続・クラスイチ(推定)ブスだった私が、浮気しない真面目なイケメン彼氏と別れた理由

ぱるゆう

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墓穴

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今、僕は最寄り駅から、自転車で家に帰っている。

遠征試合中は、打撃は好調を維持できた。しかし、速球のいいピッチャーがいて、力負けするという課題が残った。

明日、小百合さんに相談するつもりだ。

すると、スマホが鳴った。僕は自転車を止めて、端に寄り、スマホを取り出した。
姉ちゃんからで、一通り話した。

電話を切った。
何なんだ、今の電話は?もしかして、して欲しいのか?でも、明日は、小百合さんに会うし。

そう言えば、いつまで小百合さんって呼ぶんだ。そろそろ小百合って言っても良いんじゃないか?この前の一件で、ちゃんと付き合うってことになったんだから。

でも、呼び捨てってのもなぁ。さゆちゃん?さーちゃん?さゆりん?りんりん?これは違うか。

僕の楓くんってのも止めてもらおう。楓、これでいい。

そう言えば、旅行以来、姉ちゃんとしてないな。僕は小百合さんと2回もしたけど。

変な電話してきたから、いちおう確認してみるか。

家に着き、玄関を開ける。見慣れた光景が広がる。はぁ、やっぱり我が家はいい。着替えを洗濯機の脇の籠に入れてから、リビングに行った。

「ただいま」

「お帰りなさい」

「はぁ、疲れた」テーブルの椅子に座った。

「何よ。おじさん臭い」

「しょうがないだろ。夜まで自主練させられたんだから」

「あぁ、そうなの。お疲れ様」

「姉ちゃんは?」

「まだよ」

「ふ~ん」

「お腹空いてるなら、先に食べてる?」

「ううん、みんなと食べる。父さんは?」

「少し買物頼んだから。もう少しで帰ってくると思うわ」

「着替えてくる」
僕は自分の部屋に行き、着替えた。


部屋から出ると、父さんと姉ちゃんが一緒に帰って来た。

「お帰りなさい」僕は声をかけた。

「あぁ、楓、帰ってたのか。お帰り」と父が言った。

「ただいま」

「楓、お帰りなさい」姉ちゃんも特に変わったところはないようだ。

「姉ちゃんも、お帰りなさい」

僕たちはリビングに入った。
「ちょうど、花音が歩いてるのが見えたから、乗せてきた」父さんは買ってきたものを母さんに渡した。

「荷物あったから、助かったわ」

「じゃあ、ご飯にする?」

姉ちゃんはキッチンに行った。
僕も手伝おうと思うが、邪魔にされるのが分かっているので、素直に椅子に座って待った。

「いただきます」

「うん。母さんの料理が一番だ」僕は嬉しくなった。

「あら?嬉しいわ」

そういえば、小百合さんって料理できるのかな?食べてみたいな。公園で小百合さんのお弁当食べるのもいいかもしれない。今度頼んでみよう。

「それで、試合はどうだったんだ?」父は言った。

「3試合で、打率は4割ちょいってところかな。ホームランは、3本。でも、ストレートのいいピッチャーがいて、歯が立たなかった」

「いいピッチャーが調子がいいと、なかなか打てんな」

「でも、プロになったら、そんなのばっかりでしょ。なんとかしないと」

「まぁ、そうだな。ただ自分のバッティングを崩したら、本末転倒だ。自分のバッティングを高めるしかないな」

「それは分かってるんだけどね」

「まだ2年以上あるんだ。コツコツやりなさい」

「は~い」

「スーパーコーチに頼めばいいじゃない」姉ちゃんは突然言った。

僕は何を言い出すんだ、という顔をした。
「スーパーコーチ?」母さんが不思議そうに言った。

「あぁ、もっ、もちろん。相談するよ」僕は慌てた。

「それなら解決できるわよ」姉ちゃんが更に言った。どういうつもりなんだ!とハラハラした。

「だから、スーパーコーチって、何なのよ」とまた母さん言った。

この流れはマズイ!

