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第7章
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第7章
あれから何日か馬に乗り続けると、海が見えてきた。広大なその蒼に魅了され、シエラは今までのこと、そしてこれからのことを一切考えずぼーっとその煌めく宝石を見ていた。
なんて、綺麗なんだ。
旅人 お、その様子だと他所のものか?
あ、はい。すみません、お邪魔しちゃって。
旅人 いや、こちらこそすまない。俺は商人をしながら旅をしている。プロンだ。
あ、僕はシエラです。
プロン よろしくな、シエラ!お前も旅か?
まぁ、そんなとこ。
プロン そっか、良かったら。なんか話聞くぜ。
え、なんで?
プロン こんな海辺で黄昏ているだなんて大体は悩みがある奴しかいねぇの。さ、話してみろ。
あ、いや。違うんだ、僕海を見るのが初めてで。(さすがに今の状況は言えない)
プロン あ、そうなのか!それは余計な世話だったな。
あ、いや。いいんです。元気がなかったのは事実だし。あの、良かったらお手伝いいただけないですか?
ん、いいけど。お代は頂くぜ?
もちろんお支払いします。
よし、じゃ。なにを手伝って欲しいんだ?
あの、誰にも見つからないような場所ってないですか?
ん?誰にも見つからないような場所?
はい、出来れば人気が少なくて森の中とか。
ああ、森の中なら結構あるぜ!空き家とか!
あ!空き家でお願いします!
お前そこに住みたいのか?
はい!あと、出来れば僕が住んでること誰にも言わないで欲しいです。
うん、事情はきかけねぇよ。で、料金だが今いくら持ってる?
えっと確か。(家を出る前にポケットに入れたのは5ドル…だったか。)
その顔だと今は手持ちないんだな?
…はい。
まぁ、いいさ!そしたらお前の履いてる靴を俺に売ってくれ。そしたらお前に金が入るし俺もその靴をまた誰かに売って儲けられる。
いいんですか?
ああ、何しろ片方だろうが、白皮なんて貴重な物だからな!
そしたら、この靴でお願いします!
おう!まいどあり!
こうして僕は商人で旅人のプロンに靴を売り、家を確保することができた。
はぁ、はぁ。はぁ、。こ、ここが家?
ああ、かなり山奥で移動は大変だが川や土も綺麗だし、自給自足は可能だぞ!
なるほど!それは良さそうですね!
さ、お代は貰っておくぜ。
はい、もちろん。どうぞ!
まいどっ!ちゅっ。
ぇ。ちょ、ちょっと!
ははっまいどあり!
プロンは僕の白皮の靴を持ってどこかへ行ってしまった。
まったく、僕はキスはOKしていないよ!(そういえばキリア様と違ってドキドキはしなかったな。こんなこと考えるのって失礼かな。)
よし!新居を掃除でもしますか!
そうして僕はしばらくこの空き家を自分の住まいへとすることにした。最初は屋根や床が外れていたりしていてとても住めるようではなかったが、綺麗にすれば案外居心地がいい。そんなこんなで毎日を送っていると、ある変化が僕を襲った。いつものように川へ飲水を取りに行こうとした時に吐いてしまったのだ。
うう。気持ち悪い。
(寝ても寝ても治らない。わざわざ山を下って吐き気を抑える薬を試してみても全く効果がなかった。それになんだか最近、体も暑くて。これってもしかして…)
そう思った僕は山の麓の小さなお医者様の所へ向かった。
あれから何日か馬に乗り続けると、海が見えてきた。広大なその蒼に魅了され、シエラは今までのこと、そしてこれからのことを一切考えずぼーっとその煌めく宝石を見ていた。
なんて、綺麗なんだ。
旅人 お、その様子だと他所のものか?
あ、はい。すみません、お邪魔しちゃって。
旅人 いや、こちらこそすまない。俺は商人をしながら旅をしている。プロンだ。
あ、僕はシエラです。
プロン よろしくな、シエラ!お前も旅か?
まぁ、そんなとこ。
プロン そっか、良かったら。なんか話聞くぜ。
え、なんで?
プロン こんな海辺で黄昏ているだなんて大体は悩みがある奴しかいねぇの。さ、話してみろ。
あ、いや。違うんだ、僕海を見るのが初めてで。(さすがに今の状況は言えない)
プロン あ、そうなのか!それは余計な世話だったな。
あ、いや。いいんです。元気がなかったのは事実だし。あの、良かったらお手伝いいただけないですか?
ん、いいけど。お代は頂くぜ?
もちろんお支払いします。
よし、じゃ。なにを手伝って欲しいんだ?
あの、誰にも見つからないような場所ってないですか?
ん?誰にも見つからないような場所?
はい、出来れば人気が少なくて森の中とか。
ああ、森の中なら結構あるぜ!空き家とか!
あ!空き家でお願いします!
お前そこに住みたいのか?
はい!あと、出来れば僕が住んでること誰にも言わないで欲しいです。
うん、事情はきかけねぇよ。で、料金だが今いくら持ってる?
えっと確か。(家を出る前にポケットに入れたのは5ドル…だったか。)
その顔だと今は手持ちないんだな?
…はい。
まぁ、いいさ!そしたらお前の履いてる靴を俺に売ってくれ。そしたらお前に金が入るし俺もその靴をまた誰かに売って儲けられる。
いいんですか?
ああ、何しろ片方だろうが、白皮なんて貴重な物だからな!
そしたら、この靴でお願いします!
おう!まいどあり!
こうして僕は商人で旅人のプロンに靴を売り、家を確保することができた。
はぁ、はぁ。はぁ、。こ、ここが家?
ああ、かなり山奥で移動は大変だが川や土も綺麗だし、自給自足は可能だぞ!
なるほど!それは良さそうですね!
さ、お代は貰っておくぜ。
はい、もちろん。どうぞ!
まいどっ!ちゅっ。
ぇ。ちょ、ちょっと!
ははっまいどあり!
プロンは僕の白皮の靴を持ってどこかへ行ってしまった。
まったく、僕はキスはOKしていないよ!(そういえばキリア様と違ってドキドキはしなかったな。こんなこと考えるのって失礼かな。)
よし!新居を掃除でもしますか!
そうして僕はしばらくこの空き家を自分の住まいへとすることにした。最初は屋根や床が外れていたりしていてとても住めるようではなかったが、綺麗にすれば案外居心地がいい。そんなこんなで毎日を送っていると、ある変化が僕を襲った。いつものように川へ飲水を取りに行こうとした時に吐いてしまったのだ。
うう。気持ち悪い。
(寝ても寝ても治らない。わざわざ山を下って吐き気を抑える薬を試してみても全く効果がなかった。それになんだか最近、体も暑くて。これってもしかして…)
そう思った僕は山の麓の小さなお医者様の所へ向かった。
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