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応急処置をしてくれたのは、安騎野だった。フロントから救急箱を借りると、そのまま雄高を部屋まで連れて行った。雄高はおとなしく付き従い、ついさっきまでは絶対に入るまいと思った安騎野の部屋に足を踏み入れていた。
「氷で冷やすのが先決か」
安騎野は冷凍庫から氷を取り出すと、手際よく氷嚢を作り雄高の傷にあてがった。痛みと傷自体が持つ熱とが、徐々に冷やされていく。けれど雄高には、痛みがどこか体から切り離された場所にあるように感じられた。
「灰智に自白するとはな」
「他人が言って誤解されるよりましだ……」
氷嚢をあてたまま、雄高はベッドに腰かけて窓の外をぼんやりと見た。うららかな春の日だ。ただ街路樹の葉が波のようにうねって見えるほど風が強い。飛ばされた葉が三階の部屋のガラスに時折ぶつかり乾いた音を立てる。
「誤解もなにも、あんな結果になれば同じだろうが。以前にも思ったが、おまえは賢いのか馬鹿なのか分からない奴だな」
「馬鹿なんだよ……」
ぽつりと雄高はつぶやいた。窓際の椅子に座る安騎野は肩をすくめると、鎮痛剤を二錠折取った。杖をついてゆっくり立つと、据え付けのポットで薬を飲みやすいように温めたぬるま湯をコップに注いだ。
雄高は安騎野の行動を奇妙な気分で見ていた。こんなに面倒見のいい性格だったのだろうか。少なくとも、十年前は自分の世話さえ手抜きしていたはずなのに。
「飲んでおけ。後からよけいに痛くなるはずだから」
素直に頷いてからも、雄高は安騎野の顔を見続けた。安騎野はまた椅子まで戻り、ベッドの雄高を見つめ返した。
「何か俺の顔についてるのか」
「……怪我人の扱いに慣れてる」
本当は優しいと言うべきなのかも知れない。雄高はコップを手に取ると、錠剤を飲み込んだ。飲み終わると、安騎野は雄高からコップを受け取った。
「学生時代に空手をしていたと言ったろう? くわえて身内に病弱なのがいたからな。それに少しぐらいいいとこを見せておかなければ、碓氷にまたプロポーズを断られるじゃないか」
事もなげに安騎野は言った。雄高は氷嚢をあてなおしながら、わずかに緊張した。
「本気か」
「酔狂で、ここまで来るわけないだろう。俺は本気だよ」
真剣な眼差しの安騎野が、答える。雄高は膝のうえで拳をにぎりしめた。
「仕事なら、向こうで探せばいい。峠のコネクションを使えば、お望みどおりだ。大学で講師をすることも病院でカウンセラーをすることも。灰智とは分かれるしかない。碓氷も諦めがついただろう」
「随分、はっきりと言ってくれるな」
安騎野は鼻先で笑うと、スーツの内ポケットからタバコを取り出し、火をつけた。紫煙が薄く雄高の場所までたなびいた。十年前と変わらない銘柄だ。その匂いが高校時代の雄高に引き戻した。キスをするといつもこの匂いがした。タバコの匂いが染み付いた安騎野の部屋から雄高を救い出したのは、史彦だった。もし、史彦が雄高の手を引いてくれなかったら、今の自分はなかっただろう。
突然雄高の喉に熱いものが込み上げて来た。止めようもないそれは、涙となって雄高の頬を濡らした。
もう諦めるしかないのか。史彦と一緒に歩いて行くという思いは、取り返しのつかないものになってしまったのか。以前、史彦が雄高と相馬教授との仲を疑ったときも、もう駄目だと思った。あのときの危機はどうやって乗り越えたのか思い出せない。よりを戻せたのは単なる幸運だったのだろうか。
涙は止まりそうもなかった。そんな雄高を見かねたのか、安騎野が隣に座わり雄高の頭を抱き寄せた。
「これも点数稼ぎか……」
雄高は俯いたまま憎まれ口を叩いたが、安騎野は何も言わず、ただ雄高の肩を抱いていた。悔しいことに、安騎野に頭を預けることが心地よく、雄高はしばらく泣き続けた。
やがて気持ちも落ちつきを取り戻し、雄高は以前から聞きたかったことを安騎野にたずねた。
「今でも二矢が忘れられない?」
