淫美な虜囚

ヤミイ

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523 地下迷宮⑰

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「う、うん・・・」

 ここでもう一度、犬の恰好をするのは簡単だった。

 あの時もそうだったのだ。

 が、身体を反転させ、四つん這いになろうとした、その瞬間、

「待って」

 陽が止めた。

「たまには違う体位でやってみようよ」

「え?」

 姉さんが陽を見る。

「例えばさ。ほら、陰、手伝ってあげて」

 言われて、弟の陰が僕の横に立つ。

「巧君も立ち上がっていいよ」

「そ、そうなの・・・?」

 おそるおそる腰を上げ、二本の足でプールの底に立った。

 久しぶりに、人間扱いされた気がする。

 と、陰が僕の右の太腿を指でつんつんつついてきた。

「そのまま、右足を、陰に預けて、上げられるだけ、上げてみて」

「こ、こう?」

 言われた通り、右足を宙に浮かせると、陰がふくらはぎを両手で掴み、真っ直ぐに持ち上げた。

「わっ」

 倒れそうになったところに陽が駆け寄り、僕の左腋に手を入れてきた。

「右足はできるだけ垂直に。そうだね、バレエの練習みたいに。巧君は躰が柔らかいから、できるだろ?」

「う、うん・・・」

 僕は、右足を体側につけて、両手で抱く格好になった。

「なるほど」

 プールの底に降りて来た姉さんが、剥き出しになった僕の肛門に顔を近づけて、言った。

「この体勢なら、穴が自然に開いて入れやすいわね」

 いつのまにか、注射器は姉さんの手に渡っている。

「しかも」

 陽が空いたほうの手で、僕の股間から斜め上にそそり立つ肉柱をぶるんと上下に動かしてみせた。

「こっちのほうが、ペニスの様子がよく見える」

 うう・・・。

 陽に弾かれた瞬間、勃起陰茎に快感の電気が走り、僕は小さく呻いていた。

 確かに、これはいい・・・。

 バレリーナの恰好で右足を直立させ、陰茎も肛門を曝け出した僕。

 注射器で犯されるには、絶好の体位じゃないか・・・。

「お姉さま、挿入は貴女にお任せします」

 おどけた仕草でお辞儀をして、恭しく陽が言った。

「元は弟君だったこの性奴隷の恥ずかしいアナルに、思う存分、その注射器で下剤を注入してやってくださいな」
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