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22;マルガリータ 2(年下の求婚者)
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グレーデリ皇国に戻ったマルガリータは、腫物に触るように皆に接しられた。
常に部屋に居ても何処にいても3人の護衛かメイドが傍に居たし、兄弟達や自由奔放な自己中の妹達まで毎日のように会いに来る。
【ねぇ・・・殺してくれない?】
その言葉が原因だった、自殺を懸念されていたのだ。
エミリオの精神耐性の魔法具はあの国を出たら威力が戻ったらしく、気分が落ち込むことも無く、全然落ち着いているのだが、あの言葉は兄弟達にはショックだったらしい。
精神耐性があるとは言っても、小さい時からのコンプレックスがなくなるわけでも無かったが・・・
「エミリオが貴方に護衛を?」
目の前に居るのはエミリオと同い年の騎士だった。
ジェフリー・マンデヴィル、
マンデヴィル公爵の嫡男、父の姉の孫(私から見ると従妹の子)である、
黒髪に茶色い瞳、色は地味だがとても整った顔の青年、自虐心がまた・・・魔法具が発動して心が落ち着く
(金髪・銀髪じゃないなら、少しは目立たないかな?横に居ても・・・ゾクっ)
「どうしましたか?」
(なに?・・そう言えば今までの護衛はこんなに近づいたことは無い・・・なに?怖い・・・)
「エ・エミリオがそう言ううのならよ・・・よろしくお願いします。」
「部屋を出る時は必ず私が付き添いますので、非番の時はこの、リオが一時的に付き添います」
紹介されたのは、ジェフリー・マンデヴィルの部下だった、金髪碧眼・・・・遠慮したいと思った
(ジェフリーが非番の時は部屋でじっとしとこう)
「よろしくお願いします」
そう言って紳士の礼をする、本来なら手の甲を出して忠誠を誓うキスをしてもらうのだが
カタカタと体が震えるマルガリータ
「!マルガリータ王女?」
リオが置き去りにされているジェフリー・マンデヴィルを見て言った
「・・・・ああ、そうでした、すみません、エミリオに何もなければ、2メートル以内に近づくなって、言われていたんでした」
「ご・ごめんなさい」
「大丈夫ですよ、憧れのあなたの護衛が出来て光栄です」
「?」
(何か、聞きなれない事を言われた気がしたんですが・・・気のせいね)
「長い間留学していたので、事情は何となくしか知りませんが、大丈夫ですよ私がお守り致します」
マルガリータはじっとジェフリーを見て少し頬を赤らめた
(年下の男の子に何を・・・私ったら・・・こんなおばさんの世話なんか・・可哀そうよね)
自分を見て顔を赤らめた様子を見て、心躍るジェフリー、それと同時に額に薄ら見える傷跡・・・・ギュッと手を握った。
(制裁はエミリオがしたと言っていたが・・・くそっ私がもう少し早く生まれていたら・・・)
それからずっと、付き添ってくれるジェフリー
付かず離れず傍に居た
「貴方がそんなことしなくていいと思いますが」
何室もある客間の掃除をはじめるマルガリータ
「得意なのよ掃除・・・」
汚れても良いような簡素なドレスで床に這いつくばるマルガリータを、困った顔で見ているジェフリー
「メイドが困っているよ」
「古いメイドは私がよくこうゆうことしてたの知ってるし、大目に見てくれるわ、何かしてたいのよ」
「手が荒れます」
「後で治すわ」
おろおろしている若いメイドを横目にせっせと掃除をするマルガリータ
「アリア?見ておいた方が良いわね、ああやって掃除するのよ、見える所だけしてもダメなのよ」
メイドのうしろから、メイド長が声をかける、アリアとは若いメイドの名前だ
「ジェシィ?どうしたの?あなたが私の事を褒めるなんて」