安騎野はなかなか答えなかった。まるでそれを口にすることを禁忌に感じているように。
「……まあな」
「それでも俺を選ぶ理由は」
安騎野の指が雄高の耳たぶにかすかに触れた。ぞわりとした感覚が背筋を走り、雄高は安騎野から離れようとした。
「ひとつぐらい自分の思いどおりにしたいからだ」
安騎野も雄高の肩から手を外し、開いた両手をじっと見つめながら続けた。
「俺の望むものは、片端から消えてなくなったからな。肉親とも縁が薄く、二矢と隆も長く俺といられなかった。ひとつでいいのにな……ひとつで」
雄高の脳裏にかつて安騎野が口ずさんだ詩の一節を思い出した。
「夢見たものはひとつの幸福……」
安騎野は雄高の口をついて出た詩を、かすかに目を見開き聞いていた。ふっと安騎野の頬が緩んだ。
「そう、願ったものはひとつの愛……いい歳をして、な。よくおぼえていた、碓氷」
安騎野は力無く笑った。その笑いはやけに空疎に響いた。ひとつでいいのに、どうして安騎野も自分も多くのものを求めたがるのだろう。雄高は、安騎野の抱えるものを肌で感じ取ったような気がした。
安騎野は二十年前の恋が忘れられないらしい。おそらくかつての恋人、二矢は安騎野の血肉の一部になってしまっているのだろう。いまさら切り離すことはできないのだ。
視界の中の安騎野がゆれた。なぜか胸のあたりが冷たくなっていく。雄高は体調の変化に戸惑った。安騎野の長い指が雄高の頬を撫でた。
「もしかして、胃の中が空だったのか?」
そういえば、史彦にお義理で朝食をとって以来、なにも食べていなかった。かつて拒食症を患ったぐらいだ。雄高はストレスが高まると、何も食べられなくなる。雄高は激しくなる目眩の中で頷いた。
「鎮痛剤は空きっ腹には効くからな。暫くすればおさまるから横になってろ」
雄高は安騎野の前で無防備になることに抵抗感を覚えた。それを感じ取ったのか、安騎野が苦笑いしながら言った。
「安心しろ、なにもしない。そんなのは一緒になれば、いつでも出来るからな」
安騎野は雄高のスーツを脱がせ、ベッドに横にならせた。毛布を雄高にふわりとかけ、なぜか安騎野も一緒に体を横たえた。
「な、なにもしないんだろう?」
雄高は慌てて、まるで力の入らない腕で押し返そうとしたが、安騎野は雄高に覆いかぶさった。
「なにもしない。少しだけ、抱かせてくれ」
安騎野は雄高のうなじに頭を押しつけて、そのまま動きを止めた。あの夏と変わらない、優しい包容だ。雄高も抵抗をやめておとなしくそのままにさせておいた。
「一緒に暮らそう。絶対に大切にするから」
安騎野が雄高の耳元に低くささやいた。
「浮気症のくせに」
「人のことは言えないだろうが。碓氷、おまえが灰智にふさわしくないんじゃない。灰智では足りないんだ。しっかり者のように見えて、脆いおまえには年上の方が相手として釣り合う。もう一人の浮気相手は、父親ぐらいの年齢だったんじゃないか」
安騎野は枕にほお杖をつき、雄高の髪に指を差し入れた。雄高は目を閉じたまま、かつての一年に一度だけの恋人を思った。
彼の優しさに雄高は思いきり甘え、包み込んでもらえることの安心感を味わった。今思えば、すべては自分のわがままで彼を利用し、そして別れたようなものだ。ひどく身勝手な雄高をけれど彼ー『お父さん』は責めなかった。
居心地がよかった。それは否めない。薄目をあけて見ると、いつの間にか安騎野は寝息を立てていた。目をこらすと、安騎野の顔はやつれたように見えた。そして目の下に隈が出来ていることに雄高は初めて気づいた。
病院に挨拶に来たのは、昨日の午前。なら、それから今日の午前はなにをしていたのだろうか。こんな不自由な足で……。もしかすると二矢との思い出の場所を体力を無視して巡っていたのか。
雄高はブランケットを引き上げ、安騎野の肩にかけてやった。以前も思ったが、安騎野はすでに恋愛の対象から外れ、兄弟のようなものになったのかもしれない。
例えるならば、問題ばかり起こす兄と出来の悪い弟。心情的にそんな関係になった安騎野とは肌をあわせることなどできそうもない。
