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4章 星灯の都市にて
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蒸気機関車の仕組みはこの国の極秘であるらしい。噂では水の城の氷のオブジェのようなものだと言われているが真相は定かではなかった。
この国の国交は500年前に何故か一度閉じられて、他の国が介入できなくなった200年の間に蒸気機関車ができたそう。
国交が復活してから他の国の人々は蒸気機関車を知って、ひっくり返ったのではないだろうか。
200年のうち、前半の100年の間のことはどの歴史書にも記載がない。この国の歴史として残っていないというよりも残さないようにされたというのが正しい認識であり、国交が復活されてからも誰も口にすることがなく闇に葬られたそう。
そんな話を聞くと、恐ろしいけれど知りたいような怖いもの見たさがあった。
水の城の歴史研究者は、独裁者がとか国内で紛争があったのではないかとか様々な予測をしていたが、答えが得られることはなかったらしい。
何せ国交断絶をしていたときは、他の国の船をどのようにしてか絶対に近づけなかった徹底さで、今では空白になってしまった100年のことをこの国の人々に聞いても頭を傾げられるだけである。
星灯の都市の人々は現実主義者が多いらしく、徹底的な調査の後は調査続行不可として他の国の人々に公表していた。
歴史は兎も角として、蒸気機関車は動き続けているので何らかの手立てがあるのだろうと言われている。
テレビによると、この国は蒸気機関車によって観光客がよく訪れるので、よっぽどの利益がなければ他の国では蒸気機関車は普及されないのではないかと一時期賑わっていた。
もし蒸気機関車が他の国でも導入されたら、移動のスピードが段違いになりそうだが、馬車での移動にも愛着が湧いてきているので、意味もなく悩んでしまった。
蒸気機関車に乗りたくなったらまたここに来ようと思った。今乗っているけれど。
乗りながら、また来ることを考えてるなんて何だか不思議であった。蒸気機関車の魅力をより感じてきているのかもしれない。
***
蒸気機関車に乗って3時間ほど経った頃、星灯の都市の中央へと辿り着いた。
正直あっという間だったと思ったが、母に、あなたぐっすり良く寝てたわね、と言われた。気づかないうちに寝てたらしい。あっという間に時間が過ぎるのも仕方なかった。
蒸気機関車を降りて見た街並みは、とても綺麗だった。港町は荷物や人の行き交いが激しいところが一部あったからだろうか。中央なので、もちろん人の行き交いがあるのだけれど、それよりも良く目に入るのが、白く塗装された家々。
綺麗に整列されるように並んでいるせいか、圧倒される景色であった。
港町は少し馴染みのある景色であったが、こちらは異国に来たのだという気分に改めてなった。
母とミーナと街並みを少し眺めた後、歩き出したが、母に、迷子になった時の目印は何処にしようか、と相談したら、なるようになる、と言われた。
大人になってまで迷子呼ばわりされたくないなあと両手で顔を覆った。
この国の国交は500年前に何故か一度閉じられて、他の国が介入できなくなった200年の間に蒸気機関車ができたそう。
国交が復活してから他の国の人々は蒸気機関車を知って、ひっくり返ったのではないだろうか。
200年のうち、前半の100年の間のことはどの歴史書にも記載がない。この国の歴史として残っていないというよりも残さないようにされたというのが正しい認識であり、国交が復活されてからも誰も口にすることがなく闇に葬られたそう。
そんな話を聞くと、恐ろしいけれど知りたいような怖いもの見たさがあった。
水の城の歴史研究者は、独裁者がとか国内で紛争があったのではないかとか様々な予測をしていたが、答えが得られることはなかったらしい。
何せ国交断絶をしていたときは、他の国の船をどのようにしてか絶対に近づけなかった徹底さで、今では空白になってしまった100年のことをこの国の人々に聞いても頭を傾げられるだけである。
星灯の都市の人々は現実主義者が多いらしく、徹底的な調査の後は調査続行不可として他の国の人々に公表していた。
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テレビによると、この国は蒸気機関車によって観光客がよく訪れるので、よっぽどの利益がなければ他の国では蒸気機関車は普及されないのではないかと一時期賑わっていた。
もし蒸気機関車が他の国でも導入されたら、移動のスピードが段違いになりそうだが、馬車での移動にも愛着が湧いてきているので、意味もなく悩んでしまった。
蒸気機関車に乗りたくなったらまたここに来ようと思った。今乗っているけれど。
乗りながら、また来ることを考えてるなんて何だか不思議であった。蒸気機関車の魅力をより感じてきているのかもしれない。
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蒸気機関車に乗って3時間ほど経った頃、星灯の都市の中央へと辿り着いた。
正直あっという間だったと思ったが、母に、あなたぐっすり良く寝てたわね、と言われた。気づかないうちに寝てたらしい。あっという間に時間が過ぎるのも仕方なかった。
蒸気機関車を降りて見た街並みは、とても綺麗だった。港町は荷物や人の行き交いが激しいところが一部あったからだろうか。中央なので、もちろん人の行き交いがあるのだけれど、それよりも良く目に入るのが、白く塗装された家々。
綺麗に整列されるように並んでいるせいか、圧倒される景色であった。
港町は少し馴染みのある景色であったが、こちらは異国に来たのだという気分に改めてなった。
母とミーナと街並みを少し眺めた後、歩き出したが、母に、迷子になった時の目印は何処にしようか、と相談したら、なるようになる、と言われた。
大人になってまで迷子呼ばわりされたくないなあと両手で顔を覆った。
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