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大学時代 詩織とフレッド 13 旅行
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旅行の場所は、フレッドが勝手に決めてしまった。
いつもの通り、相談するとダメだと言われるから、という理由だ。
そして、旅行先は、マイアミのビーチ。要するに、詩織に水着を着せたい、それだけの理由だ。
日程は予め話していたので、飛行機もホテルも予約したと言われた。飛行機はファーストクラス、ホテルは四つ星ホテルで1週間となっていた。
もちろん、止めてと詩織は言った。
でも、特に高級車に乗っているわけでもなく、服装も全身ブランドものに包まれているわけでもないから、お金の心配はないのだろう。
それにしてもだ。フレッドの金銭感覚と私は違うのだ。
しかし抵抗虚しく、フレッドの予定通りとなった。紗理奈は只々羨ましがっていたが、私は気が滅入るばかりだ。
更に、詩織の水着を始め、普段の服やバッグ等大量にフレッドが買うと言ってきた。
確かに、私が今持っている服では、飛行機にさえ乗れないだろう。
買い物中、呆れる詩織のことなんか気にせずに、フレッドは終始楽しそうにしていた。
別にフレッドはお金があることを自慢したいわけではない。あくまでも基準は、詩織に似合うかどうか、金額が問題ではないだけだ。
そして、旅行当日となり、恵理が運転する車で空港に向かった。
道中、恵理とフレッドはテンションが高かった。詩織は、これから訪れるであろう非日常にウンザリしていた。
詩織は、なるべくなら、驚きもせず、慌てもせずに、分かっている世界の中で安心しながら生きていきたいと思っている。
今日からの非日常の生活に慣れるまで、しばらく悪戦苦闘しなければならない。
私の人生において知らなくてもいい世界、と詩織は思っていた。
空港に着いた。飛行機自体は、日本に帰る時に乗っているので慣れたものだ。
「楽しんできてね」と恵理は別れ際に言った。
「エリー、送ってくれてありがとう。シェリーといい思い出が作れるようにベストを尽くすよ」
「3日くらいで喧嘩して帰ってくるかも」と詩織は言った。
「シェリー、そんなこと言わないで。怒ったら、僕が直ぐに謝るから」フレッドは慌てた。
「シェリー、少しは大人になりなさい」恵理は呆れて言った。
「初めて泊まるのよ。昼間に会うだけとは意味が違うわ」
「そういうことを含めて、大人になりなさいと言ってるの」
「そんなの分かんないじゃん」詩織は頬を膨らませた。
「どうしてもとシェリーが言うなら、帰ってくる。それでいいかい?」フレッドは言った。
「はぁ~、フレッドと同い年とは思えないわ」恵理は心底呆れた。
「もぉ、いい!行こう、フレッド」と詩織はスーツケースを転がしながら、歩き始めた。
「フレッド、嫌になったら置いてきていいから」と恵理は言った。
「とんでもない!シェリーから離れるわけにはいかない」
「シェリーのこと頼んだわよ」
「はい、行ってきます」
フレッドは詩織の後を追った。
「全く、誰に似たんだか・・・」恵理は日本語で呟き、車に乗り込んだ。
いつもの通り、相談するとダメだと言われるから、という理由だ。
そして、旅行先は、マイアミのビーチ。要するに、詩織に水着を着せたい、それだけの理由だ。
日程は予め話していたので、飛行機もホテルも予約したと言われた。飛行機はファーストクラス、ホテルは四つ星ホテルで1週間となっていた。
もちろん、止めてと詩織は言った。
でも、特に高級車に乗っているわけでもなく、服装も全身ブランドものに包まれているわけでもないから、お金の心配はないのだろう。
それにしてもだ。フレッドの金銭感覚と私は違うのだ。
しかし抵抗虚しく、フレッドの予定通りとなった。紗理奈は只々羨ましがっていたが、私は気が滅入るばかりだ。
更に、詩織の水着を始め、普段の服やバッグ等大量にフレッドが買うと言ってきた。
確かに、私が今持っている服では、飛行機にさえ乗れないだろう。
買い物中、呆れる詩織のことなんか気にせずに、フレッドは終始楽しそうにしていた。
別にフレッドはお金があることを自慢したいわけではない。あくまでも基準は、詩織に似合うかどうか、金額が問題ではないだけだ。
そして、旅行当日となり、恵理が運転する車で空港に向かった。
道中、恵理とフレッドはテンションが高かった。詩織は、これから訪れるであろう非日常にウンザリしていた。
詩織は、なるべくなら、驚きもせず、慌てもせずに、分かっている世界の中で安心しながら生きていきたいと思っている。
今日からの非日常の生活に慣れるまで、しばらく悪戦苦闘しなければならない。
私の人生において知らなくてもいい世界、と詩織は思っていた。
空港に着いた。飛行機自体は、日本に帰る時に乗っているので慣れたものだ。
「楽しんできてね」と恵理は別れ際に言った。
「エリー、送ってくれてありがとう。シェリーといい思い出が作れるようにベストを尽くすよ」
「3日くらいで喧嘩して帰ってくるかも」と詩織は言った。
「シェリー、そんなこと言わないで。怒ったら、僕が直ぐに謝るから」フレッドは慌てた。
「シェリー、少しは大人になりなさい」恵理は呆れて言った。
「初めて泊まるのよ。昼間に会うだけとは意味が違うわ」
「そういうことを含めて、大人になりなさいと言ってるの」
「そんなの分かんないじゃん」詩織は頬を膨らませた。
「どうしてもとシェリーが言うなら、帰ってくる。それでいいかい?」フレッドは言った。
「はぁ~、フレッドと同い年とは思えないわ」恵理は心底呆れた。
「もぉ、いい!行こう、フレッド」と詩織はスーツケースを転がしながら、歩き始めた。
「フレッド、嫌になったら置いてきていいから」と恵理は言った。
「とんでもない!シェリーから離れるわけにはいかない」
「シェリーのこと頼んだわよ」
「はい、行ってきます」
フレッドは詩織の後を追った。
「全く、誰に似たんだか・・・」恵理は日本語で呟き、車に乗り込んだ。
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