25 / 29
初めての朝
しおりを挟む
月曜日の朝になった。
初めて、この部屋で朝を迎えた。まだホテルで朝を迎えたような感じがする。
真司はまだ寝ている。
一人でシャワーを浴びて、服を着た。
台所に立つ。
真司のリクエスト通り、バンだ。
スクランブルエッグを作る、
皿にレタスを引き、トマトをスライスする。うん、切りやすい。包丁が合ってるか分からないけど。
スクランブルエッグを盛り付ける。ソーセージをフライパンの上に乗せて置く。
真司の家から持ってきたコーヒーメーカーの使い方が分からない。困っていると、
「おはよう」と裸の真司が寝室から出てきた。
「おはよう、真司、早くシャワー浴びてきて」
「うん」と言いながら近づいてくる。
後ろから抱きついてくる。
「もう、会社行くんだから」
「目が覚めたら、いなかったから、不安になった」
「ご飯作ってたの」
「分かるけど」
私は振り向いて、顎を上げる。
舌を絡める。
「もういいでしょ。早くシャワー」
真司がコーヒー豆を取り、コーヒーメーカーに入れて、水を入れ、スイッチを押した。
「ありがとう」
「何でも頼って」
「うん、分かった」真司に抱きつく。
「やっぱり真司は頼りになるわ」
「そうだよ」
もう一度、舌を絡めて、そのまま、風呂場へと押していく。
「早く入りなさい!」
「もう少し」
「ダメよ」キッチンに戻る。
ソーセージを焼きながら、パンを焼き、バターを薄く塗る。
少し早過ぎたか?
真司が出てきて、服を着始める。
私は、ベッドで脱ぎ散らかった服を回収して、洗濯かごの中に持っていく。
真司がコーヒーを入れ、テーブルに座る。
私は皿を並べる。
「ごめんなさい。冷めちゃったかも」
「大丈夫だよ。いただきます」
「いただきます」
「うん、美味しいよ」
「明日から気をつけるね」
「大丈夫だって」
やっぱり、レストランで食べる朝食とは違う。2人だけの朝だ。をを
食べ終わり、皿を流しに置く。
並んで歯磨きをする。途中で真司が顔を近づけてくる。
私は肘でつつく。
化粧を始める。
「まだ時間あるな」
「もう少し起きるの、遅くていいよ」
「その間、花音と離れちゃうよ」
「部屋の中にはいるから」
口紅をつける前に、真司に近づく。
「朝は最後よ」
舌を絡める。
そして口紅を付けた。
その間に真司が火元や戸締まりを確認して、玄関へ向かった。
「あっ!近所に挨拶回りしてない」
「帰ったら、しよう」
玄関を出て、腕を組んだ。
エレベーターに乗ろうとしたら、何人かいたので、体を離す。
マンションの敷地を出たら、また組み直す。
「あぁ、幸せだなぁ。一緒に出勤できるなんて」
「なんか不思議な感じ」
「もう誰の目も気にしなくていいんだね」
「さすがに会社の駅からは、離れるわよ」
「うぅっ、しょうがない」
駅のホームに行くと、けっこう混んでいる。
電車が来たので、乗り込むと、押された。真司にしがみつく。
真司はつり革の棒を持ち、鞄のある手を私の背中に回す。
こういうのいいな、守られてる感じがする。下から顔を上げて、口を尖らせる。真司も口を尖らせる。
お互いに笑顔になる。
あぁ、幸せ過ぎて死にそうだ、ったここまでは・・・
職場に行くと、何人かいた。
「あっ、山上さん、いや、真田さんか」とニヤリと微笑む。
まぁ、土日でみんなに知れ渡るのは想定内だ。
「すいません。ご報告が遅くなりました。第一システム課の真田さんと入籍しました」と頭を下げた。
「おめでとう!」と皆が拍手してくれた。
「ありがとうございます」とペコペコした。
「御曹司の花嫁争いに興味なさそうだったのに、ビックリしたよ」
「私が一番ビックリしてますよ」
「まさか既に手中に納めて、高見の見物とは」
「いろいろあったんですよ!」
「でも、辞めちゃうのは残念だな」
「本当に良くしていただいて、感謝してます」
そこに課長が来た。私は走っていく。
「すいません。きちんと報告できなくて」と深く頭を下げた。
「いや、気にすることはない。金曜のことは聞いた。大変な大立ち回りだったって」課長はニヤリとした。
「本当にお恥ずかしい限りです」顔を両手で覆った。
「なんですか?金曜のことって」
「まぁ、それは後でな。山上さんの顔から火が出るから」
「はい、分かりました」
「それより、社長の件、頼んだぞ」
「はい、行くことは理解してるんですが」
「まぁ、社長に確認してくれ」
「確認ですか?単に結婚の祝いだけではないのですか?」
課長はしまったという顔をした。
「悪いが、これ以上は言えない」と小さい声で話した。
「分かりました」と私も小声になる。
私は席に着き、仕事の準備をする。
次々と同僚が来て、おめでとうと言われた。私は一人一人に、感謝を告げた。
