淫美な虜囚

ヤミイ

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139 剃毛儀式⑧

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 姉さんの可憐な唇からこぼれた”射精”なるひと言に、僕のペニスがびくんと鎌首を持ち上げる。

 姉さんの清楚な外観と淫らな語彙のギャップに、僕は目がくらむような快感を覚えてしまう。

 それは例えて言えば、美人教師が授業中にふいに淫らな言葉を発するようなものだ。

「ば、馬鹿にするなよ…。たかが姉貴に、握られたぐらいで…」

 虚勢を張ってみたが、包皮の剥けた亀頭の先から滲むカウパー腺液は止められない。

 横を向き、真っ赤になって快感に耐え続ける僕に、畳みかけるように姉さんが言う。

「そうよね。巧の躰は翔さまのもの。もちろん、このおちんぽも、扱くと噴き出すあの濃いミルクも。姉さん、ちょっと妬けちゃうわ。だって、翔さまったら、巧の裸に触れると、見境がなくなって、凌辱に夢中になってしまわれるのですもの…。あの翔さまをそこまで虜にできるなんて、本当に、うらやましい…」

 姉さんの嫉妬の種類が自分のものと似ていることに気づき、僕はハッとする。

 僕ら姉弟は、どちらも相手に翔を盗られることに怯えているのだ。

 僕は姉さんに翔を盗られたくないし、姉さんは僕に…。

 でも、と思う。

 そこには根本的な差があることを、僕は知っている。

 翔に言わせると、

 ”姉さんは翔のパートナーで、僕はふたりの性奴隷”

 ということになる。

 奴隷が女主人と男主人の仲に嫉妬するなんてことが、はたして許されるのだろうか…。

 怒りで手に力が入ったのか、姉さんの締めつけが強くなり、僕は無意識に自ら180度股倉を開き、あられもなく勃起性器を露出する。

 そしてヌルヌルに光る亀頭の先を姉さんの鼻が掠めると、痺れるような快感に、

「あんっ」

 と、ついつい甘い声を漏らしてしまう僕なのだった…。
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