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突然の出来事
無茶振り
しおりを挟む電話からりょうくんが戻ってきた。
「お待たせ、駅で待ち伏せするぞ。」
「えっ!誰を待ち伏せするの?」
「決まってるだろう、例の可愛い子だよ。」
「本気なの?」
「本気だよ。」
「やだって言っても聞かないんでしょ…。」
「おう、よくわかってるね。」
りょうくんは僕を駅のベンチに座らせると帰ってしまった。
僕は仕方なく、ipodでアニソンを聞き始めた。
これを聞いているととても落ち着くのだ。
曲を聞き始めて、一時間くらいすると誰かに声を掛けられて自分が眠っていることに気づいた。
「大丈夫ですか?」
「はい、うっかり眠ってしまって…。」
「私のことを覚えていますか?」
「えっと、朝会いましたよね…。」
「覚えていてくれたんですね。」
「はい…。」
「何を聞いてたんですか?」
「ああ、えっと…。」
「無理に言わなくて良いですよ…。ごめんなさい…。」
「アニソンです…。」
「えっ!」
「アニソンです!」
「あの…。」
「オタクだって思いましたよね…。良いんです、馬鹿にされるの慣れてるので…。」
「いいえ、馬鹿になんてしないですよ…。私もアニソン好きなので…。」
「無理に合わせてくれなくて良いですよ…。」
「本当に私もアニソン好きです!」
「本当ですか?」
「はい、本当です。」
二人の間に沈黙ができ、いつの間にか傘なしでは帰れないすごい土砂降りの雨が降り始めた。
「雨、降ってきちゃいましたね…。」
「そうだね…。傘持って来なかったよ…。」
「良かったら、私折りたたみの傘あるので途中まで入っていきませんか?」
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