「赤い瞳に誘われて」

はひ〜

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第三話(さっきの続き)

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ガチャ。

キリエ様、よろしければお食事されますか?昨日の夜から召し上がられていないでしょう。

……そしたら、お言葉に甘えていただきます。
(昨日の夜を通り越して2日前から何も食べていない。)

なにかお食べになれないものございますか?

い、いえ。何でも食べられます。
(風呂から食事まで準備させて貰っちゃって悪いな…)

承知しました。他の者に取りに行かせます。スープもおつけさせていただきますので少々時間がかかります故、私とお待ちになっていただけますか?

は、はい。

キリエ様はお体の方は大丈夫でしょうか?先ほどお体拝見した際に傷だらけでしたから。

あ、/////。体の方はもともと丈夫らしくてそんなに。完全に大丈夫とはいえないけど…。(腰とか超痛いし)

左様でございましたか、少し安心いたしました。

あ、あのウィルさん。

はい、何でしょう?

ちょっと聞いてみたいんですけど、あのアルヴェルトって何者なんですか。こんな豪華な部屋に執事もいるし、どこかの王家と繋がりのある貴族かなにかですか?

……はい?何を仰っているんですか。

へ?

アルヴェルト様を存じ上げていらっしゃはないのですか?

ん?あぁ、そんなに有名なやつなのか?

ええ、そうですね。世間一般的には知られている方だと存じ上げてましたが…。

ふーん。
(益々何者なのか気になる)

ですが、私から言うと言うよりもアルヴェルト様からお伝えになった方が良いですかね。

?なんで。

なんとなくです。ふふ。
あ!お食事が届きましたね。さぁ、お召し上がりください。

(な、なんなんだ?まぁいいや。)
あ、はいいただきます。あのちょっと気になったんですけど、ウィルさんってヴァンパイアじゃないんですか?

?いや、ヴァンパイアですよ?

あの、なんかあいつみたいに目をみたら心臓が痛くなったり、命令?みたいなことしてこないし。脅迫的な感じがしないし。

ああ、アルヴェルト様の真紅の瞳は特別ですからね。特に相性の合うお相手に効くと聞いております。

………へぇ。そうなんですね。
(そうなのか、あの男以外のヴァンパイアはあの特殊能力が使えないのか…。)

さ、スープが冷める前にお召し上がりください。本日はそら豆のスープとチーズソース風味のチキン、焼きたてのパンにゆで卵、デザートはケーキでございます。

ええ、こんなに食べられないですよ!(俺が想像していた倍の倍くらいの量がカートで運ばれてきた。)

いえ、お召し上がりください。残してしまわれても構いませんが。我々ヴァンパイアは食事を取ることを必要としないので、人間が食している様子を見るのが好きなのです。さ、どうぞ。

は、はぁ。
(しょうがないせっかく用意して貰ったし、いただこう。)

ん!上手い!ウィルさん、これ美味しい!

っ!そうですか。それは嬉しいですね。アルヴェルト様もそろそろ業務が終わる頃だと思いますので、ゆっくり召し上がられてくださいね。

っぅ。そっか、そういえばあいつを待っていたんだった。(と言うか本当にヴァンパイアが大嫌いだったけどウィルさんには嫌悪感は出ないなぁ。こんなヴァンパイアもいるだなんて知らなかった。)



~っはぁ久しぶりにいっぱい食べたぁ。

全てペロリと召し上がられていましたもんね。人間はこんなに食べられる者なのですか?

?いや、俺が2日前から食事をとっていなかったからだと思います。っというかウィルさんは人間に会ったことないんですか?

っ!まぁ、なんてことでしょう。
もし足りませんようでしたらお申し付けください。私のことなんでどうでも良いのです!

いや!もういっぱいいただきましたから!それにまだあいつ帰ってこないみたいだし聞かせてください。

さ、左様ですか。なら良いのですが。そうですね私は人間の年齢で言いますと12歳でして。この城から出たこともないのでまだそんなに人間には会ったことがありません。

ええ?!12歳?!こんなに大きいのに?

ヴァンパイアは基本成長スピードが早いので12歳でこのくらいになります。

そ、そうなのか。(人間とこうも違うとはかなり驚いたな。)

ガチャ。

ウィル。終わらせたから隣国に返送するように。

はい、かしこまりました。では、私は失礼いたします。

ガチャン。

……キリエ、さっきの続きしょうか。
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