交じり合う二人

青山ねる

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「ようやく部屋らしくなりましたね」
「ああ、そうだな」
私は蒼介さんと並んでソファーに座り、私が淹れたミルクティーを飲んでいた。
部屋は真新しい家具に囲まれ、いかにも新生活といった感じだ。一時間前に夕食をとり、今は二人でリラックスした時間を過ごしている。
「美味いな」
蒼介さんはミルクティーの味に満足している様子だった。蒼介さんはミルクティーが好きなのだ。
 私は三年間の交際を経て蒼介さんからのプロポーズを受け、今日は新居に引っ越して、入籍を済ませて、晴れて蒼介さんと夫婦となったのだ。
「口にあったなら嬉しいです」
私は言った。今飲んでいる紅茶は前飲んでいる茶葉とは違うので、少々不安があったが、蒼介さんの顔を見て安心した。
 蒼介さんは空になったカップをテーブルに置き、私の顔を見た。
「あかり」
蒼介さんは真面目な顔つきで、私の名を呼ぶ。
「何ですか?」
「至らない所もあるだろうし、迷惑をかけるかもしれないが、あかりのことは幸せにするから」
蒼介さんは改まった声になった。蒼介さんは私の両親に結婚の挨拶をする際にも「あかりさんのことは幸せにする」と宣言していた。
私は蒼介さんが私を大切にする気持ちは
嬉しかった。私としても答えなくてはならない。
 私もカップをテーブルに置き、蒼介さんに向き直る。
「私の方こそ未熟者ですが、宜しくお願いします。蒼介さん」
私は蒼介さんに頭を下げる。結婚してからは蒼先輩では蒼介さんと呼ぶことにした。その方が夫婦らしい。

 それから私は蒼介さんと入浴を済ませ、二人で寝室に向かった。私はベッドで前向きに寝て、蒼介さんは私の目の前にいた。
 「夫婦になってからあかりとするのは初めてだな」
蒼介さんは言った。
「そうですね」
蒼介さんは言うと、私の胸元に手を伸ばしてブラジャーのホックを外した。蒼介さんに胸を揉まれ、慣れてることでも気持ちいいと感じた。
 次にパジャマのズボンを下ろされ、新品の桃色のパンツを脱がされた。
 蒼介さんは人差し指で私の秘部をなぞる。
「やっ……はっ……」
私は声を出した。蒼介さんは人差し指に付いた私の体液を私に見せつけた。
「こんなに濡れてるぞ」
私は見て頬を赤くした。この所結婚の準備で忙しくて、蒼介さんと夜の生活をしていなかったので寂しさは隠せなかったのだ。
「俺も我慢の限界だな」
蒼介さんは私の目の前で服を脱ぎ、生まれたままの姿となった。蒼介さんのモノは勃っている。
 私も服は全て脱ぎ、裸体となった。
 蒼介さんが使っているタンスの中に入っていた避妊具に手に取り、持ってきた所で、私は「待って」と言った。
「どうした?」
「私、蒼介さんの子供欲しいので避妊はしなくて良いです」
私は迷いなく言った。私と蒼介さんは働いているので、子供が出来ても大丈夫だ。
 それに私自身子供が好きなのだ。
「そうだな、俺としても子供の顔は見たいな」
蒼介さんは言うと、自身のモノを私の秘部にゆっくりと入れてきた。モノが全て私の中に入ると、蒼介さんは腰を動かし始めた。
 「あっ……ああっ……」
私は気持ちの良さに声が出る。蒼介さんは私の声に反応する形で一層動きが増す。
 避妊具を付けている時よりも、快感があった。
 私は蒼介さんの体に手を回した。
「凄く……気持ち良い……はぁっ……もっと……」
私は蒼介さんに懇願する。
私の言葉に答えるように、動きが激しくなった。
「そろそろ出るな……」
蒼介さんが言った直後だった。私の体内に熱さを感じた。蒼介さんが自分のモノをそっと抜くと、白い液が出る。
「これで妊娠すると良いですね」
私は満足げに言った。一回で妊娠することは難しいらしいが、今ので妊娠に近づけて嬉しかった。
 蒼介さんの体液が私の子宮に行くと思うと幸せな気持ちになった。
「子供のことは神様に祈るしかないな」
「ええ……」
私は言った。
私と蒼介さんは裸のまま眠りについた。新婚生活初日は夜の営みを行って終わった。
 私は夢を見た。赤ちゃんを抱いてあやしているといった内容だ。蒼介さんも手慣れないながらも、赤ちゃんに接していた。
 この夢が現実になるのは一年後であった……
 






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