2 / 27
十八話 『カニの捕獲』
しおりを挟む
船員達と共に私と舞は蟹漁へと漁船に乗り込んだわけだが甲板はところどころ割れているし、マストは折れかけている。船の後部にあるモーターは焼かれているのか黒くなって穴が空いていた。
そもそも、こんな船で本当に漁できるのかな? 一抹の不安を抱きながらみんなの顔を見ていると、船員達30人ほどは大きなオールを手にして漕ぎ出す。特に問題ないんだよね……。
「あのっ……人力ですか?」
「そうだよ! この船は昔は何やら機械というもので動いていたアーティファクトだったようだが、壊れてしまってな。今はみんなで力を合わせて漕いでいる。この世界は魔法を後方に打ち出して船を進めるか、人力、もしくはアーティファクトの三種類の船があるんだよ!」
「もし巨大なモンスターに遭遇したらどうなるの? 私達こんなとこで死にたくないわ。もし危険かな目に合わせたらどうなるか分かってるんでしょうね?」
舞は大きな胸を強調させるように腕を組んで船員達に睨みをきかせている。
その時だ。
「おーい! やばいぞ。こっちに向かってる。今まで見た事もないくらいの大きさだ! 横幅50メートルのカニだあああああー!」
興奮した船員の声に船長が落ち着いた様子で帽子を深く被り直すと。
「ものどもおおおー、槍をなげろおおおおお!」
と、大声を張り上げ、その声に従い船員が10メートルはあろう先端に赤い尖った宝石の付いた槍を砲台にセットしていく。
五つの大きな槍が次々とカニへ向かって打ち込まれていく。
「凄い! これが当たれば、カニもひとたまりもないハズ。私も何かお手伝いして、カニを分けてもらわないといけないんだから」
「ツグミこっちよ!」
舞の呼びかけた方へ向かうと、砲台にむっちりとしたオシリで跨り、発射のレバーに手をかける舞の姿があった。
――そうよ! 私達の槍がカニに当たればいいんだわ!
つまり私達が攻撃した槍でカニに致命傷を与えられれば、船員達も納得して気持ちよくカニの素材を分けてもらえるというわけだ。 もちろんハンバーガーショップのまどかのおじいさんであるシェフにも分けてあげなければならない。
それにしてもこの砲台の専任はどこに行ったの?
「早く脚を揉みなさいよ! 私は立ちっぱなしで脚が浮腫んだじゃないどうしてくれるのよ!」
舞は砲台に長い脚を垂らしながら、厳しく船員を叱りつけるとその砲台の二人は怯えながら舞の透き通った白い脚を鼻の下を伸ばしながら揉んでいく。
脚をせっせと揉む船員達は頬を赤く染めながら顔をチラチラあげてその透けるふっくらした胸を見ようとするが、理性が働くのかたまにちらっと見るのに留めているようだ。
――なにやってんのよ。早く撃たないと私達の取り分が無くなってしまう。
「マイっ、船員さんに何やらせてんのよ! そんなことより早く撃たないと!」
後方から大波のような海水が飛んできた。
「うわぁぁぁぁああああー」
カニがハサミで海の表面を横から水切りのように切ると大量の海水が次々とこちらに向かって飛んできている。
こちらは船の後方なのでまだ影響は少ないが、直接海水を当てられた船員は海へと弾き飛ばされていた。
「あー、もうっ! 服がビショビショじゃないの! どうしてくれるのよ! あんた責任取りなさいよ!」
舞は脚を揉ませる船員の首根っこを掴むとさらにわけの分からないことを言い出す。船員は頬を赤く染めて俯く。
そういう舞の服は海水で透けて大きな胸が見えている状態になっていた。
「舞っ。ふくっ透けてるし、何で透ける水着みたいな服きてるのよ!」
両手を握りしめ興奮気味の私に向かってカニが飛ばした海水の塊がヒットした。
「あああああーっ」
ドッボーン!
