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これからは2人の問題②
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♤ ♤
1枚の壁を挟んだ隣の部屋から星澤さんの叫び声が聞こえてくる。
「朝なのによく声を出すなぁ」なんて思いながら右手にコントローラーを持って疲れ切った目と指を休めるようにだらんとベッドにもたれかかる。
「やっと聞こえてきたな……」
すると隣で同じようにコントローラーを握った匠海がニヤつきながら天井を見上げてそう呟いてくる。
そんな匠海と同じようにワタシもニヤつきながら言葉を返す。
「そうだねぇ~成功したね~」
「よっしゃーやっと寝れるー!」
ベッドから背中を離して伸びをする匠海を見ながらワタシはテレビの電源を消しに立ち上がる。
「寝るならワタシのベッドで寝ていいよ~ワタシもベッドで寝るけどね」
「寝ないよ。地面で寝るから」
冷たい言葉で返してくる匠海は未だに伸びをしている。
それにつられてワタシも大きく伸びをしながら口を開く。
「そんな事言わなくていいのにさ~」
「あー……じゃあ」
やっと伸びを終えた匠海がワタシのベッドの前に立つと、片膝だけベットに上げて何かを取ろうとする。
「お?ワタシのベッドで寝る気になったの?」
「寝ねーよ。これもらうだけ」
呟きながら匠海はワタシのベッドからたった1つの枕を手にとってそのままカーペットの上に寝転ぶ。
そんな匠海にワタシは険しい顔を浮かべながら匠海の側へと近づいていく。
「枕取るならベッドで寝ればいいのに」
「だから寝ないって。それじゃおやすみ」
「そんな事言わずに一緒に寝よや~」
匠海の肩を揺らしながらベッドで寝ることを誘うけど、ワタシを無視して無言を貫かれてしまう。
「面白くないー」と言いながら軽く肩を叩いてワタシはベッドの上からたった1枚の毛布を取る。
「ならワタシもこっちで寝るからねー」
匠海に毛布をかけ、ワタシもその毛布に潜り込んで自分の腕を枕代わりにカーペットに寝転ぶ。
結局2人で寝るならベッドで寝ろよ、とツッコまれればワタシに反論の余地はないが、今のワタシはオールしてしまったせいでテンションがおかしくなり、この考えに至ってしまった。
普段から人との距離感がバグっているワタシ達なら特に気にすることはないものの、普段からこういうことをしていると変な噂が立つので今日が最初で最後かもしれない。
これがバレたら最初もクソもないんだけど……。
「一緒に寝ることは誰にも言わんから安心して大丈夫。千咲も言うなよ?」
ワタシの思考を推測してきたのか、匠海がそう言ってくる。
この男は本当に頭が冴えている。ワタシの元彼のことと言い、ワタシのさくせんのことと言い、推測だけでワタシの思考を読み取ってくるのはものすごい才能だと思う。正直ワタシよりも天才かもしれない。
「言わないよ」
「そりゃどうも」
そう呟いた匠海はワタシの後頭部に柔らかいなにかを押し付けてくる。
それを素直に受け取ったワタシは匠海と背中が当たるぐらい近づき、
「半分こね」
「……どうも」
1つの枕にワタシと匠海は頭を置き、背中から感じられる温もりに一気に眠気が押し寄せてくる。
「じゃあおやすみ匠海」
「おやすみ千咲」
まるでカップルかのような会話をしたワタシ達はゆっくりと目を閉じていく。
そんな中、ワタシは深夜のことを思い出す。
1枚の壁を挟んだ隣の部屋から星澤さんの叫び声が聞こえてくる。
「朝なのによく声を出すなぁ」なんて思いながら右手にコントローラーを持って疲れ切った目と指を休めるようにだらんとベッドにもたれかかる。
「やっと聞こえてきたな……」
すると隣で同じようにコントローラーを握った匠海がニヤつきながら天井を見上げてそう呟いてくる。
そんな匠海と同じようにワタシもニヤつきながら言葉を返す。
「そうだねぇ~成功したね~」
「よっしゃーやっと寝れるー!」
ベッドから背中を離して伸びをする匠海を見ながらワタシはテレビの電源を消しに立ち上がる。
「寝るならワタシのベッドで寝ていいよ~ワタシもベッドで寝るけどね」
「寝ないよ。地面で寝るから」
冷たい言葉で返してくる匠海は未だに伸びをしている。
それにつられてワタシも大きく伸びをしながら口を開く。
「そんな事言わなくていいのにさ~」
「あー……じゃあ」
やっと伸びを終えた匠海がワタシのベッドの前に立つと、片膝だけベットに上げて何かを取ろうとする。
「お?ワタシのベッドで寝る気になったの?」
「寝ねーよ。これもらうだけ」
呟きながら匠海はワタシのベッドからたった1つの枕を手にとってそのままカーペットの上に寝転ぶ。
そんな匠海にワタシは険しい顔を浮かべながら匠海の側へと近づいていく。
「枕取るならベッドで寝ればいいのに」
「だから寝ないって。それじゃおやすみ」
「そんな事言わずに一緒に寝よや~」
匠海の肩を揺らしながらベッドで寝ることを誘うけど、ワタシを無視して無言を貫かれてしまう。
「面白くないー」と言いながら軽く肩を叩いてワタシはベッドの上からたった1枚の毛布を取る。
「ならワタシもこっちで寝るからねー」
匠海に毛布をかけ、ワタシもその毛布に潜り込んで自分の腕を枕代わりにカーペットに寝転ぶ。
結局2人で寝るならベッドで寝ろよ、とツッコまれればワタシに反論の余地はないが、今のワタシはオールしてしまったせいでテンションがおかしくなり、この考えに至ってしまった。
普段から人との距離感がバグっているワタシ達なら特に気にすることはないものの、普段からこういうことをしていると変な噂が立つので今日が最初で最後かもしれない。
これがバレたら最初もクソもないんだけど……。
「一緒に寝ることは誰にも言わんから安心して大丈夫。千咲も言うなよ?」
ワタシの思考を推測してきたのか、匠海がそう言ってくる。
この男は本当に頭が冴えている。ワタシの元彼のことと言い、ワタシのさくせんのことと言い、推測だけでワタシの思考を読み取ってくるのはものすごい才能だと思う。正直ワタシよりも天才かもしれない。
「言わないよ」
「そりゃどうも」
そう呟いた匠海はワタシの後頭部に柔らかいなにかを押し付けてくる。
それを素直に受け取ったワタシは匠海と背中が当たるぐらい近づき、
「半分こね」
「……どうも」
1つの枕にワタシと匠海は頭を置き、背中から感じられる温もりに一気に眠気が押し寄せてくる。
「じゃあおやすみ匠海」
「おやすみ千咲」
まるでカップルかのような会話をしたワタシ達はゆっくりと目を閉じていく。
そんな中、ワタシは深夜のことを思い出す。
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