ライフ

優希ヒロ

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その手紙、終わりの始まり

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炎に連れて来られたのは、誰も近寄らない廃墟となっているビルだった。
「ここなら邪魔は入らない…。さぁ、かかってきなさい!」
「僕は戦わない…。」
「何故!?あなたは何のためにここに来たのよ?」
「僕は話をするためについてきたんだ。」
「あなたと話すことはもうないわ!焼き焦げなさい。」
炎は雪に炎を放って、雪を吹き飛ばした。
「一撃か…。あなたは優しすぎだわ。母親に似たのね…。運命って残酷過ぎるわね…。」と言っていると暗闇からマスターが現れた。
「そうだな、マスターに任命した私自身の手で消さないといけないなんてな。」
「久しぶりね、マスター。私に処罰を与えにきたのかしら。」
「そうだ、炎。お前の勝手な行動を許すわけにはいかない。」
「そうね、それがマスターの役目だからね…。私は今も一人の人間の運命を守るために行動している。邪魔をするならマスターが相手でも加減はしませんよ。」
「それで良い…。いくぞ!」と手を振り上げると植物が炎を襲った。しかし、炎は指を鳴らして、植物を焼き払った。
「まだまだ!」とマスターは植物を出し続け、炎はそれを焼き払い続けた。
「マスター、衰えましたね。その程度じゃ私に傷一つつけられませんよ。」
「そうだな…。炎、君こそ私のことを甘く見すぎてるのではないか?」
「何を…。」と炎の足元に落ちている植物の種のようなものが芽を出し始め、炎の体にまとわりついた。
「炎、お別れだ…。永久に眠れ…。」
「そんな…。」
「炎、君を消さなかったのは最後の恩情だ…。」とマスターが後ろを向いて、雪の方へと歩みだそうとすると爆発が起きた。
「マスター、残念でした…。やっぱり、実力に差がつきすぎてましたね。これで終わりです…。」と指を鳴らすとマスターの足元から炎が吹き上がった。
「今回は引き上げるしかないか…。炎、次は消去するつもりでくるからな。」
「逃がさない、焼き焦げなさい!」と炎を放ったが、それを雪の壁が防いだ。
「雪!何故、助けた?」
「マスターをやらせるわけにはいかないでしょ…。マスターは下がって。」
「わかった…。あとは頼む…。」
マスターはテレポートをして去っていった。
「藍斗、やる気になったの?」
「ええ…。あなたがやるつもりなら…。」
「そうね、もういいわ。しばらくはあなたに譲ってあげる。ただし、今日の雪子の記憶は消させてもらうわ、あなたの存在は雪子を乱すから…。じゃあね…。」
炎もテレポートで姿を消した。
(なんなんだよ、あいつに藍斗と呼ばれると頭が痛むんだよ。僕はいったい誰なんだ!)
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