんにございます。ご予定の日には出発できるように準備は済んでおります」
「そう、よかったわ。楽しみね」
お嬢様は来週の初めに隣国の帝国へと留学なさいます。私も侍女兼留学生として同行致します。これは一年前に決まっていたこと。王太子妃教育を引き延ばすための方策でもあったのですが、お嬢様は留学をとても楽しみにしていらっしゃったらしく、そのまま続行することになったのです。
「ふふっ。王太子殿下の婚約者ではないのですものね。わたくしはただの公爵令嬢だわ」
ゆっくりと庭へと視線を移すと、心底、嬉しそうな笑みを浮かべたお嬢様。
「お庭を散歩いたしませんか? 今日はとてもお天気がいいですし、良い気分転換になるかと思われます」
「そうね。わたくしもそう思っていたところだったのよ」
お嬢様と私は一緒に庭へ散歩に出かけました。
日差しが少し強いので日傘をお嬢様に差し向けながら、ゆっくりと庭の花々を見て回ります。お嬢様は花々の陰からちょこんと顔を出す小さな蕾にも目を向け愛おしそうに指に触れるお姿は、慈悲深い天使のようにも見えて、感慨深く胸が熱くなりました。
留学すればしばらくお屋敷を離れることになるので、少しでもお屋敷とこの庭の様子を目に焼き付けておきたいと思っていらっしゃるのかもしれません。
しばし、季節の花が咲き乱れる庭を二人で散策しながら、平穏な時間を満喫しました。
お嬢様の話し相手としてお屋敷に上がってから三年、侍女となってからは二年。
十七歳のお嬢様と同い年の私は公爵家ご夫妻のお慈悲で学園にも通わせてもらっています。
いわゆる貧乏な子爵家の上に子供が六人の子沢山。全員が学園に進学させるには厳しかった。
そこへ運よく遠縁だというローシャス公爵家から娘の話し相手にと同い年の私に声がかかった。私への養育費と我が家への援助金なども込みで。破格の条件に両親は一も二もなく了承し、もちろん私も、少しでも家計の手助けになるのならと了承しましたよ。
お屋敷に上がった当初はホームシックになったり、何もかもが我が家と違いすぎて、何をするにも慄き失敗の連続でしたが、お嬢様と接するうちに少しずつ心も癒されていきました。
今ではお嬢様のお世話をさせていただくことが私の生きがいとなっています。
燦燦と降り注ぐ陽の光。どこからともなく聞こえる小鳥のさえずり。時折吹く風に揺れる木々の葉擦れの音。お屋敷で体験するどれもが今の私の生活のすべてです。お嬢様に出会えた幸運に感謝しかありません。
未来の王太子妃という枷が外れたお嬢様に最上の幸せが訪れますように。
私はこれからも精一杯お嬢様にお仕えさせていただきます。
【 了 】
破棄ではなく王太子の有責での白紙撤回となり、婚約そのものがなかったことになった。こちらとしてはお嬢様の経歴に傷がつかなくて何よりです。
「お嬢様、よかったですね。望みが叶いましたね」
「そうね」
公爵邸のサンルームでお茶の時間。うららかな日差しのもと紅茶を嗜んでいたところに吉報が届いた。
憂いが消えたためか、柔和な表情で口角が緩み微かに微笑むお嬢様も美しい。
白魚のような白い指で茶器を操る優美な仕草や淡い金色の髪が陽光に溶け周りを金色の光で包む儚げな様は、まるで花の妖精のよう。
他の侍女たちもボーと見惚れて手が止まっている。それは日常茶飯事のことなので、今更咎められることもありませんが。お嬢様も気にされておりませんしね。
それは置いといて、あの件は翌日にも決定するかと思っていたので、一週間もかかってしまったのが、少々不満ではありますが。
それでも、白紙となったのでヨシとするところでしょうか。
なぜだか、あれだけ、派手に婚約破棄宣言していた王太子も渋っていたとか、わけわかりませんが。破談となれば、強力な後ろ盾がなくなるので正妃様と陛下もなかなか首を縦に振ることができなかったようですね。
それはそうでしょう。
側妃様は陛下の元婚約者。婚約者がいながらほかの令嬢と懇意になり婚約破棄をした挙句に結婚をしたのが今の正妃様で、正妃様の生家が伯爵家だったのがせめてもの救いだった。
どうにか結婚はしたものの、三年間子供に恵まれず、そこで元婚約者だった侯爵令嬢を側妃として娶ることになった。そして、すぐに側妃様は懐妊。その半年後に正妃様も懐妊。かくしてお二人の王子が誕生することとなった。
今では、側妃様には第三王子と第一王女がいる。正妃様には王太子一人。
なんとなく、策略めいたものを感じてしまいますが、追及することはやめておきましょう。政治はそれに関わる方々に任せるに限ります。
「今頃、側妃様は喜んでおいでかしら?」
紅茶を口に含み味わってから、音もなくカップにソーサーに戻したお嬢様がポツリと零す。
そのことについて思考を放棄したばかりだったので、動揺したけれど、ほんの少し、逡巡した後、私は遠慮がちに答えた。
「……そう、かもしれません」
「望む通りの結果はわたくしも同じ。ここにきて王太子教育を受けていなかったことも功を奏したわね。お父様のおかげだわ」
婚約後、すぐにでも王太子妃教育をとの要求をした王家に対して、娘が王太子教育で肩身の狭い思いをしないように公爵家で教育を施し送り出したいとの建前上の要望を出して王家側にその条件を呑ませた。公爵家としては少しでもリスクを排除しての婚約破棄を狙っていましたからね。