「マルガリータ王女殿下、あなたの掃除が何時も完璧なのは、関心してますよ、でもやはり仕事を奪わないでやってもらいですわ」
「幼馴染じゃない、呼び捨てで良いわよ、役に立たない、出戻りの獄つぶしだし・・・」
「ふぅ・・・相変わらず、自分の評価が低いわね・・・報告しに来たのよ、もうすぐ王陛下が御帰りになるわ、お出迎えするでしょう?」
「本当?解ったわ着替えるわ」
戴冠式を終え帰ってきた王夫婦にマルガリータが出迎える
「お父様、お母様、お帰りなさいませ」
「ただいま、マルガリータ?あなたも来ればよかったのに戴冠式、エミリオ素敵だったわよ」
「いえ、私は・・・」
「手どうしたの?荒れてるじゃない」
「掃除を・・・」
「貴方は王女なのよそんなことしなくて良いの!」
「でも、出来そこないの出戻りです、獄つぶしにはなりたくないので」
「そ!そんな事誰も思って無いわ!」
悲しそうにマルガリータを見つめるロゼッタ
王宮を歩きながら話をする。
「エミリオの戴冠式の映像見ました。顔の火傷の痕、ショックでした。でもそれを払拭するくらい恰好良かったですわ」
「邪神の呪いなのよ、一生取れないわ。フロライン・・・エミリオのお妃ねそれがまた恰好良いってうっとりしてるのよ、可愛かったわ」
「ええ、とても可愛い方でしたわね、エミリオに夢中なのが映像からも分かりました、うらやま・・・いえ・・・幸せを祈ってますわ・・・お母様、私に仕事を下さい、メイドの仕事なら完璧にこなして見せますし、雑用でも構いません、これから一人で生きて行かなくては行きません、少しでも手に職を・・・」
「はぁ・・・まだそんなことを」
「でも、お母様!またどこかの得体の知れない人に嫁げと言われたら逃げられない・・・仕事をしていれば役に立つことをしていれば・・・・」
「・・・・もうあなたを嫁がせません!誰がなんと言おうと、全力で国を敵にまわしても」
「ロゼッタ、君が言ううとシャレにならないからね」
王がロゼッタに言う
「でも、マルガリータ、私もロゼッタと同じだよ、結婚はしてほしいけどね、君を愛し君が愛する人を見つけるまでずっとここに居ていいんだ、メイドが困らないくらい、王宮の裏方の仕事していいよ」
「王陛下!でも・・・」
「好きな事してるのが一番だと思う、君が居場所を見つけるまで」
「・・・そうですね・・・・でも床に這いつくばるのはダメです!・・・そうだわ掃除道具考えましょう・・・マリエッタ様の所に行ってくるわね」
「お母様ったら・・・」
「相変わらずだな、ロゼッタは・・・きっと良い掃除道具作ってくれるよ」
「お父様・・・」
「そうだ、王宮行事は今月は無いから、城下に遊びに行って来たらどうだい?王宮にこもってばかりじゃつまらないだろう?」
「それが良いですよ」
「ジェフリー様?・・・でも・・・」
「妹が、美味しいケーキの店が出来たと言ってました、是非に」
「ケーキ・・・」
「行っておいで」
二人が優しく見守る中マルガリータはうなずいた
「週末は込むらしいので、明日にでもどうですか?」
「はい、」
心の中で
(よしっ!デートだ)
と意気込んでいるジェフリーだった。
逃げるように他国に来ているジェフリー・マンデヴィル
そこの留学先の国にに友人が訪ねてきた
「やあ、ジェフリー・マンデヴィル」
「久しぶりだなエミリオ、その格好は・・・」
「今は冒険者してる」
「何でまた、まあ、お前のことだ何かあるんだろうが」
「姉上の結婚を止められなかった・・・力でねじ伏せれば良かった」
「物騒なことゆうなよ、お前が力を振るうと血の海が出来そうだ・・・・でも、もう3年か・・・諦めたつもりなんだがな・・・」
「諦めないでくれないか!」
(思い出すのが遅いんだよ俺!姉上の幸せを握る人物を!)
