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ヤミイ

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 お互いの肩に手をかけ、徐々に腰を下げていく。
 この際重要なのは、バランスを崩さないよう、相手の動きに合わせることだ。
 どちらかの下降が早過ぎると、下手をすれば微妙な均衡が破れて、狭いカウンターの上から転落しかねないからである。
「バイブにはたっぷりローションを塗り込んであるから、挿入の痛みは感じないはず」
 カウンターの中から僕らの様子を観察しているジュリが、ワイングラス片手に言った。
「それに、あなたたちふたりとも、さっきフィストファックを体験したばかりだものね。いくら極太サイズでも、握りこぶしよりは細いバイブなんか、余裕でしょう?」
 その点については、僕も心配はしていない。
 ただ、気がかりなのは、僕らの直腸の奥には新たなアナルローターが埋め込まれていることだ。
 その状態でバイブの上に座ったりしたら、自分の重みでどんなことになるか、想像もつかないのである。
 先生も同じ思いなのだろう、ふと気がつくと、いつのまにか勃起した先生のペニスが、僕のペニスと交差していた。
 二本の勃起ペニスが、亀頭と亀頭の頬を摺り寄せるようにして、くっついているのである。
 ふたりとも腰を後ろに引いているから、一般人ではありえない事態だった。
 常人にはない長さの生殖器を持つ僕と先生だからこそ、なせる業である。
 僕は腰を上下左右に動かしてペニスの位置を変えると、正面から先生のハート形の亀頭を捕え直した。
 仮性包茎の僕のペニスは、現在包皮が元に戻っている。
 亀頭を包みこんで、チューリップみたいに先を開いているのである。
 その巾着袋の入口状の余った包皮に囲まれた”口”の部分で、カチコチになった先生のズル剥け亀頭を包みこむ。
「あ・・・」
「く・・・」
 亀頭同士が鈴口をくっつけ合い、痺れるような快感に僕と先生は同時に喘ぎを漏らす。
 尻の割れ目の隙間に異物を感じたのは、その時だった。


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