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健康的
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「晴菜、起きて」という声で、晴菜は目覚めた。
「うわぁ~」と晴菜は伸びをした。
「寿璃叶、おはよう」
「おはようって、凄いことになってるけど」
「何が?」
寿璃叶はお腹に当たっている固いものを握った。
「あっ、気持ちいい」
「寝ながら、私に変なことした?」
「そんなことしてないよ。男は朝はこうなるんだよ」
「毎朝?」
晴菜は頷いた。
「何?みんな朝から変なことしてるの?」
「ほっとけば、普通になるから」
「そうなんだ・・・」と寿璃叶は握った手を動かした。
「あっ!そんなことしたら無理だって」
「止める?」
「止めなかったら?」
「出したい?」
「・・・、出したい」
寿璃叶は晴菜と顔を近づけた。
「出したいの?」
晴菜は頷いた。
「しょうがないわね」と舌を絡めた。
晴菜の手が寿璃叶の身体を撫でる。
そして、晴菜は寿璃叶の中でゴムの中に射精した。
「さっ!続き見よ」と寿璃叶は服を着た。
晴菜が時計を見ると、6時過ぎだった。
「朝ご飯は?」
「杏寿が起きないから、8時半頃ね」
「分かった」
「そろそろ衣装の回になるから」
「そうなんだ」と晴菜は言って、リュックの中から大学ノートと鉛筆を出した。
寿璃叶がDVDを再生した。しばらくして、画面を止めて、
「これよ」と言った。
画面には主人公の女の子が闇落ちした姿に変身したところだった。
「ちょっと待ってて」と晴菜は、膝の上にいる寿璃叶の目の前に大学ノートを持って、画面の姿を書き始めた。
スラスラと晴菜の鉛筆が動いていく。
「あなた、デッサンは上手いわね」
「そう?寿璃叶に言われると嬉しいよ」
それからも画面を止めては、晴菜は色々と書き出していった。
「そろそろご飯作りましょう」と寿璃叶が言ったので、キッチンに向かった。
寿璃叶と並んで食材を切った。
「衣装の素材、どんなの考えてるの?」
「そうねぇ、どうしようかしら?」
「今までは、どうしてたの?」
「だいたい、そういう会社にサイズを言うだけだったから。セミオーダーって感じね」
「そっか。革っぽい感じがいいのか?厚みのある布にするのか?どっちにしても重厚感があるようなイメージなんだけど」
「確かにそうね。闇落ちする前のヒラヒラした感じはないわね。なるほど革か、確かにいいかも」
「とりあえず生地見に行こう。見た方がイメージしやすいし」
「うん、それがいいわ」
そこに、
「おはよう」と言って、欠伸をしながら杏寿がリビングに来た。
「杏寿、なんて格好してるの?」寿璃叶は呆れながら言った。
上はタンクトップ、下はショートパンツだった。谷間も太腿も丸見えになっていた。
「着替えるの面倒くさいんだもん」と杏寿は言いながら晴菜を見た。
「うんうん、杏寿ちゃんは、健康的に育ってるね。もう少しでできるから」と晴菜は言って、朝食の作業に集中した。
「もう!」杏寿は頬を膨らませた。
「フフフッ」寿璃叶はこっそりと微笑んだ。
そして、テーブルに朝食が並べられ、食べ始めた。それでも杏寿は欠伸をしている。
「また遅くまでゲームやってたの?」
「だって、お姉ちゃんの部屋から変な声が聞こえるから」
晴菜は固まった。杏寿のことをすっかり忘れて声を出してしまった。
「そんな訳ないでしょ。ただDVD見て、私はベッド、晴菜はソファーで寝たんだから」と寿璃叶は淡々と言った。
「そうなの?」と杏寿は驚いて言った。
「まだ私達は高校生なのよ。まだ早いわ。2人ともちゃんと大人になってからでも遅くはないのよ」
「チューは?」
「それくらいはするわよ」
「もっとしたくならないの?」
「ならないわよ。チュって軽く唇を合わせるだけなんだから」