「エミリオ?どうしたんだよ怖い顔をして」
「”ベンデーソン国”を滅ぼすことにした」
「!・・・おいそれは・・・
本気みたいだな・・・お前が出てきたら一瞬で終わるなあの国は・・・いやどの国もか」
「君にだけだったな、私の力の一編見せたことあるのは」
「あれで,一編かよ・・・」
「姉上は虐待されてる・・・」
ドクンッ、ジェフリーの心臓が鳴った
「なんだと!お前!大丈夫だと言わなかったか?魔法具を渡すからって」
「うかつだった、邪気で私の魔法が緩んでいた」
がばっとエミリオの胸倉を掴むジェフリー
「すまない、酷い仕打ちを受けているらしい・・・」
「直ぐに滅ぼせ!殺せ!いや、俺が!」
「ジェフリー!落ち着いてくれ、君に頼みたいんだ、助け出した後の姉上を」
「エミリオ?・・・・くそっ」
「姉上を守って欲しい」
その後直ぐに”ベンデーソン国”は滅んだ
留学を切り上げ、自国に戻ったジェフリーは宮中での自分の立場を確定する為奔走して、騎士団長の地位をもぎ取った、ちょうどその頃邪神討伐が終わり、エミリオが即位した知らせが来ていた。
エミリオの推薦と家柄もあり、無事マルガリータ専属の護衛騎士となったジェフリーだった。
---------
城下にデートの日
「こちらが私の部下で今日の護衛をします。こっそり付いてきますので気にしないでください。でも何かありましたら、この者たちの元に行ってください。」
6人の騎士を目の前に、緊張のマルガリータ
「こんなに護衛入りますか?」
「皇室の外出の護衛では少ない方ですよ、二人一組で行動しておりますので」
「・・・・わかりました。」
「私は横にずっと居りますのでご安心ください」
ジェフリーはマルガリータの横でにっこりと笑った
マルガリータはジェフリーだけは近づいても震えなくなっていた。
「今日はよろしくお願いします」
マルガリータは皆に笑いかけた
城下は活気にあふれていた
中央広場には大きなビジョンが置かれ、ニュースや無料音楽界の映像が流れている
広場の周りには店が点在し、露天も出ている、平日ではあるが人は多かった
「凄いですね、道化が居ます!あそこには飴細工のお店が」
きらきら目を輝かすマルガリータ
「城下には出たこと無いのですか?」
「観劇や、コンサートには・・・でも町の中は・・・」
「そうですか、それでは妹から色々聞いてきたのでご案内しますよ」
ジェフリーは、さりげなくマルガリータの手を掴み小物の店に連れてきた
(ジェフリー様!手!手)
あわあわと声にならないマルガリータだった
小物の店ではマルガリータ手にとって少し眺めた者全てジェフリーが買ってくれていた
「ジェフリー様?そんなに沢山」
「あまり、アクセサリー等お持ちではないでしょう?公式の場には付けれないですが、是非普段素地の時にでも付けてください」
「いや、掃除の時にはアクセサリー等は・・・」
でも可愛くて、自分にはと思いながらも嬉しくなるマルガリータだった。
露天で、少し買い食いして、歩きながらお菓子を食べる
「歩きながら食べるの初めて」
嬉しそうにしているマルガリータの斜め後ろでさらに嬉しそうにしているジェフリー
遠巻きに護衛をしている騎士達は、その様子を複雑な顔で見ていた
(うそだろ・・・常に殺気を振りまいていた方が・・あの顔・・・)
(噂は本当だったんだ・・・マルガリータ王女が嫁いだから傷心留学したってのは)
二人はケーキの店に入って行った。
マルガリータはチョコレートケーキ
ジェフリーはチーズケーキを頼んだ
「美味しい~」
頬に手を当てながらマルガリータが言うと、ジェフリーは目を細めて優しく見守る
「チーズケーキ一口いかがですか?」
そう言ってケーキの端をフォークにさしてマルガリータに向ける
「ありがとうございます」
そう言って差し出されたケーキを頬張って、マルガリータは、はたと気づく。
(・・・か・間接キス!?)
真っ赤になるマルガリータ
(やだわ若い生娘でもあるまいに、でもこんな気持ち初めて!)
