都市伝説の兄妹は、いずれ最強の伝説になる

進藤 樹

文字の大きさ
8 / 37

第八話 都市伝説の兄妹は、悪夢を見る

しおりを挟む
 ――重護は、忌まわしき夢を見ていた。
 五年前、克魔二五年三月九日。敷地を囲うように背の高い常葉樹が並ぶ公園は、日曜日ということもあってちらほらと散歩する人々がいる。
 季節は冬だ。三月に入って気温は多少温かくなってきたが、新京都の冬は底冷えがひどい。それは毎年のことなので、誰もがわかっていたことだが。
 それでも重護たち星埜家が一家総出で遊びに来たのは、今日の主賓、十歳の誕生日を迎える朔夜がここを希望したからだ。

「朔夜、レストランとかでもよかったんだぞ?」

 マフラーに包まれた喉から寒そうに声を震わせて、父の上弦が声をかける。
 普段なら鍛え上げられた肉体が服を着てなお主張するのだが、さすがにダウンジャケットに手袋に耳当てに……と着込めばただの大男だ。抗魔官という、魔力災害や人間を餌にする魔獣から市民を守る仕事をしている彼も、冬の寒さにはそこまで強くない。

「ママのお弁当でピクニックがしたかったの!」

 季節外れのわがままを唱えるプラチナブロンドの髪は、この寒空の下であってもさらさらと柔らかく静電気すら受け付けない。尖った耳は惜しげもなく外気に晒され、しかしさすがに寒いのか少し先端がピンクに色づいていた。それでも、彼女は父親に比べれば薄着である。袖口にファーのついた真っ赤なコートを纏っているくらいで、手袋も、耳当ても、マフラーもしていない。

「ったく、だったら家でやろうぜ? ヒーターとコタツつけてよ……」

 朔夜より一つ年上の重護は、父そっくりの重装備でバスケットを提げていた。そんな重護の呟く声を聞いた瞬間、朔夜がしゅん、と肩を落とす。

「お兄ちゃんがそう言うなら……帰る」

「えっ、いや……! あー、でもここんとこずっと家で鍋ばっか食ってたからな~! やっぱこういう時でもないとほかのモノ食えないしな~!」
 手の平を返してわざとらしく声を上げると、朔夜は上目遣いに「ほんと?」と重護の機嫌を伺った。
 ほんとほんと! と必死に取り繕う重護の頭に手を置いたのは、母の美月みつきだ。

「くすくす。朔夜はなんでこうお兄ちゃんにばかり懐いてるのかしらね」

 白い肌と長い黒髪。胸はふくよかに膨らんでいて、幻想的な紫色のダッフルコートもよく似合っている。

「ママ聞いて! お兄ちゃんはかっこいいんだよ! 昨日もね、小学校でいじめてくる男子から守ってくれたの!」

 朔夜は両腕をブンブン振って、興奮気味な早口で語った。

「尖ってるわたしの耳のこと、悪く言うなって!」
「あらあら、そんなことがあったの?」

 重護は微笑む母親の笑みを向けられて、照れを隠すようにそっぽを向いた。

「ふん、知らねーよあんな奴ら」

 そんな重護の反応を見て、美月の瞳がゆっくりと揺れる。

「なんだか、お父さんに似てきたわね」
「パパ? どこが? 寒がりなとこ? お部屋散らかしっぱなしにするとこ?」
「そうねぇ、あとニンジンが嫌いなところとかもあったわねぇ。それとよくモノを壊すし、怪我も多いし、いつも無駄に意地張ってるし……」

 これには上弦も居心地悪く目を背ける。

「……もっと明るい話をしないか、母さん……」
「あらやだ、そうだったわ」

 四人分の紙コップを出して、水筒のお茶を注ぎながら美月は話を戻す。

「お父さんもね、昔お母さんのこと守ってくれてたのよ」
「ママもいじめられてたの……?」
「そんな感じ。フフ、抗魔官ですからって、死ぬかもしれないのにかっこつけちゃって」

 心配そうに見上げる朔夜の顔を美月が優しく撫でる。重護もまだ子供だ、少しそれが羨ましいと感じて、自己アピールに乗り出した。

「はいはい! 俺も父ちゃんみたいに現人神々あらびとかみがみやっつける抗魔官になる!」
「アラビトカミガミ?」

 朔夜がきょとんと首を傾げる中、上弦はほう、と目を見開いた。どことなく張り詰めたような表情をしながらも、口調は穏やかなまま、「重護、お前よく知ってるな」と言う。

「この間、親父のこと調べてたら出てきたんだよ」

 最近、小学校で将来の夢について考える授業があって、なりたい職業のことを調べる機会があったのだ。
 この時の重護は、たまにテレビで名前が挙がる父親の上弦に憧れ、抗魔官を目指していた。

