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卒業試験 6
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2人はタオルで拭いて服を着た。
それから詩織は、シャンプーや化粧品、持ってきた服等をスーツケースに詰め始めた。
そして、入り切らなくなったら、ゴミ袋に分別して入れ始めた。枕も金髪のウィッグも入れた。
そして、何度も部屋の中を確認して、ゴミ袋を優一の前に出した、
「捨てに行くわよ」
「後で行くよ」
「嘘つかないためよ。一緒に行くから」
「分かったよぉ」優一は嫌々言った。
2人はエレベーターで降りて、ゴミ置き場に行った。
「後で取りに来ちゃダメだからね」と詩織は言った。
「だっ、大丈夫、そっ、そっ、そんなことしないから」と優一は目をパチパチさせた。
「小百合ちゃんに嫌われたいの?私がいなくなって、小百合ちゃんまでいなくなったら、どうするつもりなの?本当に止めなさい」
優一は、
「はぁ~」とため息をついて、
「分かった」と言った。
「私のものは触らないって言って」
「何でだよ。分かったって言ったじゃん」と優一は不貞腐れた。
「いいから言いなさい。私のものには触らない」詩織は強い口調で言った。
「し~ちゃんのものには触らない、これでいい?」
「はい、よくできました。戻るわよ」詩織は歩き始めた。
優一は名残惜しそうにゴミ袋に目をやって、詩織の後に続いた。
部屋に戻っても優一は不貞腐れていた。
「あなたのためにやってることでしょ?」と詩織は呆れて言った。
「一つくらいいいじゃん」
「女を舐めない方がいいわよ。こういうの勘が働くから」
「それでも」
「ダメ。練習始めるわよ」
優一は不貞腐れながら頷いた。
「先生に電話して、自分のものは全部捨てていいって言われたから、捨てた。もう部屋には残ってない。はい、言ってみて」
「先生に、でっ、でっ・・・」
「そこまで?」
「何か変だった?」と優一は相変わらず不貞腐れている。
「私に電話して」
「今?」
「早く」
優一はスマホを出して、詩織に電話した。
「ゆうくん、私のものは全部捨てていいから」と詩織は言った。
「さっき聞いた」と優一は言った。
詩織は電話を切って、
「もう一度。先生に電話して、自分のものは全部捨てていいって言われたから、捨てた。部屋には残ってない」
「先生に電話して、自分のものは全部捨てていいって言われたから、捨てた。へつ、部屋には、のっ、のっ・・・」
「はぁ~、本当に面倒くさい」
「嘘つけないのはいいって言ったじゃん」
「あっ!こうしましょう。部屋には、じゃなくて、クローゼットにも、風呂場にも、洗面所にも、キッチンにも残ってない。ベッドの枕も捨てた。はい言ってみて」
「先生に電話して、自分のものは全部捨てていいって言われたから、捨てた。クローゼットにも、風呂場にも、洗面所にも、キッチンにも残ってない。ベッドの枕も捨てた。これでいい?」
「オーケーよ。先生は来てないの?って言われるかもしれないから。その時は、昨日は来てない、と言うつもりで、昨日は、の部分は声に出さないで口だけ動かすの。分かった?先生は来てないの?」
優一は、昨日は、と声を出さずに口だけ動かしてかろ、
「来てない」と言った。
「うん、大丈夫。さっ、電話して」
優一は、スマホを取り出して小百合に電話した。
「もしもし」
「小百合、先生に・・・・、枕も捨てた」
「えっ?ホントに?」小百合の驚いた声がした。
「うん」
「分かった。先生は来てないのね?」
練習した通り口を動かしてから、
「来てない」と言った。
「分かった。明日午前中に行くから」
「うん、待ってる」
「何か食べたいものある?」
「一緒にスーパー行って考えよう」
「うん、分かった」
電話を切った。
「ふぅ~」と優一は息を吐き出した。
詩織は笑顔で、
「うん、OKよ」と言った。
「良かった。じゃあ、本当にこれで最後?」
「うん」と言って、詩織は掌を上に向けて、優一の前に出した。
「わん」と言って、優一は自分の手を乗せた。
「はい、よくできたわねぇ、じゃないわよ!返して」
「えっ?お金借りてたっけ?」
「あなたがお金を借りることなんて一生無いわよ。写真よ。写真」
「えっ?し~ちゃんの裸の写真なんて、こっそり撮ってないよ」
「えっ!冗談でしょ!」と詩織は驚いて言ったが、嘘をついてる様子はない。
「ビックリさせないで。初めて泊まった日に、私の家族の写真を渡したでしょ?」
「あぁ」優一は思い出した。
「返さないとダメ?」
「大切なものだって言ったわよね?」
優一は渋々立ち上がって、写真を持ってきた。
「はい」と詩織の前に出した。
「はぁ~、やっぱり分かってないのね」
「えっ?何が?」