目をつぶっていても、波間に漂うような体が揺れる感覚が収まらない。雄高はあきらめて安騎野と枕を並べて眠りに落ちた。
「氷で冷やすのが先決か」
安騎野は冷凍庫から氷を取り出すと、手際よく氷嚢を作り雄高の傷にあてがった。痛みと傷自体が持つ熱とが、徐々に冷やされていく。けれど雄高には、痛みがどこか体から切り離された場所にあるように感じられた。
「灰智に自白するとはな」
「他人が言って誤解されるよりましだ……」
氷嚢をあてたまま、雄高はベッドに腰かけて窓の外をぼんやりと見た。うららかな春の日だ。ただ街路樹の葉が波のようにうねって見えるほど風が強い。飛ばされた葉が三階の部屋のガラスに時折ぶつかり乾いた音を立てる。
「誤解もなにも、あんな結果になれば同じだろうが。以前にも思ったが、おまえは賢いのか馬鹿なのか分からない奴だな」
「馬鹿なんだよ……」
ぽつりと雄高はつぶやいた。窓際の椅子に座る安騎野は肩をすくめると、鎮痛剤を二錠折取った。杖をついてゆっくり立つと、据え付けのポットで薬を飲みやすいように温めたぬるま湯をコップに注いだ。
雄高は安騎野の行動を奇妙な気分で見ていた。こんなに面倒見のいい性格だったのだろうか。少なくとも、十年前は自分の世話さえ手抜きしていたはずなのに。
「飲んでおけ。後からよけいに痛くなるはずだから」
素直に頷いてからも、雄高は安騎野の顔を見続けた。安騎野はまた椅子まで戻り、ベッドの雄高を見つめ返した。
「何か俺の顔についてるのか」
「……怪我人の扱いに慣れてる」
本当は優しいと言うべきなのかも知れない。雄高はコップを手に取ると、錠剤を飲み込んだ。飲み終わると、安騎野は雄高からコップを受け取った。
「学生時代に空手をしていたと言ったろう? くわえて身内に病弱なのがいたからな。それに少しぐらいいいとこを見せておかなければ、碓氷にまたプロポーズを断られるじゃないか」
事もなげに安騎野は言った。雄高は氷嚢をあてなおしながら、わずかに緊張した。
「本気か」
「酔狂で、ここまで来るわけないだろう。俺は本気だよ」
真剣な眼差しの安騎野が、答える。雄高は膝のうえで拳をにぎりしめた。
「仕事なら、向こうで探せばいい。峠のコネクションを使えば、お望みどおりだ。大学で講師をすることも病院でカウンセラーをすることも。灰智とは分かれるしかない。碓氷も諦めがついただろう」
「随分、はっきりと言ってくれるな」
安騎野は鼻先で笑うと、スーツの内ポケットからタバコを取り出し、火をつけた。紫煙が薄く雄高の場所までたなびいた。十年前と変わらない銘柄だ。その匂いが高校時代の雄高に引き戻した。キスをするといつもこの匂いがした。タバコの匂いが染み付いた安騎野の部屋から雄高を救い出したのは、史彦だった。もし、史彦が雄高の手を引いてくれなかったら、今の自分はなかっただろう。
突然雄高の喉に熱いものが込み上げて来た。止めようもないそれは、涙となって雄高の頬を濡らした。
もう諦めるしかないのか。史彦と一緒に歩いて行くという思いは、取り返しのつかないものになってしまったのか。以前、史彦が雄高と相馬教授との仲を疑ったときも、もう駄目だと思った。あのときの危機はどうやって乗り越えたのか思い出せない。よりを戻せたのは単なる幸運だったのだろうか。
涙は止まりそうもなかった。そんな雄高を見かねたのか、安騎野が隣に座わり雄高の頭を抱き寄せた。
「これも点数稼ぎか……」
雄高は俯いたまま憎まれ口を叩いたが、安騎野は何も言わず、ただ雄高の肩を抱いていた。悔しいことに、安騎野に頭を預けることが心地よく、雄高はしばらく泣き続けた。
やがて気持ちも落ちつきを取り戻し、雄高は以前から聞きたかったことを安騎野にたずねた。
「今でも二矢が忘れられない?」
安騎野はなかなか答えなかった。まるでそれを口にすることを禁忌に感じているように。
「……まあな」
「それでも俺を選ぶ理由は」