テーブルの向こうのジェフリーをあらためてみるマルガリータ
(こんなに精悍な顔をしたらしたのね、紅茶で塗れた唇・・・こんなに色気があったかしら、弟と同い年だけど、立派な大人の男性なんだわ・・・やだわ・・・顔が赤くなる・・・変に思われる)
「どうかしましたか?」
「・・・いえ・・・美味しくて、嬉しくて」
「くすっ・・・可愛らしい方だ・・・」
ますます赤くなるマルガリータ
「そろそろ帰りましょう、暗くならないうちに」
「はい」
火照った顔をどうすることも出来ずそのままジェフリーと店を出た
帰りの馬車の中、街で寄った店や露店などを普通にしていた。
「本当に美味しかったですわ」
「それはよかったです、また是非・・・・」
「?ジェフリー様?」
ニコニコしていたジェフリーが話の途中で険しい顔つきになり、黙ってしまった
「ジェフリー!?」
がたんと馬車が大きく揺れて止まった、身体が前のめりになる、
ジェフリーは咄嗟にマルガリータを抱き留める
「なんですの?」
「しっ黙って、大丈夫です外の護衛が対処します」
「?????」
がたんと馬車が揺れると、今度はかなりのスピードで馬車が走りだした。
がん!キンキンキン!
剣が交わる音が遠のいていく
「ジェフリー様・・・・皆が・・・」
「大丈夫です、彼らは強い」
「襲ってきたのは誰!?」
「城に付き安全が確保されましたら、お話しします」
「・・・・」
ずっとジェフリーの腕の中で息を潜めるようにじっとしているマルガリータだった。
王宮に無事着くと、知らせをもう聞いていた王妃ロゼッタが待ち構えていた
「マルガリータ!大丈夫?」
「お母様、私は大丈夫ですが、でも皆が!」
「防御の魔法具持たせているから大丈夫とは思うけど」
「相手は奴等の残党です、油断しないようには言ってあります。」
「お母様・・・私はやはり居てはいけない者のようです・・・」
「何を言うのです、そんなことありません」
「私のせいで皆が辛い思いを」
どどどどっ
馬が駈け込んで来た
「報告します、残党は全員確保、死者0名、けが人敵12名中4名、騎士団30名中2名軽傷です」
「報告ご苦労」
「ジェフリー様?」
「貴方がきっと気に病むから、報告を直接するよう言っておいたんです」
「30人も居たの?気がつきませんでした、最初紹介された方々だけでは無かったのですか?」
「紹介した者たちは街中で助けを求めて欲しい者たちで、影の者は屋根や人ごみにまぎれておりました」
「そんな・・・皆に迷惑掛けるのなら出かけなかったのに・・・」
「王族なら、当たり前の数なんですがね、ロゼッタ様が異常なだけですよ」
「私は、除外してくださいな・・・所で、マルガリータ?、町は楽しくなかった?」
「・・・楽しかったです。」
「そこは心地よくないですか?」
「ん?お母様?そこ?」
はっと気がつく、ずっと馬車から降りてもジェフリーの腕の中に居たことに・・・
「マルガリータ様、私と結婚してくれませんか?」
「ジェフリー・マンデヴィル?此処で言う?色気が無いわね・・・」
あきれたように言うロゼッタ
「え?お母様?ジェフリー様?え?え?あの?え?」
「マルガリータ、どうする?男性恐怖症唯一発祥しなくなった人でしょう?」
「お母様・・・でも、年上で、離婚暦あるし・・・」
「気にしません、あなたが良い」
母とジェフリーを交互に見てまごつくマルガリータ
ロゼッタはうなずく
「・・・よろしくお願いします。」
「マルガリータ!」
強くマルガリータを抱きしめて、唇を重ねた。
「おっほん!そう言うことは二人きりでやってもらえる?周り!」
ロゼッタが言うと・・・
マルガリータが絶句していた
「可愛い・・・真っ赤だ」
「ほんとにもう・・・」
あきれ顔のロゼッタ
「「「「おめでとうございます!」」」」
周りの護衛たちが一斉に拍手が上がる。
賊の正体は邪神の洗礼を受けたマルガリータを、排除しようとするガンダリー教会の過激派だった。
