黒白英雄戦記

優希ヒロ

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1章白の英雄誕生

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「戻って来たな、3人とも…。」
「ああ…。あなたの目的は何なんだ?」
「そうじゃの、世界を守ることかの…。これからお主らには過酷な運命が待っている
負けるなよ、信じているぞよ、去らばじゃ…。」と言い残し消えた直後、3人の目の前が光に包まれた。
目を開けるとシホとワンはいなかった。
「ここはどこだ?シホ、ワン?」
あたりには二人はいなかった。そして、地図を出して、ここの場所を確認しようとした。
「わかるわけないか…。」
この街は石でできている様子で人の通りも見られた。
街に進み、ここの場所を確認した。
この街はストールというらしい。
ストールにはキングスナイツの部下が支配しているらしい。
ストールの街の頂上に向かうことになった。
ストールの街の 頂上への道には、配下のもの達が待ち構えていた。
「誰だ、貴様!」
「白の英雄雄牙だ!そこを通してもらう!」とレガシーを抜き、敵を素早く打ち払っていた。
「こいつ、ただものじゃない!シマ様に早く知らせろ!」と一人が叫ぶと何人か後ろに逃げようとしたが、雄牙は槍に変えて一気に敵を凪ぎはらった。
「行かせないよ!」
「シマ様はまだなのか?」と周りの兵達が倒れた。
その途端、周りの石の大地が動き始め、雄牙に向けて襲ってきた。
雄牙はそれを上空に飛び上がって避けた。
「こいつは生き物なのか、いや、違う。操っているというのか?なら、操っている奴ごと斬る!」と剣を納刀し、気を溜め始めた。
しばらく攻撃はできないが、極れば一撃だ。
いつまで耐えられる、まだ溜まらない。
もう少し耐えろ、雄牙。
「溜まった、ヘブンズライト!」
襲ってきた石の塊は一瞬の光共に消えた。
石の残骸の中から一人の男が現れた。
「やるやないか、あとすこしで本気を出す前に消されるところだったやないか、兄ちゃんよ!」と自らの体を石に変えていった。
「あれはフレアと同じ…。」
「いくぜ、おら!」
勢いよく雄牙に突撃をかけ、拳を振るった、それをガントレットモードで迎え撃った。
「良い拳やな、けどな石のわいには効かへんわ!」
「なら、砕くだけだ!粉々に」
「やってみろや!」と防御のみに専念した。
「ストームインパクト!」と拳を振るうと奴の体に風穴を開けた。
「そんなアホな…。」と倒れた。
「甘くみてるからそんなことになるんだよ、シマ…。」とシマの後ろから上半身裸の筋肉隆々の男が現れた。
「誰だ、お前は?」
「俺か?キングスナイツ ハガ」
「キングスナイツ…。レガシーモードジャベリン。」
「きな!」と挑発したところに槍で奴の体に突き刺そうとしたが、金属音共に止まった。


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