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ヤミイ

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 よく見ると、それは流線形をしていた。
 いや、ティアドロップ形というべきだろうか。
 丸い本体に、短い尻尾がついているのである。
 その意味では、オタマジャクシに似ていた。
 本体はシリコン製で、尻尾の部分はもっと柔らかい素材でできている。
 指でつまんで引っ張ってみると、思った通り、尻尾が伸びた。
 多段式になっているのだ。
 つまり、こういうことだろう。
 このサイズのローターを直腸深く装着してしまうと、後で取り出すのが大変だ。
 下手をすると、大腸の中にまで入りこんでしまうからである。
 だから、この尻尾部分を伸ばして肛門から外に出し、陰嚢の裏側か会陰部に先を張りつけておくのだ。
 その証拠に、尻尾の先はアマガエルの指先みたいに小さな吸盤になっている。
 きっとエネマグラと同様に、この尻尾部分も振動して、会陰部からも前立腺を刺激できるようにできているに違いない。
 アイテムの構造がわかると、後は簡単だった。
 先生の肛門を左手の指で開き直し、ローターの丸いほうをずぶりと突き刺した。
「あんっ」
 少女のような声を発し、勃起陰茎を震わせる先生。
 陰茎の先からは、まだ白濁液の雫がしたたり落ちている。
 甘い栗の花の匂いがかすかに鼻孔をくすぐった。
 ふと、先生の男根が欲しくなり、僕はごくんと唾を呑み込んだ。
 手を伸ばせば届くところに、若鶏の腿肉をより合わせて伸ばしたような先生の肉筒がそびえ立っている。
 精液で濡れたハート形の赤紫色の大きな亀頭は、僕にとってはバレンタインのチョコみたいなものだ。
 でも、がまんした。
 先生の精液を飲む機会は、この先いくらでもあるだろう。
 なによりも、僕が自分から積極的につくればいいのだ。
 ズブズブズブ。
 ローターを指で押し込んでいくと、括約筋がくるりと翻って自ら異物を受け容れた。
 摩擦や抵抗感はほとんどなかった。
 ローションと淫汁で先生の肛門は中がもうべちょべちょなのだ。
「あう、あう、あう」
 ローターが深部に埋まり込んでいくにつれ、先生がびくんびくんと痙攣する。
 斜め上にそそり立つ長い肉筒の割れた先から、ぴゅっと液が飛び出した。
 

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