夢のステータスをこの身に!

刹那冥夜

文字の大きさ
23 / 41

学園の事……………ソラの攻め

しおりを挟む
交際関係…その言葉を聞くと、一瞬の内に自分の恋は叶わないものなんだという気持ちで一杯になった。

ソラ様とウミ様は交際をしている、これは絶対と言っていいほど仲が良さそうで…………羨ましかった…だからこそ自分は勝てないと思った。

「セシル様、ご安心ください」
「………?」

突然マリアが微笑み出す…何か策があるのだろうか………と、少し期待をしてしまう。

「この街では男性が多くの女性と交際…結ばれてもいいという一夫多妻制が決められています」

一夫多妻……それは昔、勇者と呼ばれたこの世の英雄が作ったと言われている制度…

「残念ですが、恐らくソラ様の一番を取ることは難しいでしょう…ですが一番でなくても愛されたいと感じているのであれば、まだチャンスはあると思いますよ?」

一番じゃない……愛されたい…………

セシルはソラに愛されている所を想像する……すると徐々に顔が赤くなっていく……


「そうです!私はソラ様に愛されて貰えるように頑張ります!」
「私は全力で支援させていただきますね」
マリアは真剣な顔でそう言ってくれる。
貴族の立場にいる私に友達の様に接してくれる数少ないマリアはいつも私の為に動いてくれている。

「それではソラ様の所に戻りますね!マリア!私頑張ります!」
セシルは両手を握り、気合を入れ立ち上がりながらそう発するのであった。












コンコンッ
「お待たせいたしました、先程は急に席を外してしまい申し訳ありません」

セガルと話をしていた僕は戻ってきたセシルとセバスを見た。
「あれ?セシルさん、その服って…」
セシルは白がベースの服にスカートを着ていた。

「ふふふっ、これは学園の制服ですよ。ソラ様が学園に来たいとおっしゃったので、学園に私も通っていることを知ってもらいたく急いで着替えてきてしまいました♪」
くるりと美しく回る、その際にスカートがふわっと動く所にソラは目がちらっと向いてしまう。セガルはふふんとどうだ、可愛いだろうとでも言いたげな顔をしている。

「…………ソラ…………………私も…」
もちろんソラの目線に気づいたウミも、すっと立ち上がり着ていた白のワンピースを先ほどのセシルのようにくるりと回ってソラに見せた。

「うん、セシルさんもウミちゃんも似合っていて綺麗だよ…やっぱり綺麗な人や可愛い人が着ると一層着ている服も綺麗に見えるものなんだね」

ソラはニコッと微笑みながらウミとセシルに本心を言う。
因みに綺麗な人はセシルさんで、可愛い人は勿論ウミちゃんの事ね。

「まぁ、ソラ様ったら///お褒めくださりありがとうございます///」
「ん……………可愛いのは当然///…………」
言われたふたりは頬を赤く染める。

「それより、セシルさんも学園に通っていたんだね。」
「はい!今年で魔法学科の二年になりました」
そう言って制服の語らへんにあるマークを見せてくるセシル……ん?魔法学科?学科別になってるんだ………

「学科って他には何があるの?僕達学園に入りたいけどこの街に来てまもなくて学園の事を知ったのもこのごろだからあんまり知らないんだよね…」
「そうだったんですね。それならお待ちください学園のパンフレットを残しておりますので持ってきます…セバスさん、お願いします」
「畏まりました。少々お待ちください…」

セバスは部屋を出てパンフレットを持ってくる。どうやら何種類かあるようだ。

「こちらは武技学科の……こちらは魔法学科…そしてこちらは学園で一番人気の冒険者学科です」
パンフレットは学科事に種類分けされていて、何を教わることが出来るか、何を必要とするかなどが書かれていた。

「武技学科は名前の通り武器の扱いを教わる事を目的とした学科になりますわ…武器は剣、槌、槍、短剣、弓を扱いたい人向けとなっています……素振りや練習用の藁で出来た人形を的に練習をしたり、他の生徒との対人戦などそれに役立つ能力の習得が授業となっております」

武技学科のパンフレットには対人戦闘の場面の一部の絵が描かれており、それを見せながらセシルが説明してくれる。

「そして私の入った学科の、魔法学科はこちらも名前の通り魔法を練習したり研究したりとする学科です…こちらは残念ですが魔法の適性、魔力のどちらかが少しでもないと入れない学科となりますわ」

「適性がない人とか、魔力のない人とか多いいの?」

「……?はい、一般的には50人に1人と言われていますが………ソラ様の村の近くでは違ったのですか?」

あっと、そっかそういう事はこの世界では当たり前の様な事なんだ………それを知らないと不思議に思われちゃうよね…
「うん、僕の村って田舎で元々魔法のことを余り知らなかったし唯一使えたウミちゃんも偶然使えた感じで適性とか魔力が必要な事も今知った感じなんだ」
今後の事を考え、違う世界から来てることを悟られないように嘘をつく…この時ウミちゃんは頭にはてなを浮かばせながら僕の事を見てきたのでウミちゃんだけに見えるようにウインクをして悟らせた。

