悪魔神の作った世界に転移しました。が・・・・僕にとってはぬるい世界でした

朋 美緒(とも みお)

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15;あきらとバンパイヤ

01

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次の日、惜しまれながらエルフの里を立ち、彰であろうリッチを探して森の中に入った。

「この辺だな」

「ハルト!あそこにぼろい小屋が」
之奈の指差す川のほとりに小さな小屋が立って居た
「ああ、あそこだな」

小屋に近づくと地面からスケルトンが現れた
『ソレイジョウ、チカズクナ』

「!スケルトンが喋った!」
「俺たちに敵対心は無い、お前のあるじに会いたい、取り次いで貰えないか?」
ハルトが落ち着いて言う

『アルジハ、グアイガワルイ、デナオセ』

「具合?怪我でもしたのか?」
『チガウ、タマニ・・・オチコム』

「精神か・・・アンデッドの闇にに飲み込まれては居ないようだったけどな、スキル;精神耐性 は強いな」

「あきらー!出て来てよ!之奈だよ!私もモンスターなんだ!一緒だから!」
叫ぶ之奈!

「!」
小屋の方から闇の魔法が飛んできた!
ハルト達はびっくりはしたが微動だにしない。
魔法は目の前で消えた。

「あきら!殺気が無いぞ!そんなのバレバレだぞ!」
「あきら!私花音よ!この世界に転生したの!会いたかったよ!」

ガタン!小屋の方で音がした。
『カノン?』
ボソッと声がした

『アルジカラネンワガキタ、トビラゴシナラ、ハナシスルト言っている』

「解った」

スケルトンが行く手を開けた
小屋の前に行くとハルトが話し出す

「あきら、怖がらなくていい、顔を見せてくれアンデッドでも会いたい」
『ボクハ、ミニクイ、キタナイ、コワイ、アエナイ』

「大丈夫だ、俺ら、アンデッドの友達もいる、慣れてるから」
『ソレニ、ボクノモツケンハ、イキテルヒトノマリョクヲ、クラウ』
「そうそれ、此方に渡してくれないか?魔法の調整すれば、持ち主の指示以外で食らうことが無くなるから」
「あきら、出て来てよ」
之奈が訴える

「あまり、待たせるな!小屋ぶっ壊すぞ」
ちょっと問答にイラついて来たハルトが、殺気を混ぜて言い放つ。
『チョットマテ・・・オマエハアイカワラズ、キレダシタラコワイ・・・』

ドアが開くと、付近に死臭が漂い、小屋の中からリッチが出て来た。

「・・・・あきら、肉が少しついている所を見ると、なんとなくアキラだな」
「そ・そうだ・ね」
あきらはずっとおどおどしていた

「おい!之奈」
之奈がぼろぼろと涙を流す

「アンデットでも此処に居てくれた、よかったぁ」
「之奈・・・寂しかったな、50年一人でいたもんな・・・」

『50ネン?ボクトオナジ』

「あきら、状態進化目指さないか?人間に近いアンデットになれる」
『ジョウタイシンカ?ッドウヤッテ』
「バンパイヤの血と肝臓を摂取、その後人間を食べる、人間は一部でいい俺と花音の腕を食べろ」

「!聞いてないよハルト!」
花音がビックリしていた
「あ、悪い、痛く無い様にするし、直ぐ欠損部再生で元に戻してやるから」
「バンパイヤに状態進化はバンパイヤの一部だけ接種すればいいんじゃないの?」
之奈が言った
「それだと、バンパイヤにしかならない、浄化されると消えるし、人間の街に行けない、人間それもハイヒューマンの俺と聖女の腕、それを食らうことによって、より人間に近づける、街に皆で言って買い食いしたいだろう?之奈」
「!うん・・したい」

『ホントウニ、ソンナコトガデキルノカ?ハイヒューマンニセイジョッテ、スゴイナ』

「状態進化しようぜ」

『・・・・・ワカッタ・・・・・』
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