「えっ、楓の彼女」姉ちゃんはあっさりと言った。

「えっ!いつの間にそんな人できたのよ!」

僕は姉ちゃんを睨んだ。

姉ちゃんは隠すほうが変でしょ、ちゃんと言いなさいという手振りをした。

「最近だよ。まだ付き合い始めたばかり」

「えっ?コーチって、野球のよね?」

「昔、実業団で野球やってた人で、今は男の方の野球のスカウトやってる」

「えっ?スカウトって、社会人野球のか?」普段は口を出してこない父さんまで、話に入って来た。

「そうだよ」面倒くさそうに言っだ。

「どうやって、知り合ったんだ?」

「姉ちゃんの元カレのお姉さんだよ」

僕は、やり返した。

姉ちゃんは、やっと自分でやったことの意味が分かったようだ。顔色が明らかに変わった。

案の定、父さんは、
「えっ!そんな話聞いてないぞ。母さんは知ってたのか?」

母はもう無理だとばかりに頷いたが、
「元ってことは、別れたってこと?いつよ」






マズイ、母さんは、昨日泊まったのも彼氏だと思っている。

「じゃあ、昨日は誰と泊まったのよ」

あぁ、やっぱり、この流れになるよね。

「えっ!姉ちゃん、昨日泊まったの?誰だよ。今日、早苗さんと一緒にいたのも嘘なの!」

あぁ、もうダメだ。計画が台無しだ。私も余計なことを言わなければ良かった。

「昨日、寄りを戻したのよ。このまま結婚する」眠る名探偵に証拠を突きつけられたかのように、私は観念して罪を告白した。

「えっ!冗談だろ。1か月前にあんな事があって、もう元通り?どうしたんだよ、姉ちゃん!」

「真司さんは、私のこと、ちゃんと愛してくれてる。それが分かったの。楓には迷惑かけたと思うけど、お互いに一緒に居たいのよ。
でも、先に楓と小百合さんに結婚してほしくて、黙ってた。ごめん」

楓は何か言いたげだが、ここで話せることは限られる。

「姉ちゃん、後で部屋行く」

「分かった」

「落ち着いた?私からも聞いていい?」

私と楓は顔を見合わせてから、頷いた。

「まず、花音。結婚って言ったけど、相手のご両親とは会ったの?」

「まだ。実際に結婚するのは、楓が卒業した後にするつもりだったから」

「分かった。相手の人も結婚したいと言ってるのね?」

「うん」

「それならいいわ。次は楓。相手の人はいくつなの?確か花音の相手は、花音の3つ上よね?そのお姉さんなんでしょ」

「確か、32って言ってた。でも年齢なんて僕は全然気にしないよ」

「男の方が、そう思ってても、女の方はそうもいかないのよ。相手の人は、あなたが相手で大丈夫なの?」

「僕が説得する。必ず結婚する」

「楓、私はダメと言ってるんじゃないの。相手が無理してないか心配してるの。勘違いしないでね」

「分かってるよ」

「私は2人が結婚したいなら、喜んでお祝いするわ。でも、相手が少しでも嫌だと思ってるなら、祝うことはできない。結婚は無理してするものじゃないし、もし、ダメになったら、相手の人は、年齢的にもう結婚できなくなる可能性が高いの。だから、失敗して欲しくないの。楓がしたいから、するって言う程、簡単なものじゃないのよ」

「分かった」

「はい、私からは以上よ。お父さんは?」

「母さんの言った通りだ。楓はまだ若いから失敗もできるが、相手の方は、そうもいかないだろう。少しでも、楓が相手に安心を与えられるようになりなさい。そうすれば望んでいるようになる」

「分かったよ。姉ちゃん、そろそろいい?」

「いいわよ」私達は部屋に向かった。

「どっちの部屋?」

「もちろん花音の部屋」

「何でよ」

「ぼくの部屋、汚いから」

「分かったわよ!」

部屋に入って、私はベッドに、楓は床に座った。

「どういうつもりなんだよ。寄りを戻すなんて」 

「さっきも言った通りよ。真司は、ちゃんと私のことを愛してくれてる。私が怒ったことなんて、些細なことなの」

「でも、姉ちゃんのことブスだと思ってるんだろ?」

「別にいいじゃない。事実なんだから」

「そんなの、イヤだよ」

「真司さんは、顔なんて見てない。私の中を見てるの。それが分かったのよ、そんな風に私を愛してくれる人なんて、2度と現れない。真司はイケメンだけど、そんなことで全然浮かれてないし、とっても優しい。だから、私も真司のことを愛してる。お互いに好きなんだから結婚する。当然の流れよ」

「僕だって、花音のこと、顔も中身も全部好きだよ」

「そういうこと言うと思ったから、黙ってたのよ。楓は小百合さんといれば、私は必要ないでしょ。実際に旅行以来、何も言ってこないし」

「・・・」楓は反論しない。

「良かったわ、出来てなくて」私はお腹をさすった。
「真司も私が一緒にいれば、小百合さんには何もしない。楓も、その方がいいでしょ?」

「それは、そうだけど」

「私も応援するから、楓と小百合さんが結婚できるように」

「うん。明日は会うの?」

「うん」

「一回4人で会わない?小百合さんも知らないんでしょ。姉ちゃん達のこと」

「真司には黙ってるように言ってあるから、多分、知らない」

「僕もこれから、小百合さんに言う」

「姉ちゃんも、あの人に言っておいて」

「分かったわ」

真司は部屋を出ていった。

はぁ、まさか自分の不注意で台無しになるとは。幸せボケしてしまっていたのだろうか?

