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ヤミイ

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 先生を立ち上がらせると、僕はスレンダーながらたくましいその裸身を、ひしと抱きしめた。
 抱き締めて、広い胸板じゅうにちゅぱちゅぱ口づけをした。
 先生のオールヌードの躰が、とにかく、愛おしくてならなかった。
 むろん、下半身と勃起陰茎は密着させ合ったままである。
 腰を動かすだけで、熱い肉棒が下腹に押しつけられてゴロゴロする。
 先生の勃起肉棒と僕自身の勃起肉棒が、擂り粉木を二本、躰の間に挟んだような形になっているからだ。
「あふっ…」
 先生の鼻息はすでにかなり荒くなっている。
 ギリシャ彫刻のように彫りの深い顔に刻まれているのは、こみあげる快楽に耐える苦悶の表情だ。
 先生の下腹の波打つ感じが、僕のお腹にも伝わってくる。
 芯のあるカチコチの肉棒同士をこすり合わせるのは、本当に気もちがいい。
 お互いに陰毛が生えていないため、意識を逸らせる邪魔者がなくって、その剥き出し感が半端ない。
 まさに剥き出しの肉同士をつるつるこすり合わせるといった感じの、そんな淫猥極まるいやらしさなのである。
 僕はいつかニュースで見た、お金をもらってホテルでサラリーマンに躰を自由にさせた男子中高生の事件を思い出した。
 ラブホテルの一室で、彼らもきっと僕のように、大人に兜合わせを強要されて射精させられたり、おフェラをさせられて相手の精液を飲まされたりしたのだろう。
 ただ、彼らと僕の決定的な違いは、僕は自分の意志でこの道を選んだのだということだ。
 先生が相手なら、性行為を強制されるのも大歓迎だし、こうして僕から仕掛けるのもたまらない快感なのだ。
 先生の乳首を吸いながら、尻の後ろに手を伸ばす。
 勃ったペニスの裏筋同士を密着させ、皮が剥けるように上下にこすり上げながら、先生の肛門を探りあてる。
 やはりまだ、穴は濡れたままだった。
 その物欲しげな穴に人差し指を挿入すると同時に、開いたほうの手で陰嚢を揉んでやる。
「あ、あ、あ」
 徐々に股を開いて、先生が僕に下半身を委ねてくる。
 乳首がふたつとも勃起したことを確認して、のけぞった喉に唇を這わせていく。
 骨張った喉仏を吸うと、先生の股間で勃起ペニスが少し角度を上げるのがわかった。
「持ってきたわよ」
 そこに、ジュリの声がした。
「あらあら、あなたのいう準備って、兄貴をまた逝かせることなの?」
 射精寸前にまで追い詰められ、お尻をひくつかせている先生を見て、呆れたようにジュリが言う。 
 「あの、追加にもうひとつだけ、いいですか?」
 先生を追い込みながら、ふと思いついて、僕はジュリに声をかけた。
「その装備に、やっぱりアナルローターの新しいのを、ひとつ追加してください。ええ、ひとつだけでいいんです。僕が優位性を保つための、保険みたいなものなので」

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