「王家聖教の地位をチェインスター教に取られた腹いせもあるだろうな」
そう言うのはいつの間に現れたのか、双子の兄だった。
「怖い思いをさせて悪かった、討伐計画は明日実行する予定が、ジェフリーが急遽マルガリータと出かけると言うから、喜んでいるマルガリータに水をさすのもなんだから、急遽討伐部隊を護衛にまわしといてよかったよ・・・」
「お兄様・・・ごめんなさい」
「謝る必要は無い、妹の喜んでいる顔を見たら何でもしてやるさ、たまには我が儘を言って良いんだよ、これからはジェフリーが甘やかしてくれるさ」
常に部屋に居ても何処にいても3人の護衛かメイドが傍に居たし、兄弟達や自由奔放な自己中の妹達まで毎日のように会いに来る。
【ねぇ・・・殺してくれない?】
その言葉が原因だった、自殺を懸念されていたのだ。
エミリオの精神耐性の魔法具はあの国を出たら威力が戻ったらしく、気分が落ち込むことも無く、全然落ち着いているのだが、あの言葉は兄弟達にはショックだったらしい。
精神耐性があるとは言っても、小さい時からのコンプレックスがなくなるわけでも無かったが・・・
「エミリオが貴方に護衛を?」
目の前に居るのはエミリオと同い年の騎士だった。
ジェフリー・マンデヴィル、
マンデヴィル公爵の嫡男、父の姉の孫(私から見ると従妹の子)である、
黒髪に茶色い瞳、色は地味だがとても整った顔の青年、自虐心がまた・・・魔法具が発動して心が落ち着く
(金髪・銀髪じゃないなら、少しは目立たないかな?横に居ても・・・ゾクっ)
「どうしましたか?」
(なに?・・そう言えば今までの護衛はこんなに近づいたことは無い・・・なに?怖い・・・)
「エ・エミリオがそう言ううのならよ・・・よろしくお願いします。」
「部屋を出る時は必ず私が付き添いますので、非番の時はこの、リオが一時的に付き添います」
紹介されたのは、ジェフリー・マンデヴィルの部下だった、金髪碧眼・・・・遠慮したいと思った
(ジェフリーが非番の時は部屋でじっとしとこう)
「よろしくお願いします」
そう言って紳士の礼をする、本来なら手の甲を出して忠誠を誓うキスをしてもらうのだが
カタカタと体が震えるマルガリータ
「!マルガリータ王女?」
リオが置き去りにされているジェフリー・マンデヴィルを見て言った
「・・・・ああ、そうでした、すみません、エミリオに何もなければ、2メートル以内に近づくなって、言われていたんでした」
「ご・ごめんなさい」
「大丈夫ですよ、憧れのあなたの護衛が出来て光栄です」
「?」
(何か、聞きなれない事を言われた気がしたんですが・・・気のせいね)
「長い間留学していたので、事情は何となくしか知りませんが、大丈夫ですよ私がお守り致します」
マルガリータはじっとジェフリーを見て少し頬を赤らめた
(年下の男の子に何を・・・私ったら・・・こんなおばさんの世話なんか・・可哀そうよね)
自分を見て顔を赤らめた様子を見て、心躍るジェフリー、それと同時に額に薄ら見える傷跡・・・・ギュッと手を握った。
(制裁はエミリオがしたと言っていたが・・・くそっ私がもう少し早く生まれていたら・・・)
それからずっと、付き添ってくれるジェフリー
付かず離れず傍に居た
「貴方がそんなことしなくていいと思いますが」
何室もある客間の掃除をはじめるマルガリータ
「得意なのよ掃除・・・」
汚れても良いような簡素なドレスで床に這いつくばるマルガリータを、困った顔で見ているジェフリー
「メイドが困っているよ」
「古いメイドは私がよくこうゆうことしてたの知ってるし、大目に見てくれるわ、何かしてたいのよ」
「手が荒れます」
「後で治すわ」
おろおろしている若いメイドを横目にせっせと掃除をするマルガリータ
「アリア?見ておいた方が良いわね、ああやって掃除するのよ、見える所だけしてもダメなのよ」
