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♠19 バスの中の脅威⑧
しおりを挟む「え・・・?」
抵抗する暇もなかった。
少年の顔が、だしぬけに私の股間に被さってきた。
「あっ」
柔らかいものが、濡れた亀頭の先を包みこむ。
そのまま、ぬるぬると包皮を押し下げて半ばほどまで肉筒を咥え込んできた。
「くう・・・」
私は首をのけぞらせ、うめいた。
痺れる。
怒張した肉の棒を中心に、愉楽の痺れの範囲が、同心円状に拡大していくようだった。
少年の舌が動く。
巧みな舌遣いに、私はすっかり抵抗する気力を奪われてしまっていた。
この子、慣れてる・・・。
頭の隅で、ちらっと思った。
学校で、クラスメイトや後輩に、いつもこんなことをしているのだろうか。
更衣室で、体育倉庫で、放課後の理科準備室で・・・。
その妄想に、私自身が興奮する。
バスの座席でもこうなのだから、学校で襲われたりしたら、どんなにか感じてしまうことだろう。
にゅるっ。
陰嚢の裏で、ヴァギナが蠢いた。
盛り上がった二枚の唇がかすかに開閉し、生暖かい愛液を滴らせるのがわかった。
右手で私の勃起ペニスを扱きながら、少年が左手を陰嚢に伸ばしてきた。
忘我の境地に陥りかけていたせいで、警戒が遅れてしまったようだ。
いけない!
本能的に危機感を覚え、ヒヤリとした時には、すでに遅かった。
少年がペニスから口を離し、もの問いたげなまなざしで私を見上げてきた。
「君、これは・・・?」
少年の指が、陰嚢の陰に隠れた二枚貝の内臓のような肉の膜をめくる。
くちゅっと湿った音がして、ツーッと雫が内腿に滴った。
「アンドロギュノス…。そうか、そうだったのか・・・」
うわ言みたいに、茫然とした口調で、少年がつぶやいた。
「だからゴブリンも・・・。こんなにも僕が君に惹かれる理由も・・・これだったのか」
ぶちゅっ。
少年が垂直に曲げた人差し指を、真下から私のヴァギナに突っ込んだ。
「あひいっ!」
座席の上で、私は跳ねた。
ぐにゅぐにゅ中をかき混ぜながら、少年の口がまたしても私の怒張した男性器を咥え込む。
今度こそ、無理だった。
「ダ、ダメッ! い、イクッ!」
どびゅっ。
どびゅびゅっ。
狭い座席の中で躰を激しく痙攣させ、私は天にも届けとばかりに少年の口の中に熱い体液を噴き出した。
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