34 / 41
入学
しおりを挟む
「推薦枠で入学してきましたソラです、皆さんと仲良くしていけたらなと思っているのでこれからよろしくおねがいします!」
なるべく元気に友好的に見えるように自己紹介をする。
目の前には学園のCクラスの生徒達が五人席に座っていて、拍手をする人、ニコニコと笑っている人、無関心な顔の人……と、それぞれ別々な反応が見られる。
「……ウミです………………よろ…」
ぺこりとお辞儀をするウミに先ほどのように反応をする生徒達。
ソラの時よりも反応が多いような気もする。
席に勧められたソラ達は生徒の横を通りながら一人ひとりによろしく、と挨拶をする。
数が少ないクラスの為、早くも顔を覚えられたソラは名前も覚えるために席に座るとすぐさま近くの無関心そうな顔をした黄緑色の髪の女の子に話しかけた。
「さっきも言ったけど僕はソラ、君はなんて名前なの?教えてくれない?」
「………あははー、君面白いねーそれじゃあナンパだよー!」
無関心そうな顔をニパッと笑顔にしながら、棒読みで言った。
「あれ?あ、確かに!てか面白いのは君もだよ?」
「えー?どこがー?」
ニパッとしている顔を動かさずに首だけを傾ける。
「なんか棒読みだし笑顔もちょっと間違ってるところかな?」
「……ふーん?私分かんないなー?」
女の子は真っ直ぐ僕の方を見て話している、その目は少し死んでいるような目をしている。
(なんか、壊したくなる顔だな?)
と、怖いことを考えるソラは表情を変えた。
「………へー、君本当に面白いねー!」
ソラの顔を見て女の子が目を細めながらいう。
すると女の子は考えるような素振りをして頷いた。
「うん!いいよー、君面白いから私の名前教えてあげるー!」
「ほんと?ありがとう!!」
作り笑いを無くし、普通の笑顔に戻すソラ。
「私の名前はサナだよー、よろしくねー!」
「うん、よろしくねサナちゃん!」
握手を交わす二人、そこに一人の金髪の男が入ってきた。
「よー!ソラくん!はっじめましてー!」
背の高い、イケメン顔の金髪男がソラに手を差し出してくる。
するとサナは再び無関心そうな顔をして教室を出ていった。
「あ、また後でねサナちゃん!あ、ごめんね、初めまして!」
サナは反応をせず、仕方なく目の前に挨拶に来た男の人の手を握って言った。
「うん!元気な返事いいね~!俺はダンっていうんでよろしくね!」
いかにもチャラそうな喋り方でいうダンはこれこそ本当の笑顔と言えるような顔をしていた。
「てか、ソラくん!突然だけどさ~!あそこにいるウミちゃん?あの子ってソラくんの知り合いだったりする?」
「え?ウミちゃんがどうかしたの?」
方を組んできて顔を寄せて小さくいうダンにソラも小さな声で答えた。
「おっ!その反応やっぱ知り合い?それなら都合がいい、単刀直入に言うけどあの子の好きなタイプって知ってる?俺一目惚れしちゃってさ~!アタックしよっかな~って思ってるわけよ!」
そうヘラヘラと笑いながらいうダン。
突如ソラから殺気が溢れ出る。
「ごめんねダン君、ウミちゃんは僕のものなんだ………だから手を出したらどうなるか……ネ?」
「お、おう……なんだぁ、ソラくん達は付き合っていたのかぁ……」
と、ダンは少し残念がってどこかに行ってしまう。
(あれ?気絶させるつもりで殺気を出したんだけどな………ダンくんって強いのかな?)
