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ヤミイ

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 陰茎は痺れてほとんど感覚がない。
 代わりに疼いて仕方ないのは、肛門だった。
 広げられた括約筋はまだ元に戻らず、直腸の太さも変わっていない。
 それは、穴に入りこむ空気でわかった。
 空調でかすかに動いている部屋の空気が、開き切った僕の肛門にわずかにだが、出入りしているのだ。
 直腸の奥から、じわじわと快感のさざ波が拡がっていく。
 周期的に強くなったり弱くなったりするその感覚は、明らかに前立腺由来のものだ。
 先生に教えられたドライオーガズムという言葉を思い出す。
 女性の絶頂感に近い、ペニスの勃起や射精とはまた別の快楽を、ドライオーガズムと呼ぶ。
 肛門の奥底から湧き上がる愉悦に身を震わせながら、僕は痛感せざるを得なかった。
 なんてことだろう。
 まだ15歳なのに、僕はすっかり調教されてしまったのだ。
 ペニスや乳首だけでなく、お尻の穴でここまで感じるほどに・・・。
 学校生活が怖かった。
 年が明けると三学期が始まるけど、ちゃんと今まで通りやっていけるだろうか。
 それから、高校受験。
 こんな状態で、受験だなんて・・・。
 また万一うまくいって高校生になったとしても、お尻の穴で感じる高校生なんてあり得ない・・・。
 そんなことをぼんやりと考えていた時である。
 ふいにドアが開き、部屋の中に風が起こった。
 振り向くと、戸口にジュリが立っていた。
 黒いボンテージ風のビキニスーツが、メリハリのある身体によく似合っている。
 まん丸のバストが、今にも革のビスチェからこぼれ落ちそうだ。
 が、僕が眼を剥いたのは、その作り物のように立派な乳房に惹かれたからではない。
「あ・・・」
 あまりのことに、ある一点から僕は視線を逸らせなくなってしまったのだ。


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