R指定

ヤミイ

文字の大きさ
372 / 856

364

しおりを挟む
 先生が、ドリルみたいに尖らせた舌先で、僕の直腸壁を舐め回す。
 更に奥に突っ込んで、ローターの尻を押し込んだ。
 押し込まれたローターは、勃起した前立腺で膨らんだ前側の直腸壁に突き刺さる。
 とたんに異次元の快感が同心円状に広がって、僕は恍惚となり、ピキンと生殖器官を再勃起させてしまう。
 口の中で膨らむ自分の陰茎には、僕自身呆れるしかない。
 じゅくじゅくと精液を出し続けているにもかかわらず、いっこうに萎びる気配がないのだ。
 しばらくゆるやかな射精を繰り返して少し柔らかくなったと思ったら、ローターの一撃でまたすぐ鋼鉄の棒のように硬くなってしまうのだ。
 でも、その分、精液の味を楽しむことができる。
 僕は初めて自分の精液を堪能した。
 慣れてくると、そんなに不味くはない。
 成分のほとんどはデンプン糊と同じ炭水化物だから本来味などしないはずなのだが、独特の青臭さと苦み、そしてとろりとしたかすかな甘みを含んでいる。
 僕は筋肉をまとったソーセージのような自らの肉筒を、無我夢中でむさぼった。
 ぬるぬるの口の中に入れてしまえば、剥き出しになった亀頭も痛くない。
 むしろ、やわらかい頬の内側で挟んで吸ってやると、お尻の穴がひりつくほど気持ちがよかった。
 そのお尻の穴はすでに先生の指によって大きく開かれ、赤く爛れた中身を見せているはずだった。
 鈴口の切れ込みに開いた尿道口に舌を差し込み、こじってやる。
「あふっ」
 思わずため息が出るほど気持ちがいい。
「いつまでやらせるんだ」
 ふいに先生が言って、僕の勃起陰茎を握ってきた。
 お尻の穴に入れた指と、握った陰茎だけで、僕を吊り上げて立ち上がる。
「さあ、鏡を見ろ。このくそ恥ずかしい自分の痴態で欲情して、さっさと射精してしまえ。そしたら今度は、俺の躰を舐め清めるんだ。わかったな」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

BL短編集

田舎
BL
タイトル通り。Xくんで呟いたショートストーリーを加筆&修正して短編にしたやつの置き場。 ※こちらは激しい描写や♡描写のない作品となります。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

処理中です...