メイドのうしろから、メイド長が声をかける、アリアとは若いメイドの名前だ
「ジェシィ?どうしたの?あなたが私の事を褒めるなんて」
「マルガリータ王女殿下、あなたの掃除が何時も完璧なのは、関心してますよ、でもやはり仕事を奪わないでやってもらいですわ」
「幼馴染じゃない、呼び捨てで良いわよ、役に立たない、出戻りの獄つぶしだし・・・」
「ふぅ・・・相変わらず、自分の評価が低いわね・・・報告しに来たのよ、もうすぐ王陛下が御帰りになるわ、お出迎えするでしょう?」
「本当?解ったわ着替えるわ」
戴冠式を終え帰ってきた王夫婦にマルガリータが出迎える
「お父様、お母様、お帰りなさいませ」
「ただいま、マルガリータ?あなたも来ればよかったのに戴冠式、エミリオ素敵だったわよ」
「いえ、私は・・・」
「手どうしたの?荒れてるじゃない」
「掃除を・・・」
「貴方は王女なのよそんなことしなくて良いの!」
「でも、出来そこないの出戻りです、獄つぶしにはなりたくないので」
「そ!そんな事誰も思って無いわ!」
悲しそうにマルガリータを見つめるロゼッタ
王宮を歩きながら話をする。
「エミリオの戴冠式の映像見ました。顔の火傷の痕、ショックでした。でもそれを払拭するくらい恰好良かったですわ」
「邪神の呪いなのよ、一生取れないわ。フロライン・・・エミリオのお妃ねそれがまた恰好良いってうっとりしてるのよ、可愛かったわ」
「ええ、とても可愛い方でしたわね、エミリオに夢中なのが映像からも分かりました、うらやま・・・いえ・・・幸せを祈ってますわ・・・お母様、私に仕事を下さい、メイドの仕事なら完璧にこなして見せますし、雑用でも構いません、これから一人で生きて行かなくては行きません、少しでも手に職を・・・」
「はぁ・・・まだそんなことを」
「でも、お母様!またどこかの得体の知れない人に嫁げと言われたら逃げられない・・・仕事をしていれば役に立つことをしていれば・・・・」
「・・・・もうあなたを嫁がせません!誰がなんと言おうと、全力で国を敵にまわしても」
「ロゼッタ、君が言ううとシャレにならないからね」
王がロゼッタに言う
「でも、マルガリータ、私もロゼッタと同じだよ、結婚はしてほしいけどね、君を愛し君が愛する人を見つけるまでずっとここに居ていいんだ、メイドが困らないくらい、王宮の裏方の仕事していいよ」
「王陛下!でも・・・」
「好きな事してるのが一番だと思う、君が居場所を見つけるまで」
「・・・そうですね・・・・でも床に這いつくばるのはダメです!・・・そうだわ掃除道具考えましょう・・・マリエッタ様の所に行ってくるわね」
「お母様ったら・・・」
「相変わらずだな、ロゼッタは・・・きっと良い掃除道具作ってくれるよ」
「お父様・・・」
「そうだ、王宮行事は今月は無いから、城下に遊びに行って来たらどうだい?王宮にこもってばかりじゃつまらないだろう?」
「それが良いですよ」
「ジェフリー様?・・・でも・・・」
「妹が、美味しいケーキの店が出来たと言ってました、是非に」
「ケーキ・・・」
「行っておいで」
二人が優しく見守る中マルガリータはうなずいた
「週末は込むらしいので、明日にでもどうですか?」
「はい、」
心の中で
(よしっ!デートだ)
と意気込んでいるジェフリーだった。
逃げるように他国に来ているジェフリー・マンデヴィル
そこの留学先の国にに友人が訪ねてきた
「やあ、ジェフリー・マンデヴィル」
「久しぶりだなエミリオ、その格好は・・・」
「今は冒険者してる」
「何でまた、まあ、お前のことだ何かあるんだろうが」
「姉上の結婚を止められなかった・・・力でねじ伏せれば良かった」
「物騒なことゆうなよ、お前が力を振るうと血の海が出来そうだ・・・・でも、もう3年か・・・諦めたつもりなんだがな・・・」
「諦めないでくれないか!」
(思い出すのが遅いんだよ俺!姉上の幸せを握る人物を!)
