4 / 7
四話 『男性キャラ 粗暴』
しおりを挟む
今回は男性キャラの粗暴なキャラの口調編です。誰しも真面目で素直で優しい自分自身の分身のようなキャラを想像したいと思うのは親心ではありますが、なかなかそんなうまくはいきません。
いい子ぶっちゃってと思われるのが関の山です。今回はそれではいけませんので泣く泣く粗暴なキャラを作ります。粗暴でクズのようなキャラが小さな良いことをすれば皆はおーーっと声に出すことでしょう。
逆にいつもいい子が悪いことをするとあーやっぱりか。これは普段いい子にしてみたらなんと理不尽な話ではないでしょうか。
話が長くなりそうなので早速行きましょう。
コツは語尾に『じゃ』を入れることです。邪ではありません。よこしまな心を持つじゃをいれることでそれっぽくなるから不思議な話です。
──なんじゃないのか?
──なんじゃねーの
──じゃねーか
と、このような形でやってみましょう。
では早速練習いってみます。
「最近エリカ調理悪いんじゃねーの?」
「どうして分かったの?」
エリカは青ざめた表情でこちらを見ている。
「体育館でちらっと見てたが、足を引きづっているじゃねーか。大会近いからって無理しやがって」
「何でユウキに心配してもらわなきゃならないのよ!」
エリカは興奮して顔を真っ赤にして、俺に掴みかかってきそうだった。
「分かるだろ。俺たち付き合ってるんじゃないのか? 心配して何が悪いんだ。大会とかどうでもいいんだ。俺はお前の事が心配なんだよ。無理するなよ」
まだエリカは高校1年生だここで無理して脚を悪くしても意味がない。大会は3年生しか出れないのだから。なぜここまで頑張るのか俺には理解できない。
「だって私、レギュラーに選ばれたから、やるしかないのよ!」
そうだ。エリカは中学の頃からバレーボールが得意で全国でも名の知れたセッターだった。だからといってここで無理して脚を悪くしたらその後の選手生命は終わるんじゃないのか?
「ちょっと待ってくれ! もし後遺症でも残ったらその後の俺とのデートとか将来のこととかどうするんだよ。確かにお前の力ならもしかして五年後、十年後に全日本にえらばれれるかもしれん。だからこそ、ここでしっかり治しておくのも大切な事なんじゃないのか?」
俺は拳を作り、力説する。多少鼻の穴が大きく膨らんでいたかもしれない。
「ユウキ、分かったわよ。今回の大会は他の人にレギュラー譲るわね。ユウキのクセになかなか言うようになったわね」
俺たちは部活を今日は放棄して二人でデートしに行く。たまにはこんな時間も作りたくてついついあつくなっちまったじゃねーか。
いい子ぶっちゃってと思われるのが関の山です。今回はそれではいけませんので泣く泣く粗暴なキャラを作ります。粗暴でクズのようなキャラが小さな良いことをすれば皆はおーーっと声に出すことでしょう。
逆にいつもいい子が悪いことをするとあーやっぱりか。これは普段いい子にしてみたらなんと理不尽な話ではないでしょうか。
話が長くなりそうなので早速行きましょう。
コツは語尾に『じゃ』を入れることです。邪ではありません。よこしまな心を持つじゃをいれることでそれっぽくなるから不思議な話です。
──なんじゃないのか?
──なんじゃねーの
──じゃねーか
と、このような形でやってみましょう。
では早速練習いってみます。
「最近エリカ調理悪いんじゃねーの?」
「どうして分かったの?」
エリカは青ざめた表情でこちらを見ている。
「体育館でちらっと見てたが、足を引きづっているじゃねーか。大会近いからって無理しやがって」
「何でユウキに心配してもらわなきゃならないのよ!」
エリカは興奮して顔を真っ赤にして、俺に掴みかかってきそうだった。
「分かるだろ。俺たち付き合ってるんじゃないのか? 心配して何が悪いんだ。大会とかどうでもいいんだ。俺はお前の事が心配なんだよ。無理するなよ」
まだエリカは高校1年生だここで無理して脚を悪くしても意味がない。大会は3年生しか出れないのだから。なぜここまで頑張るのか俺には理解できない。
「だって私、レギュラーに選ばれたから、やるしかないのよ!」
そうだ。エリカは中学の頃からバレーボールが得意で全国でも名の知れたセッターだった。だからといってここで無理して脚を悪くしたらその後の選手生命は終わるんじゃないのか?
「ちょっと待ってくれ! もし後遺症でも残ったらその後の俺とのデートとか将来のこととかどうするんだよ。確かにお前の力ならもしかして五年後、十年後に全日本にえらばれれるかもしれん。だからこそ、ここでしっかり治しておくのも大切な事なんじゃないのか?」
俺は拳を作り、力説する。多少鼻の穴が大きく膨らんでいたかもしれない。
「ユウキ、分かったわよ。今回の大会は他の人にレギュラー譲るわね。ユウキのクセになかなか言うようになったわね」
俺たちは部活を今日は放棄して二人でデートしに行く。たまにはこんな時間も作りたくてついついあつくなっちまったじゃねーか。
0
あなたにおすすめの小説
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる