花護り~天地には離れない二人~

桐夜 白

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第一花 二人の出会い

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「当議会では、アウランティアクス国とグランディア皇羽國の花護りが生まれたことにつき、新たに同盟を強化するものとして──」
 
 
レディノーラ・フォン・グランロッテは皇族として、また、新しい【花護り】として、初めて同盟議会会議に出席していた。
ソコには目の前に広大な面積を同じく有する西の浮遊大陸──アウランティアクス国の新しく生まれた花護りであるという、オランジェ・クライン・オスマントゥス王女が退屈そうに座っていた。
なんという程退屈そうにしているのだろう、同じ年くらいだろうか?などと想いつつ、レディノーラは見えないところで白い手をもじもじさせて緊張感を感じる初めての議会に来ていた。
厳格な議会。
周囲には偉い人であると分かる大人たちばかりで、そこで子供なのは自分とオランジェ・クライン・オスマントゥス王女だけだった。
 
 
 
花護り。
十二の浮遊する大小の大陸でそれぞれ新しく、西の広大な大陸アウランティアクス国と、北のグランディア皇羽國で同時に花護りが生まれた。
コレは大きな話題を世界に呼んだ。
 
 
花護り。
ソレは世界の安寧を維持する、国花及び国家が枯れない為の、生きた国の為の延命装置にして生きた聖なる存在。
いわく、枯渇した滅びかけたコノ世界で全十二国にそれぞれ花護りという聖なる存在がおり、ソノ国を護っているのだ。
国花が枯れれば国は滅び、一つの国が滅べば連鎖して十二全ての国が滅んでいく。
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