初めて、この部屋で朝を迎えた。まだホテルで朝を迎えたような感じがする。
真司はまだ寝ている。
一人でシャワーを浴びて、服を着た。
台所に立つ。
真司のリクエスト通り、バンだ。
スクランブルエッグを作る、
皿にレタスを引き、トマトをスライスする。うん、切りやすい。包丁が合ってるか分からないけど。
スクランブルエッグを盛り付ける。ソーセージをフライパンの上に乗せて置く。
真司の家から持ってきたコーヒーメーカーの使い方が分からない。困っていると、
「おはよう」と裸の真司が寝室から出てきた。
「おはよう、真司、早くシャワー浴びてきて」
「うん」と言いながら近づいてくる。
後ろから抱きついてくる。
「もう、会社行くんだから」
「目が覚めたら、いなかったから、不安になった」
「ご飯作ってたの」
「分かるけど」
私は振り向いて、顎を上げる。
舌を絡める。
「もういいでしょ。早くシャワー」
真司がコーヒー豆を取り、コーヒーメーカーに入れて、水を入れ、スイッチを押した。
「ありがとう」
「何でも頼って」
「うん、分かった」真司に抱きつく。
「やっぱり真司は頼りになるわ」
「そうだよ」
もう一度、舌を絡めて、そのまま、風呂場へと押していく。
「早く入りなさい!」
「もう少し」
「ダメよ」キッチンに戻る。
ソーセージを焼きながら、パンを焼き、バターを薄く塗る。
少し早過ぎたか?
真司が出てきて、服を着始める。
私は、ベッドで脱ぎ散らかった服を回収して、洗濯かごの中に持っていく。
真司がコーヒーを入れ、テーブルに座る。
私は皿を並べる。
「ごめんなさい。冷めちゃったかも」
「大丈夫だよ。いただきます」
「いただきます」
「うん、美味しいよ」
「明日から気をつけるね」
「大丈夫だって」
やっぱり、レストランで食べる朝食とは違う。2人だけの朝だ。をを
食べ終わり、皿を流しに置く。
並んで歯磨きをする。途中で真司が顔を近づけてくる。
私は肘でつつく。
化粧を始める。
「まだ時間あるな」
「もう少し起きるの、遅くていいよ」
「その間、花音と離れちゃうよ」
「部屋の中にはいるから」
口紅をつける前に、真司に近づく。
「朝は最後よ」
舌を絡める。
そして口紅を付けた。
その間に真司が火元や戸締まりを確認して、玄関へ向かった。
「あっ!近所に挨拶回りしてない」
「帰ったら、しよう」
玄関を出て、腕を組んだ。
エレベーターに乗ろうとしたら、何人かいたので、体を離す。
マンションの敷地を出たら、また組み直す。
「あぁ、幸せだなぁ。一緒に出勤できるなんて」
「なんか不思議な感じ」
「もう誰の目も気にしなくていいんだね」
「さすがに会社の駅からは、離れるわよ」
「うぅっ、しょうがない」
駅のホームに行くと、けっこう混んでいる。
電車が来たので、乗り込むと、押された。真司にしがみつく。
真司はつり革の棒を持ち、鞄のある手を私の背中に回す。
こういうのいいな、守られてる感じがする。下から顔を上げて、口を尖らせる。真司も口を尖らせる。
お互いに笑顔になる。
あぁ、幸せ過ぎて死にそうだ、ったここまでは・・・
職場に行くと、何人かいた。
「あっ、山上さん、いや、真田さんか」とニヤリと微笑む。
まぁ、土日でみんなに知れ渡るのは想定内だ。
「すいません。ご報告が遅くなりました。第一システム課の真田さんと入籍しました」と頭を下げた。
「おめでとう!」と皆が拍手してくれた。
「ありがとうございます」とペコペコした。
「御曹司の花嫁争いに興味なさそうだったのに、ビックリしたよ」
「私が一番ビックリしてますよ」
「まさか既に手中に納めて、高見の見物とは」
「いろいろあったんですよ!」
「でも、辞めちゃうのは残念だな」
「本当に良くしていただいて、感謝してます」
そこに課長が来た。私は走っていく。
「すいません。きちんと報告できなくて」と深く頭を下げた。
「いや、気にすることはない。金曜のことは聞いた。大変な大立ち回りだったって」課長はニヤリとした。
「本当にお恥ずかしい限りです」顔を両手で覆った。
「なんですか?金曜のことって」
「まぁ、それは後でな。山上さんの顔から火が出るから」
「はい、分かりました」
「それより、社長の件、頼んだぞ」
「はい、行くことは理解してるんですが」
「まぁ、社長に確認してくれ」
「確認ですか?単に結婚の祝いだけではないのですか?」
課長はしまったという顔をした。
「悪いが、これ以上は言えない」と小さい声で話した。
「分かりました」と私も小声になる。
私は席に着き、仕事の準備をする。
次々と同僚が来て、おめでとうと言われた。私は一人一人に、感謝を告げた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる