淫美な虜囚

ヤミイ

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476 色欲地獄へ⑦

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 でも、おそらくもう、無理だ・・・。

 画面いっぱいに映る翔の性器を憑かれたように見つめながら、僕は絶望的な気分になる。

 僕らの間にある、越え難い高い壁。

 それは、主人と奴隷という、身分の差なのである。

 あのショーの時みたいに、僕が性玩具に徹する限りは、僕と翔のセックスは可能だろう。

 僕がさっきのような肉ドリルや、あるいは肛門と直腸だけでできた人肉オナホールに成り果てるとするならばー。

 それはそれで、気持ちがいい。

 それこそ何度も連続して絶頂に達し、精巣が涸れ果てるまで射精が止まなくなるくらいー。

 けれどそいつは、僕が思い描くような、対等の性行為とは言えないのだ。

 恋人同士のように抱き合って、お互いの猛り立った体の一部を擦り合わせたりー。

 ベッドの上で、代わる代わる四つん這いになって、お尻に愛情を籠めて陰茎を挿入し合ったりー。

 そんなことは、最初の出会いの時から、無理な話だったのだ。

 僕はただ、翔にお金で買われただけのペット。

 いや、愛玩動物以下の、生きたアダルトグッズみたいなものなのだからー。

 翔は僕の恥部を観たいと言う。

 一見、愛の告白にも思えるその台詞。

 でも、そんなことで舞い上がるほど、僕は甘くない。

 姉さんとふたりで、これまで翔が僕にしてきた仕打ちー。

 それはとても愛情と呼べるものではなかったのだー。

「翔さまもああ言っておられる。ちょっとあのカメラを調整させてくれないかい?」

 明るい声で陽が司会者に呼びかける。

 陽の指先にあるのは、天井の隅に設置された監視カメラみたいな機材だった。

「あのカメラで撮り込んだ映像、翔さまの所に届くと同時に、そのノートパソコンにも映ってるんだよね? ちょっと僕に見せて。やってあげるから」

 なるほど。

 陽の言葉通り、司会者の前の縁台には黒いノートPCが乗っている。

「わかりました。お願いします」

 司会者が一歩下がると、紐水着の前をギンギンに強張らせたスレンダーボディの陽が、長い肢を交互に動かし、悠々と台に歩み寄った。

 

 
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