淫美な虜囚

ヤミイ

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522 地下迷宮⑯

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 もう、めちゃくちゃだった。

 四方八方から浴びせられる水流に、僕は全身に性感帯を刺激され、プールの底をのたうちまわった。

 けれど、射精はできなかった。

 まだ十分精液が生産されていないのか、絶頂に達したかと思っても、性器からは何もでなかったのだ。

 むろん、気持ちよくなると自然に分泌される、先走り汁、つまり、あのカウパー腺液をのぞいて、だが・・・。

 どれだけ放水が続いたのか・・・。

 息も絶え絶えになって横たわる僕を、いつのまにか三人が取り囲んでいた。

 放水はすでに止んでいて、三人ともホースを手にしていない。

 その代わりに、陽の手に、奇妙な物体が握られていた。

 子どもの腕ほどもある、太くて長い透明な円筒である。

 円筒のに先はゴムのチューブがついていて、尻の部分はシリンダーになっている。

 透明な筒の中は、同じく色のない液体で満たされている。

 紐状の長いゴムのチューブは、床に着かないように、陰が持っている。

 チューブの先端は尖っていて、なんだか乳首に似た形をしていた。

「さあ、そろそろ、本番、始めようか」

 意識を取り戻した僕を見下ろして、含みのある口調で陽が言った。

「巧君、性奴隷なら、これ、なにかわかるよね?」

 僕は頬を赤らめた。

 躰の芯に、うずきが生じたようだった。

 翔とのひととき。

 特別だったあの”時間”が脳裏にフラッシュバックする。

 かすかにうなずくと、畳みかけるように、陽が言った。

「なら、命令されなくても、自分がどんな体位を取ったらいいか、わかるはずだよね?」
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