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ヤミイ

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 分厚い鉄扉の向こうに広がっているのは、華やかな地下街だった。
 目の前を左右に横切る通路を、たくさんの人々が歩いている。
 通路には飲食店やブティックの類が並び、天井に標識が出ていた。
 どうやら、通路を右にまっすぐ進むと、地下鉄の駅があるらしい。
「行こう」
 先生が僕の肘を取った。
 人混みの中をこの恰好で歩くのは、ひどく刺激的だった。
 むろん、コートを着ているから、一見したところ、僕らに何の異常もない。
 でも、その下は・・・。
 僕はふと、コートを脱ぎ捨ててその下のはしたない姿を白昼に晒したい欲望に駆られ、ぎょっとなった。
 すれ違う見知らぬ他人に、レオタード一枚に包まれたこの肢体と、レオタードの前を押し上げる勃起ペニスを見せつけたい・・・。
 僕のつんつんの乳首と巨大なユムシみたいなペニスの膨らみを見て、着飾った人々がどんな反応を示すか、この目で見てみたい・・・。
 それはまさにめまいを覚えるほど強烈な欲望だった。
 が、僕の高ぶりを感じ取ったかのように、先生が僕の耳元にささやいた。
「我慢しろ。気持ちはわかるが、ここで警察に捕まったら元も子もない」
「は、はい」
 僕はうなずいた。
 この気持ちがわかるということは、先生もあの浅ましいビキニショーツ一枚の裸体を大勢の他人に見てもらいたがっているってことになる。
 あの、勃起しただけで亀頭が丸ごと飛び出てしまう、パンパンに張りつめた、とてつもなく浅くいやらしい布切れを・・・。
 僕は恋人同士のように先生の腕をきゅっと引き寄せた。
 やっぱり先生は、僕の同類なのだ。
 僕と同じ、変態性欲の権化なのだ・・・。
 そう思って安心したからだった。


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