まぁ、電話するしかない。
「あぁ、真司、ごめんね」

「ううん。どうした?」

「実は、楓にバレちゃって」

「あっ!そうなんだ」

「それで、明日、4人で会おうって」

「4人で会う?別にいいよ。えっ、うん。多分、姉さんも大丈夫だと思う」

「もしかして一緒にいる?」

「えっ!あぁ、うん。なんか珍しく姉さんからしたいって言ってきて」

「ふ~ん。まぁ、いいわ。じゃあ、明日ね」

「ちょっと待って。楓くん、焼肉好き?」」

「もちろん好きだけど」

「いい店があるんだ。花音だと太るとか言いそうだったから、連れて行けなかったけど、楓くんなら喜ぶと思って」

「買収するつもり?」

「違うよ。僕の弟になるんだから、兄さんとして、奢ってあげないと」

「小百合さんと楓が結婚したら、兄になるんじゃない?」

「あっ!まぁ、どっちでもいい。お昼くらいの集合で、場所は後でラインで送るよ」

「うん、分かったわ」

「あぁぁ。ちょっと、姉さん、ダメだって」電話が切れた。

すると。楓が部屋に戻ってきた。
「姉ちゃん、したい」

まぁ、こうなるわよね。
「もうしょうがないわね。一回だけだからね」

「うん、分かった」

楓は私の服の中に手を入れて、愛撫してくる。
あぁ、こうならなくていいようにしたかったのに。

楓と久しぶりだから、体が反応してしまう。あぁ、ゴツゴツしてるのに、そんなに優しく触られると・・・。

「姉ちゃん、下、凄いよ」

「バカ!そういうこと言わないの」

「ごめんよ」楓は顔を埋めて、舌を動かす、

「はぁぁん」私は体を捩じる。

「姉ちゃん、挿れるよ」

「ゴム付けて」

「あぁ、忘れてた」楓は抑揚のないように言った。私はゴムを付けるのを確認してから、枕を顔を当てた 。

楓が中に入ってきた。

「んんっ!」

「やっぱり姉ちゃんの中、気持ちいい」

私は仰け反った。あぁ、楓のは、やっぱりダメだ。すぐにいってしまう。

楓の腰が早まる。

「姉ちゃん、凄い気持ちいい。すぐ出ちゃう」

楓は腰を止めて、舌を絡め。乳首を舐める。

「楓、早く」

「このまましたら、すぐ終わっちゃう。もっと中にいたい」

いいところなのだ。完全にいきそうなのに。

「またしていいから」

「えっ、ホント!」

「早く!」

楓はフィニッシュへと腰を動かした。

「あっ、ダメぇ、いくぅ、いっちゃう」私は、仰け反りながら、枕に顔を押し付けた。

「姉ちゃん、出る!」楓は射精した。

「はぁはぁ、姉ちゃん、ありがとう」

「もういい?」

「イヤだ。していいって言ったじゃん」

「分かったわよ」

楓は舌を絡めてから、抜かずに動き始めた。

「はぁぁん」全然小さくなっていない。

「ヤバい、気持ち良すぎる。姉ちゃん、やっぱり、ずっとしたい」

「ダメよ。小百合さんがいるでしょ」

「たまにでいいから」

「私の幸せは邪魔しない約束でしょ」

「わかったよ。でも気持ちいい」

楓の腰が早まった。

あぁ、ダメだ。擦られすぎて、すぐにいってしまう。

「早く、出して!」私はビクンビクンとしながら言った。

「姉ちゃん、もう少し」

楓が私の腰を掴んで、自分の腰に力強く引き寄せる。

「あぁぁぁぁ」私は、もう仰け反ったままだ。

「姉ちゃん、出る!」

楓は何度か腰を押し付けて震えた。

「早く抜いて」

楓は、ゴムを外して、見せた。
「こんなに出た」

でも、まだ、中にいるようだ。
「もうしない」

「分かってるよ」

「姉ちゃんの体、ヤバ過ぎるよ」

「比べないでよ」

「分かってるけど」

比べるなと言った私は、落ち着いてできる真田さんの方がいいと思っていたが。

「明日、焼き肉行こうって」

「えっ!肉!」楓は一段高い声を出した。

「いっぱい食べなさい。奢りだから」

「えっ!」状況が飲み込めたようだ。声が不機嫌になる。

「嫌なら断るわよ」

「分かったよ。行くよ。僕が言い出したんだから」

買収成功ね。私は心の中でニヤニヤした。

そして、私はお風呂に入って寝た。
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