「エミリオ?どうしたんだよ怖い顔をして」
「”ベンデーソン国”を滅ぼすことにした」
「!・・・おいそれは・・・
本気みたいだな・・・お前が出てきたら一瞬で終わるなあの国は・・・いやどの国もか」
「君にだけだったな、私の力の一編見せたことあるのは」
「あれで,一編かよ・・・」
「姉上は虐待されてる・・・」
ドクンッ、ジェフリーの心臓が鳴った
「なんだと!お前!大丈夫だと言わなかったか?魔法具を渡すからって」
「うかつだった、邪気で私の魔法が緩んでいた」
がばっとエミリオの胸倉を掴むジェフリー
「すまない、酷い仕打ちを受けているらしい・・・」
「直ぐに滅ぼせ!殺せ!いや、俺が!」
「ジェフリー!落ち着いてくれ、君に頼みたいんだ、助け出した後の姉上を」
「エミリオ?・・・・くそっ」
「姉上を守って欲しい」
その後直ぐに”ベンデーソン国”は滅んだ
留学を切り上げ、自国に戻ったジェフリーは宮中での自分の立場を確定する為奔走して、騎士団長の地位をもぎ取った、ちょうどその頃邪神討伐が終わり、エミリオが即位した知らせが来ていた。
エミリオの推薦と家柄もあり、無事マルガリータ専属の護衛騎士となったジェフリーだった。
---------
城下にデートの日
「こちらが私の部下で今日の護衛をします。こっそり付いてきますので気にしないでください。でも何かありましたら、この者たちの元に行ってください。」
6人の騎士を目の前に、緊張のマルガリータ
「こんなに護衛入りますか?」
「皇室の外出の護衛では少ない方ですよ、二人一組で行動しておりますので」
「・・・・わかりました。」
「私は横にずっと居りますのでご安心ください」
ジェフリーはマルガリータの横でにっこりと笑った
マルガリータはジェフリーだけは近づいても震えなくなっていた。
「今日はよろしくお願いします」
マルガリータは皆に笑いかけた
城下は活気にあふれていた
中央広場には大きなビジョンが置かれ、ニュースや無料音楽界の映像が流れている
広場の周りには店が点在し、露天も出ている、平日ではあるが人は多かった
「凄いですね、道化が居ます!あそこには飴細工のお店が」
きらきら目を輝かすマルガリータ
「城下には出たこと無いのですか?」
「観劇や、コンサートには・・・でも町の中は・・・」
「そうですか、それでは妹から色々聞いてきたのでご案内しますよ」
ジェフリーは、さりげなくマルガリータの手を掴み小物の店に連れてきた
(ジェフリー様!手!手)
あわあわと声にならないマルガリータだった
小物の店ではマルガリータ手にとって少し眺めた者全てジェフリーが買ってくれていた
「ジェフリー様?そんなに沢山」
「あまり、アクセサリー等お持ちではないでしょう?公式の場には付けれないですが、是非普段素地の時にでも付けてください」
「いや、掃除の時にはアクセサリー等は・・・」
でも可愛くて、自分にはと思いながらも嬉しくなるマルガリータだった。
露天で、少し買い食いして、歩きながらお菓子を食べる
「歩きながら食べるの初めて」
嬉しそうにしているマルガリータの斜め後ろでさらに嬉しそうにしているジェフリー
遠巻きに護衛をしている騎士達は、その様子を複雑な顔で見ていた
(うそだろ・・・常に殺気を振りまいていた方が・・あの顔・・・)
(噂は本当だったんだ・・・マルガリータ王女が嫁いだから傷心留学したってのは)
二人はケーキの店に入って行った。
マルガリータはチョコレートケーキ
ジェフリーはチーズケーキを頼んだ
「美味しい~」
頬に手を当てながらマルガリータが言うと、ジェフリーは目を細めて優しく見守る
「チーズケーキ一口いかがですか?」
そう言ってケーキの端をフォークにさしてマルガリータに向ける
「ありがとうございます」
そう言って差し出されたケーキを頬張って、マルガリータは、はたと気づく。
(・・・か・間接キス!?)
真っ赤になるマルガリータ
(やだわ若い生娘でもあるまいに、でもこんな気持ち初めて!)