「そっかぁ」
あんなに声出してたのに、よく誤魔化せるな、と思った。しかし、余計なことを言うことは厳禁だ。
「寿璃叶とはずっと一緒にいるから、焦る必要はないね」と話を合わせた。
朝食が終わって、また寿璃叶の部屋へと行った。
「杏寿ちゃん、納得してたけど、声、聞こえてなかったのかな?」
「大丈夫よ。この部屋というか、杏寿の部屋も防音だから」
「防音?」
「小さい頃、私も杏寿も色々やらされた。だから、音が漏れるとお互いに迷惑だから、防音にしてあるのよ」
「そうなんだ、良かった」
「だからと行って、無闇にはしないからね」
「はい、大切にします」
そして、DVDを見て、食事をして、を繰り返して、夜8時にやっと見終わった。
「お疲れ様」と寿璃叶は言った。
「ありがとう、よく話も分かったし、イメージしやすかった」
寿璃叶は晴菜のノートを見た。
「毎回、こんなに細かく書いてるの?」
「作ってる時に、ここどうしようとか思うと、僕じゃ決められないから作業が中断しちゃうんだ。だから、作る前に必要なことは全部決めないと、せっかくやる気になってもできなくなる」
「本当にあなたらしいわ」
「これ置いてくから、見といて。間違ってたり、変えたかったら、書き直していいから」
「分かった。次は生地ね」
「うん」
「来週の水曜日は?」
「いいけど、学校の帰り?」
「私の学校まで迎えに来て。校門の前で待ってるから」
「少し遅くなるよ」
「大丈夫。放課後、生徒会の仕事があるから」
「生徒会?寿璃叶。生徒会なんてやってるの?」
「そう。生徒会なんてやってるわ。安心して会長じゃないから。クラスの割り当てで仕方ないのよ」
「そんなんだ・・・。じゃあ帰るね」
「気を付けてね」
「寿璃叶、最後にいい?」
「無闇にしないって言ったはずだけど」
「お願い、キスだけ」
「しょうがないわね」2人は舌を絡めた。
「また水曜日」と晴菜は家を後にした。
晴菜は、水曜日に待ち受ける出来事を想像すらできなかった。
「うわぁ~」と晴菜は伸びをした。
「寿璃叶、おはよう」
「おはようって、凄いことになってるけど」
「何が?」
寿璃叶はお腹に当たっている固いものを握った。
「あっ、気持ちいい」
「寝ながら、私に変なことした?」
「そんなことしてないよ。男は朝はこうなるんだよ」
「毎朝?」
晴菜は頷いた。
「何?みんな朝から変なことしてるの?」
「ほっとけば、普通になるから」
「そうなんだ・・・」と寿璃叶は握った手を動かした。
「あっ!そんなことしたら無理だって」
「止める?」
「止めなかったら?」
「出したい?」
「・・・、出したい」
寿璃叶は晴菜と顔を近づけた。
「出したいの?」
晴菜は頷いた。
「しょうがないわね」と舌を絡めた。
晴菜の手が寿璃叶の身体を撫でる。
そして、晴菜は寿璃叶の中でゴムの中に射精した。
「さっ!続き見よ」と寿璃叶は服を着た。
晴菜が時計を見ると、6時過ぎだった。
「朝ご飯は?」
「杏寿が起きないから、8時半頃ね」
「分かった」
「そろそろ衣装の回になるから」
「そうなんだ」と晴菜は言って、リュックの中から大学ノートと鉛筆を出した。
寿璃叶がDVDを再生した。しばらくして、画面を止めて、
「これよ」と言った。
画面には主人公の女の子が闇落ちした姿に変身したところだった。
「ちょっと待ってて」と晴菜は、膝の上にいる寿璃叶の目の前に大学ノートを持って、画面の姿を書き始めた。
スラスラと晴菜の鉛筆が動いていく。
「あなた、デッサンは上手いわね」
「そう?寿璃叶に言われると嬉しいよ」
それからも画面を止めては、晴菜は色々と書き出していった。
「そろそろご飯作りましょう」と寿璃叶が言ったので、キッチンに向かった。
寿璃叶と並んで食材を切った。
「衣装の素材、どんなの考えてるの?」
「そうねぇ、どうしようかしら?」
「今までは、どうしてたの?」