「写真をよく見て」
「うん・・・」優一は写真を眺めた。
「し~ちゃん、若い頃もいい。この頃会ってても好きになった」と優一は言った。
「この頃は絶対に無理ね。今より捻くれたわよ」
「あっ!自覚あったんだ」と優一は感心したように呟いた。
「何!」詩織は強く言った。
「いえ、何でもありません」
「私じゃなくて、家族の方を見て」詩織は呆れて言った。
「あっ!」と優一は目を見開いた。
「これ、フレッド?」
「そうよ。フレッドにプロポーズされた後に撮ったのよ」
「そうだったんだ・・・、し~ちゃんしか見なかった」
詩織は優一の手から写真を取り上げた。
「じゃあ、高嶺くん、学校で」
「最後にキスしていいですか?」
「しょうがないわね。でも、胸とかお尻とか触ったら、すぐに止めるからね」
「分かリました」
優一は詩織の腰に手を回して引き寄せ、舌を絡めた。
そして、
「もうオシマイ。今まで楽しかった。高峰くん」
「先生、僕も楽しかったです」
詩織はスーツケースを押しながら、玄関に行き、靴を履いて、振り返った。
「高峰くん、櫻井さんと仲良くするのよ」詩織は笑顔で言った。
「はい、仲良くします」
詩織は玄関を出た。後ろでは優一が靴を履いていた。
「何処行くの?」
「下まで送ります」
「そういうことは、櫻井さんだけにしなさい」
「最後だから」
「下に行ったら、駅までとか、タクシーで家までとか言うんでしょ?」
「そっ、そんなこと・・・」
「キリがないの。ここで私がいいって言ったら、次も大丈夫かもって思うでしょ?だから、ここで終わり」
「・・・、分かりました」
「付いてきたら、学校でも話さないからね」
「分かったって」
「はい、いい子ね」
詩織は向きを変えて歩き始めた。
「あっ!そうだ!」詩織は思い出して優一の所に戻った。
「やっぱりもう一回?」優一が嬉しそうな顔をした。
「違うわよ」詩織はポケットから鍵を出して、優一の手を取って握らせた。
「持ってていいよ」
「はぁ?私と小百合ちゃんを鉢合わせさせるつもり?」
「それは流石に困るかな・・・」
「そうでしょ。じゃあ、高峰くん、さようなら」
「またねって言って」
「何度も言わせないで、次はないの」
「分かったよ・・・」
詩織は背を向けて歩き始めた。もう大丈夫だろう。ドアが閉まる音も、足音もしない。
振り返らずにエレベーターに乗った。一階のボタンを押して振り返ると、誰もいなかった。
「よくできました。試験は合格よ」と詩織は微笑んだ。
それから詩織は、シャンプーや化粧品、持ってきた服等をスーツケースに詰め始めた。
そして、入り切らなくなったら、ゴミ袋に分別して入れ始めた。枕も金髪のウィッグも入れた。
そして、何度も部屋の中を確認して、ゴミ袋を優一の前に出した、
「捨てに行くわよ」
「後で行くよ」
「嘘つかないためよ。一緒に行くから」
「分かったよぉ」優一は嫌々言った。
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「後で取りに来ちゃダメだからね」と詩織は言った。
「だっ、大丈夫、そっ、そっ、そんなことしないから」と優一は目をパチパチさせた。
「小百合ちゃんに嫌われたいの?私がいなくなって、小百合ちゃんまでいなくなったら、どうするつもりなの?本当に止めなさい」
優一は、
「はぁ~」とため息をついて、
「分かった」と言った。
「私のものは触らないって言って」
「何でだよ。分かったって言ったじゃん」と優一は不貞腐れた。
「いいから言いなさい。私のものには触らない」詩織は強い口調で言った。
「し~ちゃんのものには触らない、これでいい?」
「はい、よくできました。戻るわよ」詩織は歩き始めた。
優一は名残惜しそうにゴミ袋に目をやって、詩織の後に続いた。
部屋に戻っても優一は不貞腐れていた。
「あなたのためにやってることでしょ?」と詩織は呆れて言った。
「一つくらいいいじゃん」
「女を舐めない方がいいわよ。こういうの勘が働くから」
「それでも」
「ダメ。練習始めるわよ」
優一は不貞腐れながら頷いた。
「先生に電話して、自分のものは全部捨てていいって言われたから、捨てた。もう部屋には残ってない。はい、言ってみて」
「先生に、でっ、でっ・・・」
「そこまで?」
「何か変だった?」と優一は相変わらず不貞腐れている。
「私に電話して」
「今?」
「早く」
優一はスマホを出して、詩織に電話した。
「ゆうくん、私のものは全部捨てていいから」と詩織は言った。
「さっき聞いた」と優一は言った。
詩織は電話を切って、
「もう一度。先生に電話して、自分のものは全部捨てていいって言われたから、捨てた。部屋には残ってない」
「先生に電話して、自分のものは全部捨てていいって言われたから、捨てた。へつ、部屋には、のっ、のっ・・・」
