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ヤミイ

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 僕の中に先生がねじ込んだのは、プレイルームではすっかりおなじみとなった、あの黒人男性の勃起ペニスを象った極太・極長のバイブレータだった。
「あぎゃああああああっ!」
 海亀の頭ほどもある巨大な亀頭部分が僕の肛門内で蠢き、僕は絶叫した。
 先生が身悶えする僕の両腋に手を入れ、躰を持ち上げる。
 僕は18歳の男子にしては小柄でやせているから、先生でも軽々持ち上げられるのだ。
 持ち上げた僕を、お尻から突き出たバイブの台座を支点に、先生が炬燵板の上に座らせた。
「あぐあっ」
 ずぶり。
 自重でバイブが肛門奥まで押し込まれ、僕は眼を剥き、まん丸に口を開けた。
 前に突き出た僕の勃起陰茎を、先生が右手でむんずと握り、真上に立てる。
 そうしておいて、左手で僕の頭を鷲掴みにし、勃起陰茎に届けとばかりにぐいっと押し下げた。
「咥えろ。自分で」
 冷ややかに命令する。
 さすが先生だ。
 自分の性器を物欲しげに見つめる僕の欲望に、気づいていたに違いない。
「は、はい」
 願ってもないチャンスだった。
 僕はぎゅっと顎を引き、胸につけると、上半身をじわじわ折り曲げにかかった。
 すこしずつ、赤剥けの亀頭が近づいてくる。
 鰹出汁に似た、恥垢の匂いが強くなる。
 仮性包茎者特有の、名状しがたい匂いである。
 口を尖らせ、愛しい亀の頭をそうっと包んでいく。
 あ。
 ぬるぬるの表面に唇が触れた瞬間、乳首を抓まれたような電撃が走った。
 そのまますっぽり唇の裏で包みこみ、唾液をまぶしてコーティングを厚くする。
「いい眺めだ」
 先生が、胎児のように丸くなった僕を抱きかかえ、立ち上がった。
「自分の浅ましい姿を、よく見るがいい」
 壁にかかった鏡の前に連れていくと、バイブの根元を右手で掴み、烈しく出し入れし始める。
「うぐぐ」
 僕はおのれの勃起陰茎を頬張ったまま、くぐもった声で喘いだ。
 すさまじい勢いで直腸内が掻き回され、次から次へと肛門汁が湧き出てくる。
「見ろと言うのに」
 先生の叱咤の声に、薄く目を開け、僕は横目で鏡を見た。
 丸くなり、おのれのペニスを咥えた全裸の少年が、お尻の穴から極太のバイブを突き出している。
 そのバイブを、逞しい美青年が右手に握り、左手に抱いた少年の肛門に容赦なくぶすぶす突き刺しているー。
 アアアア…。
 甘えるように、少年が鳴く。
 青年の右手は、少年の肛門から滲む粘液で、もうどろどろだ。
 なんて恥ずかしい格好だろう。
 僕は恥辱で身震いする。
 でも、恥ずかしさは快感と紙一重だ。
 限界を超えた恥辱は脳内で背徳感へと変換され、やがて嗜虐心へと昇華して、いずれ快感へと変わっていく。
「ひゃうあ! ででりゅ! でちゃうううううっ!」
 数秒後。
 極太バイブに前立腺を直撃され、僕は自らの口の中に、何億という数の僕の分身を放出してしまっていた…。 

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