テーブルの向こうのジェフリーをあらためてみるマルガリータ
(こんなに精悍な顔をしたらしたのね、紅茶で塗れた唇・・・こんなに色気があったかしら、弟と同い年だけど、立派な大人の男性なんだわ・・・やだわ・・・顔が赤くなる・・・変に思われる)
「どうかしましたか?」
「・・・いえ・・・美味しくて、嬉しくて」
「くすっ・・・可愛らしい方だ・・・」
ますます赤くなるマルガリータ
「そろそろ帰りましょう、暗くならないうちに」
「はい」
火照った顔をどうすることも出来ずそのままジェフリーと店を出た
帰りの馬車の中、街で寄った店や露店などを普通にしていた。
「本当に美味しかったですわ」
「それはよかったです、また是非・・・・」
「?ジェフリー様?」
ニコニコしていたジェフリーが話の途中で険しい顔つきになり、黙ってしまった
「ジェフリー!?」
がたんと馬車が大きく揺れて止まった、身体が前のめりになる、
ジェフリーは咄嗟にマルガリータを抱き留める
「なんですの?」
「しっ黙って、大丈夫です外の護衛が対処します」
「?????」
がたんと馬車が揺れると、今度はかなりのスピードで馬車が走りだした。
がん!キンキンキン!
剣が交わる音が遠のいていく
「ジェフリー様・・・・皆が・・・」
「大丈夫です、彼らは強い」
「襲ってきたのは誰!?」
「城に付き安全が確保されましたら、お話しします」
「・・・・」
ずっとジェフリーの腕の中で息を潜めるようにじっとしているマルガリータだった。
王宮に無事着くと、知らせをもう聞いていた王妃ロゼッタが待ち構えていた
「マルガリータ!大丈夫?」
「お母様、私は大丈夫ですが、でも皆が!」
「防御の魔法具持たせているから大丈夫とは思うけど」
「相手は奴等の残党です、油断しないようには言ってあります。」
「お母様・・・私はやはり居てはいけない者のようです・・・」
「何を言うのです、そんなことありません」
「私のせいで皆が辛い思いを」
どどどどっ
馬が駈け込んで来た
「報告します、残党は全員確保、死者0名、けが人敵12名中4名、騎士団30名中2名軽傷です」
「報告ご苦労」
「ジェフリー様?」
「貴方がきっと気に病むから、報告を直接するよう言っておいたんです」
「30人も居たの?気がつきませんでした、最初紹介された方々だけでは無かったのですか?」
「紹介した者たちは街中で助けを求めて欲しい者たちで、影の者は屋根や人ごみにまぎれておりました」
「そんな・・・皆に迷惑掛けるのなら出かけなかったのに・・・」
「王族なら、当たり前の数なんですがね、ロゼッタ様が異常なだけですよ」
「私は、除外してくださいな・・・所で、マルガリータ?、町は楽しくなかった?」
「・・・楽しかったです。」
「そこは心地よくないですか?」
「ん?お母様?そこ?」
はっと気がつく、ずっと馬車から降りてもジェフリーの腕の中に居たことに・・・
「マルガリータ様、私と結婚してくれませんか?」
「ジェフリー・マンデヴィル?此処で言う?色気が無いわね・・・」
あきれたように言うロゼッタ
「え?お母様?ジェフリー様?え?え?あの?え?」
「マルガリータ、どうする?男性恐怖症唯一発祥しなくなった人でしょう?」
「お母様・・・でも、年上で、離婚暦あるし・・・」
「気にしません、あなたが良い」
母とジェフリーを交互に見てまごつくマルガリータ
ロゼッタはうなずく
「・・・よろしくお願いします。」
「マルガリータ!」
強くマルガリータを抱きしめて、唇を重ねた。
「おっほん!そう言うことは二人きりでやってもらえる?周り!」
ロゼッタが言うと・・・
マルガリータが絶句していた
「可愛い・・・真っ赤だ」
「ほんとにもう・・・」
あきれ顔のロゼッタ
「「「「おめでとうございます!」」」」
周りの護衛たちが一斉に拍手が上がる。
賊の正体は邪神の洗礼を受けたマルガリータを、排除しようとするガンダリー教会の過激派だった。
「王家聖教の地位をチェインスター教に取られた腹いせもあるだろうな」
そう言うのはいつの間に現れたのか、双子の兄だった。
「怖い思いをさせて悪かった、討伐計画は明日実行する予定が、ジェフリーが急遽マルガリータと出かけると言うから、喜んでいるマルガリータに水をさすのもなんだから、急遽討伐部隊を護衛にまわしといてよかったよ・・・」
「お兄様・・・ごめんなさい」
「謝る必要は無い、妹の喜んでいる顔を見たら何でもしてやるさ、たまには我が儘を言って良いんだよ、これからはジェフリーが甘やかしてくれるさ」
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