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第二十八話 都市伝説の兄妹は、家族と向きあう
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雨雲は遠ざかったが、外はまだパラパラと雨が降り続いている。
重護と朔夜は頭を冷やすために寮の自室に戻った後、大人の話を終えた上弦と美月が訪ねてきて、寮の応接スペースへと呼び出された。
木製の調度品に囲まれた部屋を貸し切り、両親と子供たちが向き合う。
「こうして家族水入らずで話すのは、一週間ぶりね……」
長いと感じたのか、それとも短いと感じているのか。美月の瞳が揺れていた。
「あれからまだ一週間しか経ってなかったのか」
重護にとっては、とても短い時間だった。朔夜も隣で同意する。
「入学式の前日に引っ越してきて、いきなり色々あったもんね」
「聞いているぞ。レゾナンスで強化された魔人を倒したそうじゃないか」
上弦に褒められたことが、嬉しくないわけではない。しかし、重護は喜べなかった。
「いや、俺なんてまだまだだ。これからもっと力をつけないと」
魔人ハルピュイアには勝てたが、先輩たち相手には手も足も出なかったことを思い出す。
翡翠は白衣の防御とスレッドガン。小夏は雷属性の耐性上昇魔術。二人とも、自分の弱点を受け止めて、しっかりと対策を取っている。葵に憑依しても魔剣ムーンフォースに追い出され、結芽に炎魔術で攻撃しても魔障壁を打ち破れず……と、この二人には地力で敵わなかった。
朔夜の能力に甘えていたことを突き付けられ、今も反省の真っ最中なのである。
「そういえば、わたしが属性魔法を使えるの、ママの遺伝だったんだね」
「そうよ? お母さんは水や風、地属性なんかも使えるけど……さすがに全部は遺伝しなかったわね」
「まさか母さんがそんなに魔法を使えるなんて、今でも信じられないぜ」
「フフ。実はあなたたちの前でうっかり使ってしまったこともあったんだけどね」
「マジかよ……。そっちの方が信じられないぜ……」
魔人だとバレるドジが子供の前であったなら、人前でもやらかしているのではあるまいか。そんな想像をしてしまって、つい肝が冷えた。
「それで重護、身体の方は異変ないんだな?」
「ああ。あれからずっと、朔夜も憑依させてないしな」
話題が少しずつ絞られてきて、朔夜が一気に核心を突く。
「パパ。さっきまで鈴谷先生と話していたのって、わたしとお兄ちゃんの従魔契約の件だよね……? 結局、どうなったの?」
「結論は、我々で出すべきだ、という話になった」
上弦が短く言って、美月が説明する。
「お母さんが魔人なのに暴走しないのは、お父さんと従魔契約をしているから。もし今後重護が魔人化したとしても、朔夜と従魔契約をしていることが、制御に繋がるかもしれないわ」
「なら、今すぐに従魔契約を解消しろ、って話にはならないのか……」
「ああ。むしろ今解消すれば、朔夜が魔力の制御を失って暴走する可能性が高い」
上弦に核心を突かれ、重護の手を握る朔夜の手が、少し震える。
「う……」
今なら朔夜も魔法を使い慣れているし大丈夫だろう、と言いたくなる気持ちをぐっと堪える。朔夜と従魔契約したあの日、重護が竜鱗を飲んだからこそ、朔夜の暴走は止まったのだ。その事実は無視できない。
「かといって、重護が魔人化してからじゃ手遅れなのよね……」
「そ、それは嫌……!」
朔夜が声を震わせて、そう訴えた。それだけ自分のことを思ってくれることに、重護の声も揺れる。
「朔夜……」
「お兄ちゃんには、あんな気持ち悪い思い、して欲しくないの……ママならわかるでしょ?」
「そう、ね……朔夜の言いたいこと、お母さんすごくわかるわ」
魔人になった者にしかわからない苦しみがあるのだろう。朔夜も美月も唇にキュッと力を込めたのがわかった。
「でもね、朔夜。それがどういうことか、わかっているの?」
美月に問われ、朔夜はゴクリと息を呑んだ。
「うん……! わたしが、成仏しなきゃいけないってこと、でしょ……?」
「っ……」
想像、していなかったわけじゃない。
重護と朔夜の従魔契約を解消すれば、朔夜は魔力を制御しきれず暴走する。それでは魔人と変わらぬ脅威だ。すると、朔夜に残された道は、成仏しかなくなる。
「時々、思うの。もう死んじゃったわたしは、いつ成仏しちゃうんだろうって。お兄ちゃんと従魔契約している以上、わたしが成仏しちゃったら、お兄ちゃんまで道連れにしちゃう。それは嫌。でも、なにかのはずみでわたしが成仏しちゃうかもって恐怖は、お兄ちゃんと一緒にいる間、ずっとつきまとうんだよね……」
静かに語る朔夜の言葉が、重護の中で重たく響く。あたりまえだと思っていた日常は、朔夜にはいつ終わるかもしれない最期の時かもしれなかったのだ。それは重護自身も、常々感じていた。
「俺は、いつも覚悟してたぞ」
「お兄ちゃん……?」
「朔夜が楽しそうに笑った時、二人で一緒になにかをやり遂げた時……朔夜を縛り付けている未練が晴れて成仏するんじゃないかって、いつも思ってた。だから、その時は俺も一緒に死ぬんだろうって、何度も思った。それでいいとも、な……」
「お兄ちゃん……」
握る手が熱い。そんな二人の正面に、上弦から一枚の逆鱗が差し出された。
「これを、託そう。二代目竜巫女から預かっていたものだ」
「竜胆先輩……親父……」
「使う使わないの判断は任せる。要らないと決めたなら、その時は二代目竜巫女に返却すればいい」