「はぁ~、本当に面倒くさい」
「嘘つけないのはいいって言ったじゃん」
「あっ!こうしましょう。部屋には、じゃなくて、クローゼットにも、風呂場にも、洗面所にも、キッチンにも残ってない。ベッドの枕も捨てた。はい言ってみて」
「先生に電話して、自分のものは全部捨てていいって言われたから、捨てた。クローゼットにも、風呂場にも、洗面所にも、キッチンにも残ってない。ベッドの枕も捨てた。これでいい?」
「オーケーよ。先生は来てないの?って言われるかもしれないから。その時は、昨日は来てない、と言うつもりで、昨日は、の部分は声に出さないで口だけ動かすの。分かった?先生は来てないの?」
優一は、昨日は、と声を出さずに口だけ動かしてかろ、
「来てない」と言った。
「うん、大丈夫。さっ、電話して」
優一は、スマホを取り出して小百合に電話した。
「もしもし」
「小百合、先生に・・・・、枕も捨てた」
「えっ?ホントに?」小百合の驚いた声がした。
「うん」
「分かった。先生は来てないのね?」
練習した通り口を動かしてから、
「来てない」と言った。
「分かった。明日午前中に行くから」
「うん、待ってる」
「何か食べたいものある?」
「一緒にスーパー行って考えよう」
「うん、分かった」
電話を切った。
「ふぅ~」と優一は息を吐き出した。
詩織は笑顔で、
「うん、OKよ」と言った。
「良かった。じゃあ、本当にこれで最後?」
「うん」と言って、詩織は掌を上に向けて、優一の前に出した。
「わん」と言って、優一は自分の手を乗せた。
「はい、よくできたわねぇ、じゃないわよ!返して」
「えっ?お金借りてたっけ?」
「あなたがお金を借りることなんて一生無いわよ。写真よ。写真」
「えっ?し~ちゃんの裸の写真なんて、こっそり撮ってないよ」
「えっ!冗談でしょ!」と詩織は驚いて言ったが、嘘をついてる様子はない。
「ビックリさせないで。初めて泊まった日に、私の家族の写真を渡したでしょ?」
「あぁ」優一は思い出した。
「返さないとダメ?」
「大切なものだって言ったわよね?」
優一は渋々立ち上がって、写真を持ってきた。
「はい」と詩織の前に出した。
「はぁ~、やっぱり分かってないのね」
「えっ?何が?」
「写真をよく見て」
「うん・・・」優一は写真を眺めた。
「し~ちゃん、若い頃もいい。この頃会ってても好きになった」と優一は言った。
「この頃は絶対に無理ね。今より捻くれたわよ」
「あっ!自覚あったんだ」と優一は感心したように呟いた。
「何!」詩織は強く言った。
「いえ、何でもありません」
「私じゃなくて、家族の方を見て」詩織は呆れて言った。
「あっ!」と優一は目を見開いた。
「これ、フレッド?」
「そうよ。フレッドにプロポーズされた後に撮ったのよ」
「そうだったんだ・・・、し~ちゃんしか見なかった」
詩織は優一の手から写真を取り上げた。
「じゃあ、高嶺くん、学校で」
「最後にキスしていいですか?」
「しょうがないわね。でも、胸とかお尻とか触ったら、すぐに止めるからね」
「分かリました」
優一は詩織の腰に手を回して引き寄せ、舌を絡めた。
そして、
「もうオシマイ。今まで楽しかった。高峰くん」
「先生、僕も楽しかったです」
詩織はスーツケースを押しながら、玄関に行き、靴を履いて、振り返った。
「高峰くん、櫻井さんと仲良くするのよ」詩織は笑顔で言った。
「はい、仲良くします」
詩織は玄関を出た。後ろでは優一が靴を履いていた。
「何処行くの?」
「下まで送ります」
「そういうことは、櫻井さんだけにしなさい」
「最後だから」
「下に行ったら、駅までとか、タクシーで家までとか言うんでしょ?」
「そっ、そんなこと・・・」
「キリがないの。ここで私がいいって言ったら、次も大丈夫かもって思うでしょ?だから、ここで終わり」
「・・・、分かりました」
「付いてきたら、学校でも話さないからね」
「分かったって」
「はい、いい子ね」
詩織は向きを変えて歩き始めた。
「あっ!そうだ!」詩織は思い出して優一の所に戻った。
「やっぱりもう一回?」優一が嬉しそうな顔をした。
「違うわよ」詩織はポケットから鍵を出して、優一の手を取って握らせた。
「持ってていいよ」
「はぁ?私と小百合ちゃんを鉢合わせさせるつもり?」
「それは流石に困るかな・・・」
「そうでしょ。じゃあ、高峰くん、さようなら」
「またねって言って」
「何度も言わせないで、次はないの」
「分かったよ・・・」
詩織は背を向けて歩き始めた。もう大丈夫だろう。ドアが閉まる音も、足音もしない。
振り返らずにエレベーターに乗った。一階のボタンを押して振り返ると、誰もいなかった。
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