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ヤミイ

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 ”朝勃ち”の処理が終わると、塁は手綱代わりにペニスを引っ張って、僕をダイニングキッチンに連れて行った。
 カウンターの向こうには、黒い生地に白いフリルのついたメイド服姿のジュリがいて、全裸の僕を見ると、にんまりと唇の端を吊り上げた。
「兄貴はもうスタンバイしてるわ。あなたも早く栄養補給しなきゃね」
 ジュリがトレイに載せて運んできたのは、精をつけることを第一の目的にした朝食だった。
 プロテイン入りのシリアルに、納豆、とろろ汁、大蒜とオクラの微塵切りを混ぜ、ミルクをたっぷりかけたもの。
 ジョッキになみなみと注いだ、同じくプロテイン入りの豆乳ヨーグルト。
 そしてバイアグラとマカの錠剤を数粒ずつ。
 どうみても、身体に悪そうな組み合わせだった。
 健康体の僕はまだいいが、心臓疾患のある先生には命取りかもしれなかった。
 その証拠に、全部摂取すると、脈が急速に速くなり、腋の下やこめかみに汗が滲んで仕方がなかった。
 血圧と心拍数、そして体温が一気に上昇するのがわかった。
 バイアグラとマカの効果が早速現れたのか、出したばかりだというのに、またしても陰茎が太くなりかけていた。
 全身の血液が音を立てて股間に集中するかのように、使用済みの僕の肉松茸が首を持ち上げる。
 余った包皮に囲まれた金魚の口みたいな先端の穴から、早くも濡れ始めた亀頭の一部が恥ずかしげに覗いている。
 玄関のほうでざわめきが起こったのは、僕が塁からダメ押しの催淫剤を手首に注射された時だった。
 -うわ、すっごーい!-
 -いかにもセレブのお部屋ってカンジ!-
 わいわい騒ぎながら入ってきたのは、地下街で会った若い女性たちだった。
 はち切れんばかりの巨体をドレスに包んだナオミを先頭に、物珍しげに周囲を見回しながら、悠然と僕らのほうへ向かって歩いてくる。
 その後から、他の訪問客が続いた。
 地下鉄の中で僕と先生を痴漢したマスク男たち、そして、大学の図書室で会った先生の後輩、柚葉もいる。
 みんな、先生の最期の痴態を目当てにやってきたというわけだ。
「陰、陽、お客さんたちをプレイルームに案内してあげて」
 ジュリが言うと、どこからともなく、僕より少し年上くらいの、ふたりの少年が姿を現した。
 隠花植物のように青白い肌をした、おそろしいほどの美少年がふたり、全裸で歩いてくる。
 あいつらだ。
 僕は思い出した。
 貸切の地下鉄の座席で、先生とベッティングに興じていた双子の美少年。
 彼らが陰と陽?
 ということは、昨夜、最後に僕と先生を陵辱したのは、このふたり…?
 そこまで考えた時だった。
 -うわああ、エローっ! 見て! なあに、あの男!ー
 プレイルームのほうで、女たちが黄色い悲鳴を上げるのが聞こえてきた。
  

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