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2章 水の城にて
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ぬいぐるみのローくんが、次郎のゲームの通信相手の馬車に乗ってやってきた。
宅配便でーす、と前と同じセリフをいいながら、ローくんが入ってる段ボールごと渡された。
よぉ、と声をかけられて、ローくんどうしたの?と聞いたら、お前に会いにきたらしい、とのこと。
通信相手の家へはローくんは段ボールに詰められてきたそう。開けたら、ぴょんと出てきて、思わず叫び声をあげてしまい、近所中で大騒ぎになったらしい。
大変だったね、というと、災難だったよ、と肩をすくめられた。
通信相手が住んでる場所は国境付近で、治安があまり良くない。悲鳴が聞こえると手持ちの武器になりそうなものをもって人々がかけつけるらしい。包丁やナタ、挙句に壺まで担いできた人までいたそう。怖い。
ローくんはその間、床で寝転がっていたそうで、ぬいぐるみが動いた!と周囲に伝えても、疲れてるんだよ、と労られたらしい。
近所の人々が解散してから、ひょこっと動き出して手紙を手渡された瞬間、自身が呪われてる可能性を考えたらしく、お祓いにも行ったそう。
俺がしたことではないが、申し訳ない気持ちになった。
意を決して手紙を読んでみると、次郎の親からの手紙だったそうで、ローくんが俺に会いに行くというのでよろしく、とあって気が抜けたらしい。
ありがとうね、というと、お礼に観光案内して、と言われた。水の城に野菜を配達に来るが、観光はしたことがないそう。
ローくんにも、行く?と聞くとうなづいたので、段ボールから出して抱っこしながら、通信相手と観光することとなった。ローくんは抱っこされるのを好んでいる。楽だから。
通信相手が、やっぱりぬいぐるみだよなあ、と複雑そうな顔をしてこちらを見てた。
***
水の城、といったら、やっぱり名前の由来になった跡地だと思って、そこに通信相手とローくんを連れて行った。
一千年前に大きな池の真ん中に城があったから、水の城と呼ばれるそうになったそう。
砂の大陸然り、一千年の人のネーミングセンスは、見たまんまが多い。
だが、今では池の水は干上がり、大きなクレーター跡だけ残ってる。
通信相手に、水も城もないね、といわれた。
とりあえず、記念に写真をとった。
ローくんは歩きたくなったようで、歩き回ったり寝転んだり、自由にしてた。 それを見た周囲の観光客は叫んでたが、すぐ人気者になったようで写真を一緒に撮ったり撮られたりしてた。
暑い日はすぐに溶けるけど、いつの間にかまた出来上がる氷のオブジェや水の城にちなんだテーマパークにも案内した。
氷のオブジェは昔からあるらしく、いつも溶けては形を変えるので、今月の氷のオブジェと新聞に載っている。
通信相手に、どの形がよかった?と聞かれたので、松ぼっくりかな、というと、もっと他にあるだろ、とダメ出しされた。
テーマパークでは、お城がドンと真ん中に大きくデフォルトされたカチューシャがあったので、ローくんにつけた。嬉しかったのかスキップし始めた。
ローくんはメリーゴーランドなどには乗れたが、ジェットコースターには身長制限で乗れなかった。
通信相手はジェットコースターを気に入り、何回も乗りに行った。その間はベンチでローくんと日向ぼっこをしてた。
宅配便でーす、と前と同じセリフをいいながら、ローくんが入ってる段ボールごと渡された。
よぉ、と声をかけられて、ローくんどうしたの?と聞いたら、お前に会いにきたらしい、とのこと。
通信相手の家へはローくんは段ボールに詰められてきたそう。開けたら、ぴょんと出てきて、思わず叫び声をあげてしまい、近所中で大騒ぎになったらしい。
大変だったね、というと、災難だったよ、と肩をすくめられた。
通信相手が住んでる場所は国境付近で、治安があまり良くない。悲鳴が聞こえると手持ちの武器になりそうなものをもって人々がかけつけるらしい。包丁やナタ、挙句に壺まで担いできた人までいたそう。怖い。
ローくんはその間、床で寝転がっていたそうで、ぬいぐるみが動いた!と周囲に伝えても、疲れてるんだよ、と労られたらしい。
近所の人々が解散してから、ひょこっと動き出して手紙を手渡された瞬間、自身が呪われてる可能性を考えたらしく、お祓いにも行ったそう。
俺がしたことではないが、申し訳ない気持ちになった。
意を決して手紙を読んでみると、次郎の親からの手紙だったそうで、ローくんが俺に会いに行くというのでよろしく、とあって気が抜けたらしい。
ありがとうね、というと、お礼に観光案内して、と言われた。水の城に野菜を配達に来るが、観光はしたことがないそう。
ローくんにも、行く?と聞くとうなづいたので、段ボールから出して抱っこしながら、通信相手と観光することとなった。ローくんは抱っこされるのを好んでいる。楽だから。
通信相手が、やっぱりぬいぐるみだよなあ、と複雑そうな顔をしてこちらを見てた。
***
水の城、といったら、やっぱり名前の由来になった跡地だと思って、そこに通信相手とローくんを連れて行った。
一千年前に大きな池の真ん中に城があったから、水の城と呼ばれるそうになったそう。
砂の大陸然り、一千年の人のネーミングセンスは、見たまんまが多い。
だが、今では池の水は干上がり、大きなクレーター跡だけ残ってる。
通信相手に、水も城もないね、といわれた。
とりあえず、記念に写真をとった。
ローくんは歩きたくなったようで、歩き回ったり寝転んだり、自由にしてた。 それを見た周囲の観光客は叫んでたが、すぐ人気者になったようで写真を一緒に撮ったり撮られたりしてた。
暑い日はすぐに溶けるけど、いつの間にかまた出来上がる氷のオブジェや水の城にちなんだテーマパークにも案内した。
氷のオブジェは昔からあるらしく、いつも溶けては形を変えるので、今月の氷のオブジェと新聞に載っている。
通信相手に、どの形がよかった?と聞かれたので、松ぼっくりかな、というと、もっと他にあるだろ、とダメ出しされた。
テーマパークでは、お城がドンと真ん中に大きくデフォルトされたカチューシャがあったので、ローくんにつけた。嬉しかったのかスキップし始めた。
ローくんはメリーゴーランドなどには乗れたが、ジェットコースターには身長制限で乗れなかった。
通信相手はジェットコースターを気に入り、何回も乗りに行った。その間はベンチでローくんと日向ぼっこをしてた。
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