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ヤミイ

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 ジュリが手にしているのは、糸の両端に小さな洗濯ばさみがついたような道具だった。
「これをね、ここと、ここに、こうつけるの」
 片方の洗濯ばさみで先生の右の勃起乳首を、その反対側の洗濯ばさみで僕の左の勃起乳首を、挟んだ。
「もちろん、もう一本あるのよ」
 残りのひと組の乳首を洗濯ばさみではさみ、
「仕上げにここにも媚薬ローション、塗っておいてあげる」
 そう言ってジュリが、僕と先生の乳頭にペニスに垂らしたものと同じ液体を擦り込んだ。
 乳首同士を糸でつながれた僕と先生は、お互いの恥ずかしい格好を見つめ合った。
 均整の取れた先生の裸が、こんなふうに”加工”されるのを目の当たりにするのは、ひどく刺激的だった。
 美しい肌の下で、逞しい筋肉が興奮で蠢いているさまは、とてつもなくいやらしかった。
 しかも、先生は、俳優並みの美形である。
 その美しい顔に淫らな表情が浮かび、快楽の喘ぎの形に口が動くのを見るのは、それだけで射精しそうになるほどエロチックなのだ。
 うっとりと眺めていると、
「さあ、再開するよ」
 ジュリが言って、手を動かし始めた。
「あきゅうっ」
 いきなり僕は跳ね上がった。
 今度の愛撫はさっきの扱きにも増して、強烈だった。
 オナホールから飛び出た、首の下の部分で束ねられた肉のブロッコリー。
 そのぬるぬるの部分を集中的に、ジュリは両手のひらでこね回し始めたのである。
 いくらカウパー腺液と精液でコーティングされているとはいえ、ふだん仮性包茎の僕は、亀頭への攻撃に弱い。
 いつもは包皮で保護されているから、直接的な接触に慣れていないからだ。
 その点、最初から剥けている先生は、まだしも耐久力があるようだった。
 日常から剥き出しの亀頭が下着にこすれているため、亀頭の皮膚が僕のより厚く、その分鈍感なのだ。
「あひい、あふう、きゃふんっ」
 耐えている先生を尻目に、僕だけ先に跳ねあがる。
 跳ねるたびに、肛門に極太バイブが食い込んでくる。
 不自然に曲げられたバイブは異様な轟音を上げ、僕の直腸と肛門の中で悶え狂う。
 真珠状の突起物が内壁をぎゅうぎゅうと押し広げ、巨大な亀頭部分が前立腺の隆起にぐすぐすとめり込んだ。
「ひゃあん! あひゃあん!」
 ペニスと乳首で先生に繋がれ、僕ははしたなく痙攣する。
 同級生に見られたら、二度と学校へ行けないほど、ものすごく恥ずかしい格好で。
 ジュリに新たに装着された洗濯ばさみが、興奮で躰を反らすたびに情け容赦なく乳首を引っ張ってくる。
 僕が引っ張られるということは、同じだけの力が先生にもかかり、ふた組の乳首がゴムみたいに伸びるのだ。
「ああんっ」
 乳首責めに弱い先生が喘ぐ。
 クチュクチュクチュ。 
 ジュリの手の動きが激しくなる。
 ニュルニュルニュrツニュル。
 手揉みで選択するように、両手を交互に動かし、ふたつの亀頭をもみくちゃにする。
 ジュリの手だけでなく、闇雲に揉まれると亀頭全体が先生の亀頭にこすれるから、それが滅茶滅茶気持ちいい。
「はううううう・・・」
「あはああああ・・・」
「ちんちん、ちんちん・・・」
「ちくび、ちくびい・・・」
「いい、いいっ」
「もっと、もっとお」
 そして、長いカウンターの上で、両脚を絡めたまま反対方向に寝そべって、僕と先生はすべてを忘れ、恥も外聞もなく、狂気に憑りつかれたように、口々にいやらしい言葉を叫び始めたのだ。

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