「抗魔官には二種類あって、魔獣や魔人と戦う人たちと、魔導犯罪を捜査する人たちに分かれるんだろ? 親父は魔導犯罪を捜査する方で、昔から現人神々って悪い奴らを調べてる……って」

 朔夜が強く重護の袖を引っ張りながら、説明を求める。

「ねーねー、粗挽き神々ってなぁにー? ソーセージ?」
「粗挽きじゃなくて、現人な。現人神々。あれだろ、魔人の力を制御して世界征服しようっていう悪い奴ら。こないだ炎竜ドレイカの竜鱗を百枚も盗んだとかで、父ちゃんたちに捕まったってテレビでやってたじゃんか」
「世界征服なんて考えているかどうかは怪しいが……まあ、禁忌である魔人を崇拝する奴らであることは間違いないな」
「ふーん」

 朔夜はどうにも理解したのか怪しい返事をした。もっとも、話の流れとして大事なのは現人神々がどんな組織なのかということではない。

「じゃあママは、パパが守ってくれたから結婚したんだ!」

 急に話題が戻ったが、朔夜の中では繋がっているらしい。

「そ、そうね……」

 ストレートに要約されて、美月は照れたように認める。

「じゃあわたしも、お兄ちゃんと一緒に抗魔官になる!」
「は? なんでだよ、弱いヤツにはれねーぞ」
「な! る! の! 今度はわたしがお兄ちゃんみたいに皆を守るの!」

 どうやら朔夜は、兄の重護の背中をどこまで追いかけたくて仕方が無いようだ。

「じゃあまずは朔夜がいじめっこ撃退できるようになんなきゃじゃねーの?」

 重護は特に気にも留めず言い放ったが、その内容と突き放すような雰囲気が、朔夜にとってはよほどショックだったらしい。

「そ、それは……あ、あぁ……」

 朔夜の瞳に大粒の涙が溜まっていく。ひぐっ、ひぐっと嗚咽を始める朔夜に気付いて、重護はもはや慣れた様子であやす準備に入った。
 いつものことだ。そう思っていたが、予想外な事態に発展する。
 ボゥ! ――青白い光が、突如として朔夜を包んだのだ。

「朔夜⁉」
「あ、あァアアアァア!」

 朔夜は気が動転しているのか、発狂してジタバタと転げ回る。

「父ちゃん、朔夜が!」
「わかっている! 今アレを……重護⁉」

 なぜか鞄に手を伸ばした父親の挙動が理解できず、重護は自らジャンパーを脱いだ。
 我が身も省みず朔夜をジャンパーで包もうと飛び込む。炎を消す方法は水だけではない、酸素の供給を絶ってしまえばいいと理科の授業で習ったばかりだ。
 しかし炎はより青みを強くして、一瞬でジャンパーに延焼。さらに重護すらも燃やそうと炎の勢いを増す。

