淫美な虜囚

ヤミイ

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477 色欲地獄へ⑧

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 陽が傍らに立つと、司会者の視線が戸惑うように揺れるのがわかった。

 無理もない。

 ここではショーの黒子の片割れに過ぎない陽だが、元はと言えば男性専門のホストなのである。

 その肢体はスレンダーながらも蠱惑的で、少年ぽっさを残した顔はよく見るとアイドル並みの美形ときている。

 翔ほどのカリスマ性はないけれど、夜の世界ではそれなりに人気者であるに違いない。

 一人だけ白いスーツの上下を着た司会者が、たまりかねたように右手を伸ばし、猛り立つ陽の恥棒に触れるのが見えた。

 気づいているはずなのに陽は何の反応も示さず、慣れた手つきでキーボードを操作する。

 相手が抵抗しないことに勇気を得たのか、頬を真っ赤に染めて司会者が陽の紐水着の下から肉棒を引き出した。

 びよ~ん。

 引きずり出された肉棒が、跳ね上がるように斜め上を指す。

 僕のとも翔のとも違う形状のその器官は、先の鋭いペンシル型ミサイルに似ていた。

「これでどうですか?」

 捜査が終わったのか、陽がくるりとノートパソコンを回して、モニター画面を僕らに向けた。

 司会者にナマでペニスを扱かれているにもかかわらず、平然とした顔つきをしている。

 さすが、日頃から愛撫に慣れているプロの男娼だ。

「いいんじゃない?」

 画面に目を凝らし、丸見えの乳白色の下乳の下で腕を組んだ姉さんがうなずいた。

 PCの画面に映るのは、ちょうど僕らのいる円テーブルのあたりだった。

「誰かコイツを翔からよく見えるようにしてやって」

 姉さんが僕を顎でしゃくって誰にともなくそう言うと、

「俺らに任せな」

 先ほどの角刈り男が白人ハーフの巨漢を従え、歩み出て僕の両側に立つ。

「せーの!」

 両方のしりっぺたと内腿をそれぞれの両手で掴まれたかと思うと、次の瞬間、かけ声とともに、持ち上げられた。

 V字開脚の姿勢で、躰が軽々と宙に浮く。

 そのまま円テーブルの上に載せられ、更に足を両側に広げられると、

 ぶるん、ぶるん。

 肉でできた野球のバットのような僕の恥ずかしい勃起器官が、観客たちの視線を一身に浴び、烈しく揺れ動いた。
 
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