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ヤミイ

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「上等だ。気が狂うまでやってやる」
 高笑いするアキラ。
 くちゅくちゅくちゅっ。
 笑いながら指を差し込んだ。
「はあ、はああ、あああっ」
 先生の下腹にサッカーボールの模様みたいな筋肉が浮き上がる。
 ぐしゅぐしゅぐしゅ。
 指の動きが加速する。
「二本、三本…」
 挿入される指が増え、先生の肛門がはち切れそうなほど拡張される。
「四本、五本…」
 ずぼずぼずぼ…。
「ああ、ああ、ああっ」
 高速のピストン運動に、
 ぶしゅっ。
 ぶしゅっ。
 孔の縁から先生の肛門汁がしぶき始めた。
「なんていやらしい穴だ。どれだけ使いこんでやがるんだ。もう手首まで入っちまったぞ」
「や、やめ、ヤメテ…」
 先生が真っ赤な顔で哀願した。
 汗まみれになり、口の端からだらりと長い舌を垂らしている。
 半ば裏返った眼球には、もはや何も映っていないようだ。
「フィスト・ファック…」
 僕は呻いた。
 アキラの太い右腕を、先生は肛門で手首まで呑み込んでしまっている。
 だからまるで、アキラの手から先生が生えているように見えるのだ。
「おいおい、これはなんだ? きさま、直腸が飛び出てきてるじゃないか」
 肛門の中で、アキラが先生の脱肛部分を握りしめたらしい。
「ぎゃあああっ!」
 先生が絶叫し、洋梨のような下半身を弾ませた。
 普通ならとっくに射精しているべきところだっただろう。
 ところが、肝心のペニスの根元を緊縛されているため、先生は精を放つことも許されない。
 行き場を失った精液がどんどんたまり、陰嚢がパンパンに膨らんでいくのがわかる。
 ペニス自体にも太い血管が幾筋も浮き上がり、海綿体が今にも爆発しそうに張り詰めている。
「はは、こりゃおもしろい。こんなのはどうだ」
 アキラが右腕を突き上げた。
 ロープがゆるみ、先生の躰が垂直に持ちあがる。
「あぐ」
 先生が白眼を剥いた。
「ぐああああっ」
 すごい力だった。
 起重機さながらの怪力で、アキラは右腕一本で先生を貫いたまま、肩の高さまでさし上げたのだ。
 と、ジュリが動いた。
「おもしろそうだから、手伝うわ」
 僕の肛門からペニスを引き抜くと、壁際の隠し棚に歩み寄り、コンソールを操作したのである。
 天井のレールを滑車が滑り、ロープの位置が変わっていく。
 ベッドの真上から徐々に反対側の窓際に移動していくと、またロープがぴんと張りつめた。
 アキラの右手の上で揺れる先生の股間から、ほぼ水平に近い角度でロープが伸びている。
 つまり、ロープのたるみを解消するために、ジュリはペニスを引っ張る角度を変えたというわけだ。
「おお、ジュリか。サンキュー」
 楽しそうにアキラが言った。
 言いながら、ドスドスと右腕で先生を突き上げる。
「ああっ! ああっ! ああっ!」
 先生がむせび泣く。
「こ、こわれる…こわれ、ちゃう…」
「さあ、そこのふたりもこっちに来な。こうなったら、みんなでこいつを滅茶苦茶にしてやろうぜ」
 犬の交尾のようにつながったままの僕と塁を見てアキラがニタリと笑い、そう誘いかけてきた。
 
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