陛下も筆頭公爵家の後ろ盾をもらうために強制はできなかったようで、公爵家の言うとおりにするほかはなかったようです。約束では一年後に王太子妃教育は始まる予定でしたから、その前に今回の白紙撤回になったというわけです。
王太子がやらかしてくれてよかったです。そのことに関してだけは感謝ですね。
「王女殿下がお生まれになってから、陛下が側妃様のもとに、足繁く通っていらっしゃると喜んでおいででしたものね」
件の日、お嬢様を心配して下さった側妃様がお話しになったのは、ご自分のお子様のことでした。今年十歳になられる王女殿下と陛下とのエピソードの数々。内容はとても微笑ましいものでございました。
ただ、いかにご自分の子供が陛下から愛されているか、ご自分のことを大事に思ってくれているかなど……時折、毒ともとれるような優越感を潜ませながらではありましたが。
これがただ単に惚気だったのか、王太子の婚約者であるお嬢様に対しての嫌味だったのか、牽制だったのか……
「第一王子殿下はしっかりしたお方のようだから、これからは安泰ではないかしらね。収まるところに収まったような感じがするわ」
「そのほうがしっくりくるような気がしますね」
王太子は廃嫡となり今は謹慎の身。再教育をして結果次第で今後の身の振り方が決まるそう。当然ながら次の王太子は第一王子殿下に決定したようです。
ダンスパーティーでの采配を見れば至極妥当です。元王太子殿下よりも何倍も相応しいでしょう。
いじめられていたという男爵令嬢は被害届は提出したものの、三日後には学園を退学して修道院に入ったと旦那様からお聞きしました。
男爵家から被害届の取り下げ願いがあったそうで、それによりいじめの調査は打ち切りとなったそう。目撃者も現れず実体のないいじめだったので、取り下げは妥当だと思われます。
今回の件で学園側も管理体制を強化する方向で動いているようです。
事実であれ冤罪であれ、いじめは起きてほしくありませんから。
女で身を滅ぼす。廃嫡という憂き目にあった王太子。
もっと自分の立場を理解していれば、他の女にうつつを抜かすなどという愚行は犯さなかったでしょうに。自業自得としか言えません。
たった一人の王子が未来の政治の主役の舞台から転げ落ちてしまった。政争に敗れた正妃様の心情はいかばかりか。
息子の王太子としての地位は安泰ではなかったといつでも覆るものであったと今頃は嘆いていらっしゃるかもしれません。
後ろ盾がないからこそのお嬢様でしたのに……
これで、今回の婚約破棄騒動は決着がついたといってもよいのでしょう。
何かしらの陰謀が働いていたとしても、国が平和で安泰であればそれが何よりですからね。
「ところで、準備は進んでいるかしら?」
「はい。もちろんにございます。ご予定の日には出発できるように準備は済んでおります」
「そう、よかったわ。楽しみね」
お嬢様は来週の初めに隣国の帝国へと留学なさいます。私も侍女兼留学生として同行致します。これは一年前に決まっていたこと。王太子妃教育を引き延ばすための方策でもあったのですが、お嬢様は留学をとても楽しみにしていらっしゃったらしく、そのまま続行することになったのです。
「ふふっ。王太子殿下の婚約者ではないのですものね。わたくしはただの公爵令嬢だわ」
ゆっくりと庭へと視線を移すと、心底、嬉しそうな笑みを浮かべたお嬢様。
「お庭を散歩いたしませんか? 今日はとてもお天気がいいですし、良い気分転換になるかと思われます」
「そうね。わたくしもそう思っていたところだったのよ」
お嬢様と私は一緒に庭へ散歩に出かけました。
日差しが少し強いので日傘をお嬢様に差し向けながら、ゆっくりと庭の花々を見て回ります。お嬢様は花々の陰からちょこんと顔を出す小さな蕾にも目を向け愛おしそうに指に触れるお姿は、慈悲深い天使のようにも見えて、感慨深く胸が熱くなりました。
留学すればしばらくお屋敷を離れることになるので、少しでもお屋敷とこの庭の様子を目に焼き付けておきたいと思っていらっしゃるのかもしれません。
しばし、季節の花が咲き乱れる庭を二人で散策しながら、平穏な時間を満喫しました。
お嬢様の話し相手としてお屋敷に上がってから三年、侍女となってからは二年。
十七歳のお嬢様と同い年の私は公爵家ご夫妻のお慈悲で学園にも通わせてもらっています。
いわゆる貧乏な子爵家の上に子供が六人の子沢山。全員が学園に進学させるには厳しかった。
そこへ運よく遠縁だというローシャス公爵家から娘の話し相手にと同い年の私に声がかかった。私への養育費と我が家への援助金なども込みで。破格の条件に両親は一も二もなく了承し、もちろん私も、少しでも家計の手助けになるのならと了承しましたよ。
お屋敷に上がった当初はホームシックになったり、何もかもが我が家と違いすぎて、何をするにも慄き失敗の連続でしたが、お嬢様と接するうちに少しずつ心も癒されていきました。
今ではお嬢様のお世話をさせていただくことが私の生きがいとなっています。
燦燦と降り注ぐ陽の光。どこからともなく聞こえる小鳥のさえずり。時折吹く風に揺れる木々の葉擦れの音。お屋敷で体験するどれもが今の私の生活のすべてです。お嬢様に出会えた幸運に感謝しかありません。
未来の王太子妃という枷が外れたお嬢様に最上の幸せが訪れますように。
私はこれからも精一杯お嬢様にお仕えさせていただきます。
【 了 】
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