「あっ、あっ……」
海水は冷たくて、私泳げない。
「マイイイイイイーっ、助けてー!」
「つぐーっ!」
甲板の上にいたマイや船員が、それと同時に海に飛び込むのが一瞬見えた気がした。もうそれどころじゃない、
わああああああっ、死んじゃうよー。何か、何か捕まるものないの? 海の中でジタバタするものの、やばい沈んでいく……。
なにかに抱きかかえられた気がした。船員かな。目を少しあげると必死に私を抱える舞の姿があった。
「ごめん、マイっ……」
「いいのよ! 私達パーティーなんだから。この先どんなことがあっても私があなたを守るわ!」
ウインクしながら、私に声をかけてくれる。
船にいた船員が浮き輪を投げてくれて私達は何とか上がることができた。
――この人見かけによらず、信用できるのかもしれない。
そうこうしていると、誰かの投げた槍がカニに当たり、歓声が湧き上がる。
私も一矢報いないと、フラフラになりながら砲台へと歩く私をマイが……支えてくれて、二人で槍の発射スイッチを押した。
ドーン! という打ち出し音とともに、カニのお腹を貫いた。
「やったああああああー!」
「やったわね!」
「バカやろう! カニ味噌があああああー」
船首の方で船長が膝を落としブチ切れていた。
弱ったカニどうやって捕まえるのよ? カニは海面にぷかぷかと浮かんでいた。私達の攻撃が致命傷になったようだ。
「カニがデカすぎる。今回は残念だが、回収は不可能だ」
船長は私達の方へと走ってきてこんなことを言い出した。
「何とか半分だけでも持って帰れませんか? 必要なんです。あ、そうだ。待ってくださいね」
私はポケットに入っていた銃に蜘蛛の糸の粉を入れるとカニ目掛けて引き金を引いた。
糸がカニの胴体部分に絡まる。
「ものどもおおおおー、あの糸にロープを取り付けおおおおおおー!」
船でカニを引っ張る形でようやくカニの回収の目処がたった。
港に帰る。
甲板で疲れきった私達は雑魚寝して空を仰ぎ見ていた。船員はぶどう酒を注ごうとしたが私は飲めないし、隣でマイはジョッキになみなみと注がれたお酒を何杯も飲んでいるようだった。
皆と談笑するマイを見てると、 私の思い過ごしだったみたい。人は見かけによらないっていう典型例なのかともおもえてくる。
ぶどう酒で完全にできあがったマイは立ち上がり、
「はー疲れたわ! 私の敷布団になりたいものは裸になり地べたに寝そべりなさい!」
背中に括り付けたムチを取り出し甲板をピシャリとひと打ちする。
「俺がなるぜー」
「いやいや、ここは俺がやるから、お前はひっこんでろ!」
「よっしゃ寝たぞー。早いもん勝ちだー!」
お酒で酔っ払った屈強な男たちは上着を脱ぎ甲板に寝そべり始めた。
――はあ……。やっぱりマイは変。でもこれから始まる冒険にこんな仲間が一人いてもいいのかな? いざと言う時頼りになるし……。
空を仰ぎ見るといつの間にか、白いひつじ雲が穏やかに青空を駆け巡っていた。
まずは1個目。『カニ味噌の粉』が作れそう。このカニを加工すれば手に入るよね。あと九個! このペースで一刻も早く素材を集めていかなきゃ。
そもそも、こんな船で本当に漁できるのかな? 一抹の不安を抱きながらみんなの顔を見ていると、船員達30人ほどは大きなオールを手にして漕ぎ出す。特に問題ないんだよね……。
「あのっ……人力ですか?」
「そうだよ! この船は昔は何やら機械というもので動いていたアーティファクトだったようだが、壊れてしまってな。今はみんなで力を合わせて漕いでいる。この世界は魔法を後方に打ち出して船を進めるか、人力、もしくはアーティファクトの三種類の船があるんだよ!」
「もし巨大なモンスターに遭遇したらどうなるの? 私達こんなとこで死にたくないわ。もし危険かな目に合わせたらどうなるか分かってるんでしょうね?」
舞は大きな胸を強調させるように腕を組んで船員達に睨みをきかせている。
その時だ。
「おーい! やばいぞ。こっちに向かってる。今まで見た事もないくらいの大きさだ! 横幅50メートルのカニだあああああー!」
興奮した船員の声に船長が落ち着いた様子で帽子を深く被り直すと。
「ものどもおおおー、槍をなげろおおおおお!」
と、大声を張り上げ、その声に従い船員が10メートルはあろう先端に赤い尖った宝石の付いた槍を砲台にセットしていく。
五つの大きな槍が次々とカニへ向かって打ち込まれていく。
「凄い! これが当たれば、カニもひとたまりもないハズ。私も何かお手伝いして、カニを分けてもらわないといけないんだから」
「ツグミこっちよ!」
舞の呼びかけた方へ向かうと、砲台にむっちりとしたオシリで跨り、発射のレバーに手をかける舞の姿があった。
――そうよ! 私達の槍がカニに当たればいいんだわ!
つまり私達が攻撃した槍でカニに致命傷を与えられれば、船員達も納得して気持ちよくカニの素材を分けてもらえるというわけだ。 もちろんハンバーガーショップのまどかのおじいさんであるシェフにも分けてあげなければならない。
それにしてもこの砲台の専任はどこに行ったの?
