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第百四話.遠征ナイマール王国 3 銅竜探索
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気持はわかるが、ここで討論していてもしょうがないのですべき事をする。
「俺 達は飛行船があるため、実は何日でも空を飛ぶことが可能です。ただ、攻撃力には自信がありません。銅竜山調査は俺達がやりますので、まずは決めた通りに行動しましょう」
「おおっそれはありがたい。是非お願いします」
ベンダー卿が喜んで言った。
「そうだな、まあ受けた依頼だしやる事はやるか」
皇帝のイグナスが立ち上がって言う。
「ああ、困るのはいつも民だからな」
筋肉達のカインがそう言うとメンバーも笑顔で立ち上がりポーズを決める。
なぜそこで筋肉をアピールする必要がある?
「俺達も飛べる所は行く。低い所は俺達が調査しよう」
飛竜の騎士のレイザーも動き出した。
「そうだな、エルヴァンの言う通りだ。決めた事は実行しよう」
光の剣の勇者アレスも立ち上がった。
皆で軽く打ち合わせをしてそれぞれの場所に移動した。
俺達はさっそく飛行船に乗りこみ、上空へと舞い上がった。
銅竜山の地図を見ながら中心に向かって上って行く。
「それにしても凄い山だな。これでも三神山(金竜山、銀竜山、銅竜山)で一番低いんだろ。とんでもない高さだぞ」
目の前にある(まだ距離はあるがでかいので壁のように見える)大山を見て呆れる。
「そうよね。こないだゴルディナに行った時の山脈でも高さは三.四キロしかないんだもんね。二十キロってどんだけなのよ」
シルフィーもバンザイしながら大きなため息を吐いた。
「うーん、そう考えるとやっぱりオルフィーさんが言ってる事が正しいって事になりますね」
「そうですの。竜の封印なんて主様しか出来ないんですの。昔はこんな城(ブロンドルク城)なんてなかったんですの。もっと貧しい人ばっかりだったんですの。山なんかまず登れる訳が無いんですの」
「そうだな。この小さな飛行船ですら、今でも作れないんだから五百年前に山頂に行ける訳が無いよな。封印の仕方も銅竜の情報も知らないんじゃもう決定だろうな。本当に封印したのなら知らないはずが無い。ヘラクルスの言う通りだな」
やっぱり封印はエアシル城でやったんだろう。初代王達はその功績を横取りしただけだ。
複雑な気持ちを抱えたまま、銅竜山を上って行った。山の傾斜に沿ってどんどん上に登って行く。
高度が上がってきた為、夕方近くなってきたらまた気温が下がってきた。窓を閉めているのだが温度が下がってきてしまう。
めっちゃ寒い。シルフィーと二人羽織しているがとても我慢できそうにない。
「どうしようか、なんか無いかな」
「ねぇエル、エアシル城の宝庫にいっぱいなんかあったじゃない。あれの中になんか温めるようないいのがあるんじゃないの」
「そうかなあ、確かになんか分からん物はいっぱいあるけどさ」
「オルフィーさんが見れば何か分かるかも知れないじゃない」
震えながらシルフィーが話した。
「そうか、オル。宝物庫の中身は俺が全部持ってるんだ。何か温かくなるようないい物ないかな」
「そうなんですの! さすが主様。あの中には確か、精霊の壺があったはずですの。精霊を呼び出して使えるんですの」
布団にくるまっているオルフィーが喜んで言う。
「壺か。ちょっと待てよ……うーんとマジックバッグの大きいの中に……あっこれかな」
それらしい壺を出した。
「そう、それは水の精の壺ですの。同じくらいので赤い感じの壺がいいんですの」
「じゃあこれか」
赤い壺をその場に出した。
「そうですの。確かこれで火の精霊を出して使えるんですの。オルがやってみるんですの」
オルフィーが赤い壺に手を当てて魔力を流したようだ。
すると壺からボワンとおっぱい美人で裸の小さな火の精霊が出てきた。
さすが俺……なぜか誇らしげな気持ちになったが、さわると流石に火傷するだろう。
「まあ、オルフィー様、お久し……あれっまさか主様!? それにアルフィー様、うん? シルフィーまで、皆様お久しぶりでございます」
火の精霊が丁寧にお辞儀をした。
「なんで私だけ呼び捨てなのよ」
シルフィーが言うと、精霊は呆れたような表情をして、
「シルフィーは私達と同じだからよ」
とふてくされたように答えた。そして俺の方を向いてまた丁寧に跪く。
