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26;ミミリィとレレミィ-3(力づくはしない…ウソでした)
03
しおりを挟む炊き出しの後、午後からは無料治癒を行っている。
フレデリックの治癒魔法は中級だが、重症でない限り治癒は可能だ、無料なのは王都で数ある神殿の中でもフレデリックの教会と後2つくらいで、何時も混雑している、人員不足でいつもトラブルが起きている。
「今日は静かですね・・・」
治癒をしながら患者に言うフレデリック。
「可愛い双子の娘さんが、「あっち。こっち」と怪我の重そうな人から受けれるように采配してましたよ、神父様の婚約者とか、さすがですね」
引きずっていた足が普通に動くようになり、喜んで教会を後にする患者を見ながら
「ミミリィとレレミィ様が・・・婚約者と言いふらしているのか・・・」
「神父様おめでとうございます」
会う患者、皆に言われた。
こっそり様子を見に行くと、笑顔で文句を言い出す患者をたしなめながら、
「「私たち・婚約者~指示に従う・する!」」
人々の並びを変えていた、二人の額には汗が滲んでいた。
夕方になり、時間が来たので、軽症者は帰ってもらい優先券を渡して治癒は終わった。
「皇女殿下、今日はお手伝いありがとうございました、助かりました。」
「「本当?・うれしい・だんな様・喜ぶ・嬉しい」」
二人は顔を赤らめ、二人で手をつなぎこちらを見る。
(・・・赤い顔が可愛い・・・普通にしてたら普通の女の子で十分可愛いのにな・・・)
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