「ん…………私は天才だから……」
自信満々に胸(ペッタンコ)を張ってドヤ顔で言うウミちゃんに微笑みながら僕はセシルさんに話を続ける。

「それよりセシルさんもその50分の1の1人ってことだよね」

「あ、はい!私は風の適性を持っていて魔力もそこそこある方だと言われています!」
セシルはウミを見て少しむぅ、とした顔をしていた所、ソラに話しかけられて慌てて大きな声で反応してしまう。

「へぇ、風かぁ……他には何の適性があるの?」
他の適性も気になっていたので聞いてみる。

「他には、火、水、土、雷そしてウミ様が使う事が出来る癒しの適性があります。」

「6種類あるんだね。能力的にはどの適性が戦闘に使えるのかわかる?」
ソラは自分が使える水魔法が戦闘に使うことが出来るか知るためそんなことを聞いた。

「戦闘にですか?一般的には雷と火がが威力の高い魔法と言われていますが私的には癒し以外の他の3種類種類も他の生徒が使われているのを見ていて使えそうだな、と思います……風以外は使えませんのでハッキリとは言えませんが……」

「そっか、水も戦闘に使えるんだね。他の生徒達は水魔法をどんな風に使っているの?」
少しでも早く使い勝手を知る為に聞くと、セシルやセガルは驚いた顔をした。

「もしかしてウミは癒しの適性だけでなく水の適性も?癒しの魔法もあれだけ凄い実力を持っているのに更に水の魔法も使えるとは……ウミは本物の天才なのだな…適性を二つ持っている人物など私はいままで生きてきた中で魔族以外に学園長にギルド長、そして王族以外に聞いたことがないぞ………知られていないだけで他にもいたのだな……」

「へ?」
セガルの言った言葉に驚くソラ……
魔族の事が今出てくる事にも驚いたが、二種類使える人がそんなに少ない事にも驚いた。
「そんなに珍しいものなんですか?」
魔族の事も聞きたいが、セシルさん達を巻き込まないためにも一応話は避けておく。

「えぇ、そうですよソラ様。この世の中にはお父様が言った学園長を務める方々、ギルド長を務める方々、そして王族の名を持つ方々にはいないと言われています…実際には違ったようですが………」
凄いと思いつつセシルはソラに愛されていて、尚且つ才能を持っていることをしったウミを羨ましがりながら見ながらいう。

その事には気づかずにソラは自分もその一人に入っていることに驚いた。

ウミは更に自信満々に胸(ぺちゃぱい)を張っていた。

「むぅ、それでは冒険者学科の説明に入りますね。こちらの学科は他の学科とはちがく、魔物と戦い戦場を実際に使い学ぶ学科となっております。こちらに入る際にはソラ様達が入っているギルドに加入して、実際にお金も稼ぐことも出来、一石二鳥が出来ます」

「そっか、それなら僕達はセガルさんの家で食事をすることも出来るわけだね」
それは嬉しいけど、僕はどれかと言うと武技学科か魔法学科に入りたいと思っている。冒険者学科は実際に冒険者をやっていれば自然に身に付くことを学ぶ事になりそうだし…

悩んでいることが分かったのかセガルはソラに話しかける。
「別に食事の事は気にせんでもいい、実はと言うとな実際セシルと一緒にいてくれるだけで私はいいと思っているのだ」

「お、お父様!なんてことを言うんですか///」
ニヤけた顔でいうセガルに、セシルは顔を赤くしてセガルを睨む。

「ソラ様、セシル様はソラ様の事を気にしていらっしゃる様子なのです。どうかソラ様のお近くに置いて頂けませんでしょうか?」
いつの間にか部屋に入ってきていたメイド、マリアにソラは話しかけられる。

「……セシルさんは僕の事を好きになったの?」

ソラは羞恥心も無くセシルに直球にそういった。流石は策士天然のソラでその顔は少し意地悪をするような顔で口元がにやけていた。

「ふぇっ!?!!そ、そそそそそそ、ソラ様!?」

「だって、セシルさんさっきから僕の事をじーっと見てるし、顔もよーく見ないとわからないほどだけど赤くなっていたし、僕がウミちゃんになにかする時セシルさんは羨ましそうにしてたから。よーく分かったよ?」

セシルは全部見られていたんだ………分かっていたんだ……と驚いた。

「驚きました、ソラ様はセシル様の事をそこまで見て察していたのですね」
マリアがそういう。
「は…はっはっはっ!ソラ殿がそのようなことを発するとは、ソラ殿はかなり女に慣れている様だな!」
セガルは驚いた様に尚且つ可笑しそうに笑った。

「そんな人聞きの悪いことは言わないでくださいよセガルさん、確かに女の子の行為には気づきはしますけど、交際したことがあるのも、行為を寄せたのもウミちゃん以外にはいませんでしたよ」
「ん///……………………抱いて///………」
「なにいってるのウミちゃん………」

照れているウミとそれに呆れつつも見惚れているソラを見てセシルは再度ソラと結ばれることが出来るのか不安になった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした

むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~ Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。 配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。 誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。 そんなホシは、ぼそっと一言。 「うちのペット達の方が手応えあるかな」 それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

処理中です...