「主様、御用はなんでございましょうか」
やはり俺は主様らしい。
「ものすごく寒いんだ。この中を少しあっためて欲しいんだけどできるかな」
「お安い御用です、主様。では少しあっためましょう」
そう言うと精霊の体が少し大きくなった。すると飛行船の中が穏やかに温かくなった。
まるで春のように快適だ。ほっとして包んでいた布団を回収する。
「主様、ここは変わった魔力を感じますね。聖魔力ではないようですが」
周りを見渡して火の精霊が不思議そうな顔をした。
「聖魔力? ああ、悪いが記憶を無くしてるんだ。詳しく説明してくれないか」
「そうなんですね、主様。私は火の精サラです。主様は聖魔石からすべての力を得ておりました。ですがこの場にはその力がなく。変わりに違う魔石の力を感じます」
そう言って少し苦しそうな顔を見せる精霊。
確かにこの飛行船はサイクロピスのB+の魔石の力で飛んでいる。
「そうか、サラ。大丈夫なのか」
「少しの間なら大丈夫ですが、このままではそんなに長くは居られません」
ふむ。それは困ったな。
ジャンと音がして聖魔セットに着替えてみた。
「これでも駄目か?」
「……そうですね。私に聖魔の腕輪をいただければいいかもしれません」
「腕輪ってこれの事?」
シルフィーが自分に付けていた腕輪をはずしてサラに見せる。
「そうです! その腕輪があれば大丈夫です」
嬉しそうに飛びついて受け取ろうとするサラ。
「シルフィー! 待つんですの、主様。それを渡すとサラは嫁になってしまうんですの」
驚いたオルフィーがさっと腕輪をガードした。
「あら、おほほほ。さすがオルフィー様」
オルフィーの手にブロックされて、照れたようにごまかすサラ。
「何、だましたのか」
「いえいえ、決してそういう訳では……えへへ」
笑ってごまかす火の精霊。油断も隙もない奴だな。
「オル。どうすればいいかな」
「うーん、そうですの。指輪を渡せばいいんですの。宝庫の中にいっぱいあったはずですの」
「ほうほう、じゃあこれか」
それらしい指輪をいっぱいだした。
「そうですの、これも聖魔石ですの。これなら大丈夫ですの。サラ、これで我慢するんですの」
「はい、オルフィー様」
オルフィーが一つ指輪を取って火の精霊サラに渡した。すると指輪がスッと小さくなりサラの指にピタっとはまった。
指輪をはめたサラによって飛行船の中は温かく快適に保たれた。サラは壺の上にちょこんと座って燃えていた。
「俺 達は飛行船があるため、実は何日でも空を飛ぶことが可能です。ただ、攻撃力には自信がありません。銅竜山調査は俺達がやりますので、まずは決めた通りに行動しましょう」
「おおっそれはありがたい。是非お願いします」
ベンダー卿が喜んで言った。
「そうだな、まあ受けた依頼だしやる事はやるか」
皇帝のイグナスが立ち上がって言う。
「ああ、困るのはいつも民だからな」
筋肉達のカインがそう言うとメンバーも笑顔で立ち上がりポーズを決める。
なぜそこで筋肉をアピールする必要がある?
「俺達も飛べる所は行く。低い所は俺達が調査しよう」
飛竜の騎士のレイザーも動き出した。
「そうだな、エルヴァンの言う通りだ。決めた事は実行しよう」
光の剣の勇者アレスも立ち上がった。
皆で軽く打ち合わせをしてそれぞれの場所に移動した。
俺達はさっそく飛行船に乗りこみ、上空へと舞い上がった。
銅竜山の地図を見ながら中心に向かって上って行く。
「それにしても凄い山だな。これでも三神山(金竜山、銀竜山、銅竜山)で一番低いんだろ。とんでもない高さだぞ」
目の前にある(まだ距離はあるがでかいので壁のように見える)大山を見て呆れる。
「そうよね。こないだゴルディナに行った時の山脈でも高さは三.四キロしかないんだもんね。二十キロってどんだけなのよ」
シルフィーもバンザイしながら大きなため息を吐いた。
「うーん、そう考えるとやっぱりオルフィーさんが言ってる事が正しいって事になりますね」
「そうですの。竜の封印なんて主様しか出来ないんですの。昔はこんな城(ブロンドルク城)なんてなかったんですの。もっと貧しい人ばっかりだったんですの。山なんかまず登れる訳が無いんですの」
「そうだな。この小さな飛行船ですら、今でも作れないんだから五百年前に山頂に行ける訳が無いよな。封印の仕方も銅竜の情報も知らないんじゃもう決定だろうな。本当に封印したのなら知らないはずが無い。ヘラクルスの言う通りだな」
やっぱり封印はエアシル城でやったんだろう。初代王達はその功績を横取りしただけだ。