今度鑑定させてもらおうと思いながら、一限目の授業にまだ行っていない人がいたら名前を聞こうと周りをみる。
「ちょっといい?」
見渡すと同時に長い白色の髪で、赤い眼鏡をした女の子が話し掛けてくる。
「あ、うん!」
返事をすると目の前の女の子が片手を腰に当て、眼鏡をクイッと持ち上げた。
「私はユキ、よろしくお願いするわ」
「うん!ユキちゃんね、よろしくね!」
ソラが元気よくいうとユキは少し嫌な顔をする。
そしてユキは冷めたような口調で言葉を発する。
「…その『ちゃん』ていうの辞めてくれないかしら」
そう言われたソラはすぐに『さん』に変えて再度同じ言葉を言って謝った。
「それよりも、先程の様な殺気を出すのは辞めてくれないかしら?私は大丈夫なのだけれども、気の弱い子達もこの学園には居るのよ」
それを言われて、そういえばっ!と気付くソラ。
「そ、そうだった!ここにはほかの人もいるんだった!!ユキさん気付かせてくれてありがとう!」
「いえ、わざとでなければいいのだけれど今後からはわざとでなくても気を付けなさい」
少し微笑みながらユキは言い、教室を出て行った。
なるべく元気に友好的に見えるように自己紹介をする。
目の前には学園のCクラスの生徒達が五人席に座っていて、拍手をする人、ニコニコと笑っている人、無関心な顔の人……と、それぞれ別々な反応が見られる。
「……ウミです………………よろ…」
ぺこりとお辞儀をするウミに先ほどのように反応をする生徒達。
ソラの時よりも反応が多いような気もする。
席に勧められたソラ達は生徒の横を通りながら一人ひとりによろしく、と挨拶をする。
数が少ないクラスの為、早くも顔を覚えられたソラは名前も覚えるために席に座るとすぐさま近くの無関心そうな顔をした黄緑色の髪の女の子に話しかけた。
「さっきも言ったけど僕はソラ、君はなんて名前なの?教えてくれない?」
「………あははー、君面白いねーそれじゃあナンパだよー!」
無関心そうな顔をニパッと笑顔にしながら、棒読みで言った。
「あれ?あ、確かに!てか面白いのは君もだよ?」
「えー?どこがー?」
ニパッとしている顔を動かさずに首だけを傾ける。
「なんか棒読みだし笑顔もちょっと間違ってるところかな?」
「……ふーん?私分かんないなー?」
女の子は真っ直ぐ僕の方を見て話している、その目は少し死んでいるような目をしている。
(なんか、壊したくなる顔だな?)
と、怖いことを考えるソラは表情を変えた。
「………へー、君本当に面白いねー!」
ソラの顔を見て女の子が目を細めながらいう。
すると女の子は考えるような素振りをして頷いた。
「うん!いいよー、君面白いから私の名前教えてあげるー!」
「ほんと?ありがとう!!」
作り笑いを無くし、普通の笑顔に戻すソラ。
「私の名前はサナだよー、よろしくねー!」
「うん、よろしくねサナちゃん!」
握手を交わす二人、そこに一人の金髪の男が入ってきた。
「よー!ソラくん!はっじめましてー!」
背の高い、イケメン顔の金髪男がソラに手を差し出してくる。
するとサナは再び無関心そうな顔をして教室を出ていった。
「あ、また後でねサナちゃん!あ、ごめんね、初めまして!」
サナは反応をせず、仕方なく目の前に挨拶に来た男の人の手を握って言った。
「うん!元気な返事いいね~!俺はダンっていうんでよろしくね!」
いかにもチャラそうな喋り方でいうダンはこれこそ本当の笑顔と言えるような顔をしていた。
「てか、ソラくん!突然だけどさ~!あそこにいるウミちゃん?あの子ってソラくんの知り合いだったりする?」
「え?ウミちゃんがどうかしたの?」
方を組んできて顔を寄せて小さくいうダンにソラも小さな声で答えた。
「おっ!その反応やっぱ知り合い?それなら都合がいい、単刀直入に言うけどあの子の好きなタイプって知ってる?俺一目惚れしちゃってさ~!アタックしよっかな~って思ってるわけよ!」
そうヘラヘラと笑いながらいうダン。
突如ソラから殺気が溢れ出る。
「ごめんねダン君、ウミちゃんは僕のものなんだ………だから手を出したらどうなるか……ネ?」
「お、おう……なんだぁ、ソラくん達は付き合っていたのかぁ……」
と、ダンは少し残念がってどこかに行ってしまう。
(あれ?気絶させるつもりで殺気を出したんだけどな………ダンくんって強いのかな?)
今度鑑定させてもらおうと思いながら、一限目の授業にまだ行っていない人がいたら名前を聞こうと周りをみる。
「ちょっといい?」
見渡すと同時に長い白色の髪で、赤い眼鏡をした女の子が話し掛けてくる。
「あ、うん!」
返事をすると目の前の女の子が片手を腰に当て、眼鏡をクイッと持ち上げた。
「私はユキ、よろしくお願いするわ」
「うん!ユキちゃんね、よろしくね!」
ソラが元気よくいうとユキは少し嫌な顔をする。
そしてユキは冷めたような口調で言葉を発する。
「…その『ちゃん』ていうの辞めてくれないかしら」
そう言われたソラはすぐに『さん』に変えて再度同じ言葉を言って謝った。
「それよりも、先程の様な殺気を出すのは辞めてくれないかしら?私は大丈夫なのだけれども、気の弱い子達もこの学園には居るのよ」
それを言われて、そういえばっ!と気付くソラ。
「そ、そうだった!ここにはほかの人もいるんだった!!ユキさん気付かせてくれてありがとう!」
「いえ、わざとでなければいいのだけれど今後からはわざとでなくても気を付けなさい」
少し微笑みながらユキは言い、教室を出て行った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる