淫美な虜囚

ヤミイ

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7 淫らな試験②

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 こうなったら、もう、選択の余地はなかった。

 その”試験”とやらに合格することで賠償金が免除されるなら、僕に抗う道など残されていない。

 セーターとシャツを脱ぎ、上半身裸になった。

 次にズボンに手をかけ、ベルトをゆるめて、ファスナーを下げ、一気に足元まで引き下ろす。

 ブリーフ一枚の姿で、両手で前を隠し、僕は立ち尽くした。

 恥ずかしい。

 どうして、こんなことを?

 寒くはないが、羽を毟られた鳥の雛にでもなった気分だった。

 最後の一枚を脱げないでいると、

「それもだ。全裸になれって言っただろう?」

 冷たい口調で、翔が僕をなじった。

 屈辱に身を震わせながら、しぶしぶブリーフを脱ぎ捨てた。

 隠されていた下腹に、空気が当たった。

 カアっと頬が熱くなる。

 僕は今、生まれたままの姿を、翔の前に曝け出しているのだ。 

「前を隠すんじゃない。手は後ろ手組め。よし、そのままじっとしてるんだ」

 長い脚をほどいてソファから立ち上がると、翔が近づいてきた。

「ほう、思ったより立派だな」

 目の前に立つと、僕の股間を見つめて、感心したような声を出す。

「素晴らしい。身体はいまだ中学生サイズだが、性器は十分に大人じゃないか。見たところまだ仮性包茎のようだが、まあ、それはこれからの調教でなんとでもなる。後はこれできちんと剃毛すれば、巧君、きみの躰はまさに僕の理想そのものだ」

 僕は首のつけ根まで赤くなった。

 翔の指摘は、僕のコンプレックスの元凶でもあった。

 僕は、自分の体の中で、唯一醜いその部分を恥じていた。

 そこだけ全体的に黒ずんでいて、躰の割に大きすぎるのだ。

 だから、トイレで用を足す時も、いつも隣に誰かが立つのが恐怖でならなかった。

 他人に見られたりしたら、手ひどくからかわれるに決まっているからだ。

 が、翔はなぜか僕のその部分がいたくお気に召したようだった。

 やおら手を伸ばすと、だらりと下がった僕の分身を手のひらで包み、そっと握ってきた。

「あうっ」

 僕は思わず身体をふたつに折った。

 これまで他人に触れられたことのない部分を、いきなり握られたのだ。

 その異様な感触に、瞬間、頭の中が真っ白になった。

「じゃ、試験を始めるよ」

 僕の分身から手を離して、翔が言った。

「胸を張って、目をつぶれ」

「い、いったい、な、なにを…?」

「いいから、言う通りにするんだ」

「…わ、わかったよ」

 躰が熱い。

 こんな恥ずかしい姿を他人に見られている。

 そう意識すると、頭がぼうっとなってきた。

 眼を閉じたとたん、始まった。

「いい子だ」

 そうささやくなり、いきなり翔が、僕の裸体を手のひらで撫で回し始めたのだ。

 
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