複雑な気持ちを抱えたまま、銅竜山を上って行った。山の傾斜に沿ってどんどん上に登って行く。
高度が上がってきた為、夕方近くなってきたらまた気温が下がってきた。窓を閉めているのだが温度が下がってきてしまう。
めっちゃ寒い。シルフィーと二人羽織しているがとても我慢できそうにない。
「どうしようか、なんか無いかな」
「ねぇエル、エアシル城の宝庫にいっぱいなんかあったじゃない。あれの中になんか温めるようないいのがあるんじゃないの」
「そうかなあ、確かになんか分からん物はいっぱいあるけどさ」
「オルフィーさんが見れば何か分かるかも知れないじゃない」
震えながらシルフィーが話した。
「そうか、オル。宝物庫の中身は俺が全部持ってるんだ。何か温かくなるようないい物ないかな」
「そうなんですの! さすが主様。あの中には確か、精霊の壺があったはずですの。精霊を呼び出して使えるんですの」
布団にくるまっているオルフィーが喜んで言う。
「壺か。ちょっと待てよ……うーんとマジックバッグの大きいの中に……あっこれかな」
それらしい壺を出した。
「そう、それは水の精の壺ですの。同じくらいので赤い感じの壺がいいんですの」
「じゃあこれか」
赤い壺をその場に出した。
「そうですの。確かこれで火の精霊を出して使えるんですの。オルがやってみるんですの」
オルフィーが赤い壺に手を当てて魔力を流したようだ。
すると壺からボワンとおっぱい美人で裸の小さな火の精霊が出てきた。
さすが俺……なぜか誇らしげな気持ちになったが、さわると流石に火傷するだろう。
「まあ、オルフィー様、お久し……あれっまさか主様!? それにアルフィー様、うん? シルフィーまで、皆様お久しぶりでございます」
火の精霊が丁寧にお辞儀をした。
「なんで私だけ呼び捨てなのよ」
シルフィーが言うと、精霊は呆れたような表情をして、
「シルフィーは私達と同じだからよ」
とふてくされたように答えた。そして俺の方を向いてまた丁寧に跪く。
「主様、御用はなんでございましょうか」
やはり俺は主様らしい。
「ものすごく寒いんだ。この中を少しあっためて欲しいんだけどできるかな」
「お安い御用です、主様。では少しあっためましょう」
そう言うと精霊の体が少し大きくなった。すると飛行船の中が穏やかに温かくなった。
まるで春のように快適だ。ほっとして包んでいた布団を回収する。
「主様、ここは変わった魔力を感じますね。聖魔力ではないようですが」
周りを見渡して火の精霊が不思議そうな顔をした。
「聖魔力? ああ、悪いが記憶を無くしてるんだ。詳しく説明してくれないか」
「そうなんですね、主様。私は火の精サラです。主様は聖魔石からすべての力を得ておりました。ですがこの場にはその力がなく。変わりに違う魔石の力を感じます」
そう言って少し苦しそうな顔を見せる精霊。
確かにこの飛行船はサイクロピスのB+の魔石の力で飛んでいる。
「そうか、サラ。大丈夫なのか」
「少しの間なら大丈夫ですが、このままではそんなに長くは居られません」
ふむ。それは困ったな。
ジャンと音がして聖魔セットに着替えてみた。
「これでも駄目か?」
「……そうですね。私に聖魔の腕輪をいただければいいかもしれません」
「腕輪ってこれの事?」
シルフィーが自分に付けていた腕輪をはずしてサラに見せる。
「そうです! その腕輪があれば大丈夫です」
嬉しそうに飛びついて受け取ろうとするサラ。
「シルフィー! 待つんですの、主様。それを渡すとサラは嫁になってしまうんですの」
驚いたオルフィーがさっと腕輪をガードした。
「あら、おほほほ。さすがオルフィー様」
オルフィーの手にブロックされて、照れたようにごまかすサラ。
「何、だましたのか」
「いえいえ、決してそういう訳では……えへへ」
笑ってごまかす火の精霊。油断も隙もない奴だな。
「オル。どうすればいいかな」
「うーん、そうですの。指輪を渡せばいいんですの。宝庫の中にいっぱいあったはずですの」
「ほうほう、じゃあこれか」
それらしい指輪をいっぱいだした。
「そうですの、これも聖魔石ですの。これなら大丈夫ですの。サラ、これで我慢するんですの」
「はい、オルフィー様」
オルフィーが一つ指輪を取って火の精霊サラに渡した。すると指輪がスッと小さくなりサラの指にピタっとはまった。
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