「早く脚を揉みなさいよ! 私は立ちっぱなしで脚が浮腫んだじゃないどうしてくれるのよ!」
舞は砲台に長い脚を垂らしながら、厳しく船員を叱りつけるとその砲台の二人は怯えながら舞の透き通った白い脚を鼻の下を伸ばしながら揉んでいく。
脚をせっせと揉む船員達は頬を赤く染めながら顔をチラチラあげてその透けるふっくらした胸を見ようとするが、理性が働くのかたまにちらっと見るのに留めているようだ。
――なにやってんのよ。早く撃たないと私達の取り分が無くなってしまう。
「マイっ、船員さんに何やらせてんのよ! そんなことより早く撃たないと!」
後方から大波のような海水が飛んできた。
「うわぁぁぁぁああああー」
カニがハサミで海の表面を横から水切りのように切ると大量の海水が次々とこちらに向かって飛んできている。
こちらは船の後方なのでまだ影響は少ないが、直接海水を当てられた船員は海へと弾き飛ばされていた。
「あー、もうっ! 服がビショビショじゃないの! どうしてくれるのよ! あんた責任取りなさいよ!」
舞は脚を揉ませる船員の首根っこを掴むとさらにわけの分からないことを言い出す。船員は頬を赤く染めて俯く。
そういう舞の服は海水で透けて大きな胸が見えている状態になっていた。
「舞っ。ふくっ透けてるし、何で透ける水着みたいな服きてるのよ!」
両手を握りしめ興奮気味の私に向かってカニが飛ばした海水の塊がヒットした。
「あああああーっ」
ドッボーン!
「あっ、あっ……」
海水は冷たくて、私泳げない。
「マイイイイイイーっ、助けてー!」
「つぐーっ!」
甲板の上にいたマイや船員が、それと同時に海に飛び込むのが一瞬見えた気がした。もうそれどころじゃない、
わああああああっ、死んじゃうよー。何か、何か捕まるものないの? 海の中でジタバタするものの、やばい沈んでいく……。
なにかに抱きかかえられた気がした。船員かな。目を少しあげると必死に私を抱える舞の姿があった。
「ごめん、マイっ……」
「いいのよ! 私達パーティーなんだから。この先どんなことがあっても私があなたを守るわ!」
ウインクしながら、私に声をかけてくれる。
船にいた船員が浮き輪を投げてくれて私達は何とか上がることができた。
――この人見かけによらず、信用できるのかもしれない。
そうこうしていると、誰かの投げた槍がカニに当たり、歓声が湧き上がる。
私も一矢報いないと、フラフラになりながら砲台へと歩く私をマイが……支えてくれて、二人で槍の発射スイッチを押した。
ドーン! という打ち出し音とともに、カニのお腹を貫いた。
「やったああああああー!」
「やったわね!」
「バカやろう! カニ味噌があああああー」
船首の方で船長が膝を落としブチ切れていた。
弱ったカニどうやって捕まえるのよ? カニは海面にぷかぷかと浮かんでいた。私達の攻撃が致命傷になったようだ。
「カニがデカすぎる。今回は残念だが、回収は不可能だ」
船長は私達の方へと走ってきてこんなことを言い出した。
「何とか半分だけでも持って帰れませんか? 必要なんです。あ、そうだ。待ってくださいね」
私はポケットに入っていた銃に蜘蛛の糸の粉を入れるとカニ目掛けて引き金を引いた。
糸がカニの胴体部分に絡まる。
「ものどもおおおおー、あの糸にロープを取り付けおおおおおおー!」
船でカニを引っ張る形でようやくカニの回収の目処がたった。
港に帰る。
甲板で疲れきった私達は雑魚寝して空を仰ぎ見ていた。船員はぶどう酒を注ごうとしたが私は飲めないし、隣でマイはジョッキになみなみと注がれたお酒を何杯も飲んでいるようだった。
皆と談笑するマイを見てると、 私の思い過ごしだったみたい。人は見かけによらないっていう典型例なのかともおもえてくる。
ぶどう酒で完全にできあがったマイは立ち上がり、
「はー疲れたわ! 私の敷布団になりたいものは裸になり地べたに寝そべりなさい!」
背中に括り付けたムチを取り出し甲板をピシャリとひと打ちする。
「俺がなるぜー」
「いやいや、ここは俺がやるから、お前はひっこんでろ!」
「よっしゃ寝たぞー。早いもん勝ちだー!」
お酒で酔っ払った屈強な男たちは上着を脱ぎ甲板に寝そべり始めた。
――はあ……。やっぱりマイは変。でもこれから始まる冒険にこんな仲間が一人いてもいいのかな? いざと言う時頼りになるし……。
空を仰ぎ見るといつの間にか、白いひつじ雲が穏やかに青空を駆け巡っていた。
まずは1個目。『カニ味噌の粉』が作れそう。このカニを加工すれば手に入るよね。あと九個! このペースで一刻も早く素材を集めていかなきゃ。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ
鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。
それが約50年前。
聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。
俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
でも…英雄は5人もいらないな。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる