ライフ

優希ヒロ

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最後の願い

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「ここは藍斗の死んだ日の別荘…。そうか、この日を変えないと変わらないのね…。」
私は藍斗達の様子を見つめていた。
今のところはおかしな様子はなかった。
藍斗のお母さんが別荘から慌てて出てきた。
「どうしたのだろう?見に行こう!」
「藍斗、待っててね、今、お医者さんを呼んでくるから!」
「藍斗、熱か…。」
別荘に炎が上がった。
「まさか、これで…。」
私の力じゃ…。
どうしたら、良いの?
そうだ、私の炎で爆風昇華してしまえば…。
「行け!」
炎を藍斗のお母さんが戻ってくる前に何とかすることができた。
犯人はあいつか…。あいつはずっと狙っていたストーカー…。あいつを刈る…。
焼き殺す!
これで終わりかなと思い、目を閉じると今度は違う場所にいた。
桜の木の下に誰かいる、あれは未来…。
泣いてる…。どうしたのだろう?
あそこの奥にいる男の子とお母さん…。
藍斗と雪子か…。
そうだ、桜の木を一瞬光らせれば、未来の方に向ければ!
これで上手くいけば…。
私の役目も終わったかな…。
藍斗、未来、雪子…。幸せになってね…。
炎の姿が光になって消えた。
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