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256 禁断の秘密パーティ①
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姉さんに洗濯ばさみを外され、僕に双頭バイブを抜かれると、翔はふらふらと浴室に立って行った。
やがて淫らなTフロントショーツ一枚の姿で戻ってくると、その上に直接和服を身に着けた。
来た時とは大違いの、始終伏し目がちな態度は何か卑屈なものさえ感じさせるほどだった。
「また連絡するよ」
玄関口で僕らにそう告げた翔だったが、結局最後まで、視線を合わせないままだった。
家の前まで迎えに来ていた黒いリムジンに乗り込み、去っていく翔を見送ると、
「だいぶ薬が効いたみたい」
家の中に戻り、居間のソファで向かい合うなり、コーヒーカップを手に、姉さんが言った。
「これであなたも解放されるかもしれない。あいつの奴隷契約から」
「姉さん・・・」
目の前に置かれたコーヒーカップに口をつけたところで、僕は目を上げた。
「じゃあ、あれは、最初から計画してたことだっていうの?」
ご主人様である翔のアシスタントになったふりをして、最後の最後で裏切り、彼自身を性奴隷に堕とすー。
姉さんは、そこまで考えていたというのだろうか。
「まあね」
美味しそうに淹れたてのコーヒーを啜り、姉さんがうなずいた。
「誰が自分の弟を奴隷にしたいと思うわけ? あんたを囮にしたのは、最終的にあいつを嵌めるため」
「でも、そんなことしたら、交通事故の賠償金が・・・」
そもそも、僕が翔と奴隷契約を結ぶことになったのは、そのせいなのだ。
自分の身を売ることによって、彼の祖父を怪我させた僕の罪を贖うー。
それが僕と翔が交わした契約の内容なのだから。
「わかってる」
姉さんが力強くうなずいた。
「だからあとひと押し、必要なの。そこで、これ。見て」
そう言って、自分のスマホを僕の前に置く。
画面に出ているのは、地図だった。
どうやら、この近辺のものらしい。
その地図の中を、赤い点が動いている。
「まさか、これ・・・?」
目顔でたずねると、
「そう。あいつの乗った車。持ってた鞄にGPSを仕込んでやったんだ」
不敵に笑って僕を見た。
「これからふたりで後をつけるの。あんたも興味あるでしょ。あいつの言ってた、パーティってやつ」
やがて淫らなTフロントショーツ一枚の姿で戻ってくると、その上に直接和服を身に着けた。
来た時とは大違いの、始終伏し目がちな態度は何か卑屈なものさえ感じさせるほどだった。
「また連絡するよ」
玄関口で僕らにそう告げた翔だったが、結局最後まで、視線を合わせないままだった。
家の前まで迎えに来ていた黒いリムジンに乗り込み、去っていく翔を見送ると、
「だいぶ薬が効いたみたい」
家の中に戻り、居間のソファで向かい合うなり、コーヒーカップを手に、姉さんが言った。
「これであなたも解放されるかもしれない。あいつの奴隷契約から」
「姉さん・・・」
目の前に置かれたコーヒーカップに口をつけたところで、僕は目を上げた。
「じゃあ、あれは、最初から計画してたことだっていうの?」
ご主人様である翔のアシスタントになったふりをして、最後の最後で裏切り、彼自身を性奴隷に堕とすー。
姉さんは、そこまで考えていたというのだろうか。
「まあね」
美味しそうに淹れたてのコーヒーを啜り、姉さんがうなずいた。
「誰が自分の弟を奴隷にしたいと思うわけ? あんたを囮にしたのは、最終的にあいつを嵌めるため」
「でも、そんなことしたら、交通事故の賠償金が・・・」
そもそも、僕が翔と奴隷契約を結ぶことになったのは、そのせいなのだ。
自分の身を売ることによって、彼の祖父を怪我させた僕の罪を贖うー。
それが僕と翔が交わした契約の内容なのだから。
「わかってる」
姉さんが力強くうなずいた。
「だからあとひと押し、必要なの。そこで、これ。見て」
そう言って、自分のスマホを僕の前に置く。
画面に出ているのは、地図だった。
どうやら、この近辺のものらしい。
その地図の中を、赤い点が動いている。
「まさか、これ・・・?」
目顔でたずねると、
「そう。あいつの乗った車。持ってた鞄にGPSを仕込んでやったんだ」
不敵に笑って僕を見た。
「これからふたりで後をつけるの。あんたも興味あるでしょ。あいつの言ってた、パーティってやつ」
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