「だいたい、そういう会社にサイズを言うだけだったから。セミオーダーって感じね」
「そっか。革っぽい感じがいいのか?厚みのある布にするのか?どっちにしても重厚感があるようなイメージなんだけど」
「確かにそうね。闇落ちする前のヒラヒラした感じはないわね。なるほど革か、確かにいいかも」
「とりあえず生地見に行こう。見た方がイメージしやすいし」
「うん、それがいいわ」
そこに、
「おはよう」と言って、欠伸をしながら杏寿がリビングに来た。
「杏寿、なんて格好してるの?」寿璃叶は呆れながら言った。
上はタンクトップ、下はショートパンツだった。谷間も太腿も丸見えになっていた。
「着替えるの面倒くさいんだもん」と杏寿は言いながら晴菜を見た。
「うんうん、杏寿ちゃんは、健康的に育ってるね。もう少しでできるから」と晴菜は言って、朝食の作業に集中した。
「もう!」杏寿は頬を膨らませた。
「フフフッ」寿璃叶はこっそりと微笑んだ。
そして、テーブルに朝食が並べられ、食べ始めた。それでも杏寿は欠伸をしている。
「また遅くまでゲームやってたの?」
「だって、お姉ちゃんの部屋から変な声が聞こえるから」
晴菜は固まった。杏寿のことをすっかり忘れて声を出してしまった。
「そんな訳ないでしょ。ただDVD見て、私はベッド、晴菜はソファーで寝たんだから」と寿璃叶は淡々と言った。
「そうなの?」と杏寿は驚いて言った。
「まだ私達は高校生なのよ。まだ早いわ。2人ともちゃんと大人になってからでも遅くはないのよ」
「チューは?」
「それくらいはするわよ」
「もっとしたくならないの?」
「ならないわよ。チュって軽く唇を合わせるだけなんだから」
「そっかぁ」
あんなに声出してたのに、よく誤魔化せるな、と思った。しかし、余計なことを言うことは厳禁だ。
「寿璃叶とはずっと一緒にいるから、焦る必要はないね」と話を合わせた。
朝食が終わって、また寿璃叶の部屋へと行った。
「杏寿ちゃん、納得してたけど、声、聞こえてなかったのかな?」
「大丈夫よ。この部屋というか、杏寿の部屋も防音だから」
「防音?」
「小さい頃、私も杏寿も色々やらされた。だから、音が漏れるとお互いに迷惑だから、防音にしてあるのよ」
「そうなんだ、良かった」
「だからと行って、無闇にはしないからね」
「はい、大切にします」
そして、DVDを見て、食事をして、を繰り返して、夜8時にやっと見終わった。
「お疲れ様」と寿璃叶は言った。
「ありがとう、よく話も分かったし、イメージしやすかった」
寿璃叶は晴菜のノートを見た。
「毎回、こんなに細かく書いてるの?」
「作ってる時に、ここどうしようとか思うと、僕じゃ決められないから作業が中断しちゃうんだ。だから、作る前に必要なことは全部決めないと、せっかくやる気になってもできなくなる」
「本当にあなたらしいわ」
「これ置いてくから、見といて。間違ってたり、変えたかったら、書き直していいから」
「分かった。次は生地ね」
「うん」
「来週の水曜日は?」
「いいけど、学校の帰り?」
「私の学校まで迎えに来て。校門の前で待ってるから」
「少し遅くなるよ」
「大丈夫。放課後、生徒会の仕事があるから」
「生徒会?寿璃叶。生徒会なんてやってるの?」
「そう。生徒会なんてやってるわ。安心して会長じゃないから。クラスの割り当てで仕方ないのよ」
「そんなんだ・・・。じゃあ帰るね」
「気を付けてね」
「寿璃叶、最後にいい?」
「無闇にしないって言ったはずだけど」
「お願い、キスだけ」
「しょうがないわね」2人は舌を絡めた。
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晴菜は、水曜日に待ち受ける出来事を想像すらできなかった。
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