「二人とも、離れてッ!」

 両脚を広げて右腕をピンと伸ばした美月が、その掌から極太の水流を放出する。青白い炎は今度こそ鎮火し、緊張感の余韻が糸を引く。

「朔夜!」

 重護は必死に駆け寄って、黒焦げになったジャンパーを剥ぎ――そして、その行動を後悔した。同時に、両親も歯を食いしばる。

「クソッ……遅かったか……!」

 とっくに、朔夜は見るも耐えないほどに無残に焼け焦げ、絶命していたのだから。

     *     *     *

「朔夜ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
〈わ、なに⁉ お兄ちゃん⁉〉

 突然脳内で朔夜の驚く声がして、重護はハッと我に返る。ちなみに、従魔契約をしていても、憑依していても、夢の内容まで共有することはない。

「夢か……」

 やけに圧迫感のある天井だ――と思って、はたと気付く。今視界に広がっているのは天井ではなく、二段ベッドの上段のフレームだ。

「そうだ、俺たち寮に引っ越してきたんだっけ……」

 京魔高専は全寮制だ。無事に手続きを済ませて入学式を今日に控えた重護と朔夜は、昨日のうちに五年間暮らすことになる学生寮へとキャリーバッグを引っ張ってきたのだ。
 学生寮は男子寮が九棟、女子寮が七棟あり、そこで全校生徒およそ一四〇〇名が共同生活を送っている。
 山の中という立地のせいか、学生寮はスケールが様々だ。大型の寮だと二〇〇人規模、小型の寮でも五〇人規模の収容数で、いずれもマンションとホテルを足して二で割ったような外観をしている。
 いずれにしても、部屋はすべて二人一組。統一されているのはそれだけで、寮によっては各部屋に冷蔵庫とテレビしかない寮から、シャワールームや洗濯機、ちょっとしたキッチンまで用意された部屋もあり、生活のルールも寮によって様々だ。
 重護と朔夜は、中間サイズの男子寮の一室を割り当てられていた。

「そうだよ。もうお兄ちゃんとわたしの同棲生活は始まってるんだからね」

 朔夜が重護より年上っぽい茶髪の少女姿で出現する。朔夜のお気に入り、海原小夏だ。

「同棲とは言わねぇ。同居と言え同居と」
「なにが違うの?」
「同棲は恋人として一緒に住む場合のみだ」
「ううぇえ」

 朔夜はわざとらしく嫌そうな顔をした。重護だって同じ気分だ。朔夜は大事な妹だが、恋愛対象には絶対になり得ない。

「おまえな……頼むから適当なこと口走って周りの人たちに変な誤解させんなよ?」

 実体化可能な背後霊という朔夜の扱いには大人たちが頭を悩ませたようだが、最終的に一人の学生として入学させるという形で落ち着いた。京魔高専ならではの対応だ。
 そしてこの二人部屋は、重護と朔夜で使っていくことになる。

「でもこのベッド、二人で寝るにはなかなか狭いね。わたしが実体化したまま寝たい時、横並びに組み替えちゃっていいのかな」
「組み立て式とはいえ工具がいるだろこれ……そもそも、そんなスペースすらないぞ、この細長い部屋……」

 手前から奥へと細長く伸びるその部屋は、手前に小さなユニットバスがあって、奥に二段ベッドや二人分の学習机が背中を向け合う形で並ぶ、という配置をしている。学習机の隣にはそれぞれ木製のクローゼットがあり、収納スペースはそこしかない。
 居室にはほかに、腰の高さほどしかない冷蔵庫と小型のケトルがあるが、それだけだ。
 洗濯機を使いたい時は一階のランドリースペース、電子レンジを使いたい時は寮の食堂まで行く必要があるようだ。

「でも、キッチンないのはちょっと寂しいかな……」
「朝飯も晩飯も基本ついてくるからな……むしろ手間が省けていいと思うが」
「え~、お弁当とか作りたいじゃん」

 カーテンを開けると、狭いベランダの向こうに雑木林と碁盤上に広がる新京都の街並みを一望できる。景色はなかなか悪くない。

「ま、住めば都って言うし、そのうち慣れるだろ。つかお前、その見た目だとまた勘違いされるぞ、京魔高専関係者はやめておけ」
「あー……今日からわたしも生徒の一人になったんだもんね。よし、双子って感じでいこ」

 入試の日、そのせいで玲奈を驚かせてしまったことを思い出す。朔夜も同様に問題だと気づいたのか、どこか趣が重護に似た、それでいて女子だと明確にわかる姿にチェンジした。

「おお、いいんじゃねーか?」

 素の姿だと、どうしても都市伝説の内容と紐づけられてしまう恐れがある。重護としてはどうせなら変身せずに過ごしてほしいという思いもあったが、それで朔夜の学校生活に波風が立たずに済むなら、と目を背けることにした。
 学習机に置かれていた、ラミネートされリングにまとめられた複数のA4用紙を手に取る。
 画像付きで書かれていたのは、学生寮のルールだった。ランドリールームの使い方や食事の時間、共用エリアの掃除当番などが書かれている。
 それを机の上に放って戻し、重護は咳払いして朔夜に向き直った。

「コホン。まあ、なんだ。おはよう朔夜。これから改めてよろしく」
「もう、なんなの? 急に改まったりして……」
「けじめだ、けじめ」

 ぶっきらぼうに言い放つと、朔夜も少し気恥ずかしそうに返事する。

「こっちこそ、これからもよろしく」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~

かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。  そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。  しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!  命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。  そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。 ――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...