安騎野の指が雄高の耳たぶにかすかに触れた。ぞわりとした感覚が背筋を走り、雄高は安騎野から離れようとした。
「ひとつぐらい自分の思いどおりにしたいからだ」
安騎野も雄高の肩から手を外し、開いた両手をじっと見つめながら続けた。
「俺の望むものは、片端から消えてなくなったからな。肉親とも縁が薄く、二矢と隆も長く俺といられなかった。ひとつでいいのにな……ひとつで」
雄高の脳裏にかつて安騎野が口ずさんだ詩の一節を思い出した。
「夢見たものはひとつの幸福……」
安騎野は雄高の口をついて出た詩を、かすかに目を見開き聞いていた。ふっと安騎野の頬が緩んだ。
「そう、願ったものはひとつの愛……いい歳をして、な。よくおぼえていた、碓氷」
安騎野は力無く笑った。その笑いはやけに空疎に響いた。ひとつでいいのに、どうして安騎野も自分も多くのものを求めたがるのだろう。雄高は、安騎野の抱えるものを肌で感じ取ったような気がした。
安騎野は二十年前の恋が忘れられないらしい。おそらくかつての恋人、二矢は安騎野の血肉の一部になってしまっているのだろう。いまさら切り離すことはできないのだ。
視界の中の安騎野がゆれた。なぜか胸のあたりが冷たくなっていく。雄高は体調の変化に戸惑った。安騎野の長い指が雄高の頬を撫でた。
「もしかして、胃の中が空だったのか?」
そういえば、史彦にお義理で朝食をとって以来、なにも食べていなかった。かつて拒食症を患ったぐらいだ。雄高はストレスが高まると、何も食べられなくなる。雄高は激しくなる目眩の中で頷いた。
「鎮痛剤は空きっ腹には効くからな。暫くすればおさまるから横になってろ」
雄高は安騎野の前で無防備になることに抵抗感を覚えた。それを感じ取ったのか、安騎野が苦笑いしながら言った。
「安心しろ、なにもしない。そんなのは一緒になれば、いつでも出来るからな」
安騎野は雄高のスーツを脱がせ、ベッドに横にならせた。毛布を雄高にふわりとかけ、なぜか安騎野も一緒に体を横たえた。
「な、なにもしないんだろう?」
雄高は慌てて、まるで力の入らない腕で押し返そうとしたが、安騎野は雄高に覆いかぶさった。
「なにもしない。少しだけ、抱かせてくれ」
安騎野は雄高のうなじに頭を押しつけて、そのまま動きを止めた。あの夏と変わらない、優しい包容だ。雄高も抵抗をやめておとなしくそのままにさせておいた。
「一緒に暮らそう。絶対に大切にするから」
安騎野が雄高の耳元に低くささやいた。
「浮気症のくせに」
「人のことは言えないだろうが。碓氷、おまえが灰智にふさわしくないんじゃない。灰智では足りないんだ。しっかり者のように見えて、脆いおまえには年上の方が相手として釣り合う。もう一人の浮気相手は、父親ぐらいの年齢だったんじゃないか」
安騎野は枕にほお杖をつき、雄高の髪に指を差し入れた。雄高は目を閉じたまま、かつての一年に一度だけの恋人を思った。
彼の優しさに雄高は思いきり甘え、包み込んでもらえることの安心感を味わった。今思えば、すべては自分のわがままで彼を利用し、そして別れたようなものだ。ひどく身勝手な雄高をけれど彼ー『お父さん』は責めなかった。
居心地がよかった。それは否めない。薄目をあけて見ると、いつの間にか安騎野は寝息を立てていた。目をこらすと、安騎野の顔はやつれたように見えた。そして目の下に隈が出来ていることに雄高は初めて気づいた。
病院に挨拶に来たのは、昨日の午前。なら、それから今日の午前はなにをしていたのだろうか。こんな不自由な足で……。もしかすると二矢との思い出の場所を体力を無視して巡っていたのか。
雄高はブランケットを引き上げ、安騎野の肩にかけてやった。以前も思ったが、安騎野はすでに恋愛の対象から外れ、兄弟のようなものになったのかもしれない。
例えるならば、問題ばかり起こす兄と出来の悪い弟。心情的にそんな関係になった安騎野とは肌をあわせることなどできそうもない。
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