旦那様は、パーフェクト高校生

ぱるゆう

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小百合のお泊り 11 シーツの替え

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「あんまり寝てないけど、大丈夫なの?」

「寝過ぎて、逆に身体が痛い」

「あっ、薬飲む?湿布も」

「その前に、もう一度、本文を読んでご覧」

 小百合は参考者に集中した。
「あ~ん、もう!分かんない!」小百合は頬を膨らませた。

「もしかして、この単語の意味わかってないんじゃ?」優一は指さした。

「えっ?◯◯でしょ?」

「ほら、よく見てご覧、二重否定になってるから、逆の意味なんだ。もう分かったでしょ?」

「そうだと、ウ」

「そう、正解」

「はぁ~、見逃したぁ」小百合は悔しそうな顔をした。

「ここは二重否定にしないと、文章の意味が繋がらないよ」

「はい、全体を見るようにします」

「うん、じゃあ、お願い」

「汗は大丈夫そうね?」

 優一は頷いた。

 小百合は、薬を取りに行って、水と一緒に戻ってきた。

 優一の口の前に薬を出して、優一が小百合の指ごと咥えた。

「キャッ!止めて」

 優一はニコニコしながら、口を離した、

「もう!はい!」
 小百合は優一の手の所に水を置いた。

 優一は両手で掴んで飲んだ。

「はぁ~、小百合の指、美味しかった」

「ひじき作ってたから」

「えっ?少し食べたい」

「先に、湿布ね」

 テーブルの上に置かれた優一のサポーターと湿布を剥がした。

「少し黒くなってる?」

「そうみたい」

「まだ痛む?」

「指を動かすと違和感がある」

「じゃあ、絶対に安静ね」

「お願いします」

 小百合は寝れタオルを持ってきて、傷の周りを拭いた。そして、新しい湿布とサポーターを巻く。

「サポーター洗わないとね」

「そうだね」

「洗濯機回してくるけど、着替える?」

「ううん、大丈夫。冷たくないから」

 小百合は脱衣所に行き、サポーターを洗濯ネットに入れて、タオルと一緒に入れた。

「あっ!」

 小百合はリビングに戻ってきた。

「ベッドのシーツって替えあるの?」

「うん」優一は言いながら、同じことを前に聞かれたな、と思った。

「洗うから」

 優一は立ち上がり、まずはクローゼットの中にある替えを見せた。

 小百合は替えを出すと、乱れたベッドを見て、少し固まった。

「僕が寝てたからだよ」

「昨日も泊まったんでしょ?」答えを聞きたくないのに、口から出てしまう。

「しょうがないだろ。1人じゃ何もできないんだから」

「朝は?」

「いつの間にかいなくなってた」

 ということは、少なくとも昨日は何もなかったってことね。小百合は都合よく考えて、シーツを剥がした。

 次に枕カバーと思ったら、枕が2つあることに気が付いた。


「あっ、新しい枕あるから、それ使って」優一は開いているクローゼットの中から、ビニールに入っている枕を両手で掴んで出した。

「そんなにあるの?」

「僕も枕変えようと思ったんだけど、やっぱり変えたくなくて」

「優一が使ってる枕、私が使う」

「えっ?でも、臭いかもよ。ここに住んでから変えてないから・・・」

「それでもいい!」小百合は真剣な顔で優一を見つめた。

「分かった。好きにして。ただ、少し日に当てよう。新しい枕も当てるから」

「うん、分かった」テーブルの椅子を動かして、窓際に枕を置いた。

 小百合は、詩織の枕のカバーも外して、枕をクローゼットの中に入れた。

 もう使うことはない!と目尻を指で下げて、舌を出した。

 シーツと枕カバーを洗濯機の中に放り込んで、スイッチを入れた。

「あぁっ、全部捨てたい!」小百合はイライラした。

 でも、怒られるのは自分だ。排除されるのも。

「小百合、ひじき」優一も洗面所に来た。

 小百合は、顔を上げて、
「あぁ、そうだったね」と無理に笑顔を作って、キッチンに向かった。

 皿から小さいスプーンで掬って、優一の口に入れた。

「うん、甘さとしょっぱさが絶妙なバランス。美味しい!」

 優一は、また口を開けた。
「これで最後だからね。お弁当にも使うから」

 優一は口を開けたまま、頷いた。
 口に入れると、また美味しそうに食べた。

「お腹空いてる?」

「うん、何か食べたい」

「本当はデザートなんだけど、キュウイとヨーグルト食べる?」

「うん!」

 冷蔵庫からキュウイを取り出して、皮を剥き、食べ応えがあるように、厚めに切った。

 そこにプレーンヨーグルトと、蜂蜜を垂らした。

「どうぞ」

「小百合は?」

「私は後でいい」

「うん」優一はスプーンと格闘して、やっぱり小百合に食べさせてもらった。

「ふぅ~、口の中がさっぱりしたし、お腹も満たされた」

「それなら、良かった。ねぇ、旅行するって言ってたじゃない?どこにするの?」

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