R指定

ヤミイ

文字の大きさ
351 / 855

343

しおりを挟む
「これで・・・いい」
 肛門に手を添えて、先生が言った。
 穴から出たローターの尻尾は、しっかり会陰部に貼りつけてある。
 その具合を確かめたのだろう。
「今度は俺が・・・」
 カウンターから降りようとする先生を、
「待って」
 僕は制止した。
「自分のことは自分でできます。それより、これを」
 リモコンのほうを拾い上げて、先生に見せる。
 リモコンといっても、手のひらに収まるくらい小さく、車の電子キーに似ている。
「ちょっと、試してみたいんで」
「や、やめ・・・」
 四つん這いのままこちらを向き、先生が右手を伸ばしてきた。
「やめ、ろ・・・。何を、する?」
「こうするんです」
 その目の前で、リモコンのスイッチをカチッと入れてやる。
 そのとたん、どこか遠くから、モーターの唸る音がかすかに聞こえてきた。
 と思ったら、
「ぎゃふ」
 先生がお尻に手を当て、カウンターの上で反り返った。
「ぐはっ!」
 食いしばった歯の間から、よだれが垂れる。
 両膝の間で、むくむくと肌色の肉の棒が動き出す。
 それは遠目にも成長の度合いがはっきりわかるほど、凄い勢いで硬く、太く、そして長くなっていく。
 立て続けに射精したばかりなのに、性懲りもなく、またぞろ勃起しているのだ。
 しかも、ハート形の先っちょの鈴口からは、湯気の立つ真っ白いスキムミルクを滲ませながら。
 先生が、潤んだ瞳で僕を見る。
 情欲にくらんだ、凌辱をねだるあの卑屈な眼だ。
「やめちゃっていいんですか?」
 僕はリモコンを掲げ持つ。
「別にいいですよ。先生が望むなら」
「やめ・・・ない、で」
 先生が喘ぐように言った。
 カウンターに突いた両腕の間で、干し葡萄そっくりの乳首が勃起している。
 その向こうに見える平らな下腹が、狂おしく上下しているのがわかった。
 その下腹にくっつかんばかりに反り返った肉筒の先が正面を向き、赤紫色の亀頭が僕に照準を合わせている。
「わかりました」
 僕は微笑んだ。
「じゃ、このリモコンは、しばらく僕が預かってることにしますね。いいでしょう?」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL短編集

田舎
BL
タイトル通り。Xくんで呟いたショートストーリーを加筆&修正して短編にしたやつの置き場。 ※こちらは激しい描写や♡描写のない作品となります。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

処理中です...