そう告げる上弦に、重護は縋るように訊いた。
「そういう……そういう親父は、どう思ってるんだよ?」
「……これは、お前たちの気持ちの問題だと感じている」
歯切れの悪い物言いは、きっと、重護たちの気持ちを自分の言葉で歪めたくないからだろう。だからこそ、突き放す。この男はそういう父親だと、重護自身よくわかっていた。
「自分で決めろ。それがどんな答えであれ、オレはお前たちの答えを尊重するつもりだ」
「パパ……」
今の重護と朔夜に待っている未来は、四つ。
従魔契約を解除し、朔夜が成仏する未来。
従魔契約をしたまま朔夜が成仏し、重護も死亡する未来。
従魔契約をしたまま重護が魔人になる未来。
そして、一番幸せなのは――。
従魔契約をしたまま、重護が魔人になることもなく、朔夜が成仏することもなく、重護が死ぬまで二人が一緒にいる未来。
そのすべてに、可能性がある。そして、今ならある程度、自分たちの意思で決めることができる。
理想を追求するなら現状維持一択だ。しかしその場合、重護の魔人化リスクを常に念頭に置きながら生きなければいけない。
一方で、リスクを重くみるならば、早めに朔夜と決別する必要が出てくる。これで少なくとも、重護が従魔契約のせいで死ぬ未来だけは予防できる。
「……うん。わたし、決めた」
朔夜がじっと重護を見つめた。重護は頷き、答えを待つ。
「お兄ちゃん。わたしの未練、晴らしてくれる……? 成仏する前に、逆鱗飲むから」
作ったような笑顔で放った言葉。それは紛れもなく、お別れだった。
どうか嘘であってほしくて、重護の顔がくしゃりと歪む。
「な、なんでだよ……」
「実は、レゾナンスをする度に感じてたの。お兄ちゃんの身体を霊体にしやすくなっていることに。最初は、わたしが魔法の発動に慣れたからだと思ってた。でも鈴谷先生の話を聞いて、それが魔人化の兆候なのかもしれないって感じたんだ」
「……そう、だったのか……」
魔力のない重護にとっては、きっと死んでもわからない感覚だ。
「特に今日の夜更け、禍魂四つも出して分身にしたでしょ? あの時は、もしかしたらずっとお兄ちゃんが霊体化したままになっちゃうかもって、結構不安だったんだよ?」
それが本当なら、もうこれ以上朔夜とのレゾナンスを多用するわけにはいかない。
「今日、竜胆先輩に言われてハッとした……。お兄ちゃんが魔人になっちゃう瞬間は、そんなに遠くないと思うの。だから、手遅れになる前に、手を打ちたい。お兄ちゃんはどう?」
ぎゅ、と重護は拳を振るわせる。
「俺は、できる限り長く、お前と一緒にいたい……!」
重護の手を握る朔夜の握力が、ふっと弱まる。
「わたしはね、もうとっくに死んじゃったんだよ。こうして背後霊になっている方が――おかしいの」
そして、弱々しい笑顔で、言い切った。
朔夜の決意は固いらしい。それならもう、重護が折れるしかない。
「……ちなみに、未練を晴らすって、具体的になんだってんだよ」
朔夜は指を二本立てた。
「二つ。二つあるの。一つは――」
重護と朔夜は頭を冷やすために寮の自室に戻った後、大人の話を終えた上弦と美月が訪ねてきて、寮の応接スペースへと呼び出された。
木製の調度品に囲まれた部屋を貸し切り、両親と子供たちが向き合う。
「こうして家族水入らずで話すのは、一週間ぶりね……」
長いと感じたのか、それとも短いと感じているのか。美月の瞳が揺れていた。
「あれからまだ一週間しか経ってなかったのか」
重護にとっては、とても短い時間だった。朔夜も隣で同意する。
「入学式の前日に引っ越してきて、いきなり色々あったもんね」
「聞いているぞ。レゾナンスで強化された魔人を倒したそうじゃないか」
上弦に褒められたことが、嬉しくないわけではない。しかし、重護は喜べなかった。
「いや、俺なんてまだまだだ。これからもっと力をつけないと」
魔人ハルピュイアには勝てたが、先輩たち相手には手も足も出なかったことを思い出す。
翡翠は白衣の防御とスレッドガン。小夏は雷属性の耐性上昇魔術。二人とも、自分の弱点を受け止めて、しっかりと対策を取っている。葵に憑依しても魔剣ムーンフォースに追い出され、結芽に炎魔術で攻撃しても魔障壁を打ち破れず……と、この二人には地力で敵わなかった。
朔夜の能力に甘えていたことを突き付けられ、今も反省の真っ最中なのである。
「そういえば、わたしが属性魔法を使えるの、ママの遺伝だったんだね」
「そうよ? お母さんは水や風、地属性なんかも使えるけど……さすがに全部は遺伝しなかったわね」
「まさか母さんがそんなに魔法を使えるなんて、今でも信じられないぜ」
「フフ。実はあなたたちの前でうっかり使ってしまったこともあったんだけどね」
「マジかよ……。そっちの方が信じられないぜ……」
魔人だとバレるドジが子供の前であったなら、人前でもやらかしているのではあるまいか。そんな想像をしてしまって、つい肝が冷えた。
「それで重護、身体の方は異変ないんだな?」
「ああ。あれからずっと、朔夜も憑依させてないしな」
話題が少しずつ絞られてきて、朔夜が一気に核心を突く。
「パパ。さっきまで鈴谷先生と話していたのって、わたしとお兄ちゃんの従魔契約の件だよね……? 結局、どうなったの?」
「結論は、我々で出すべきだ、という話になった」
上弦が短く言って、美月が説明する。
「お母さんが魔人なのに暴走しないのは、お父さんと従魔契約をしているから。もし今後重護が魔人化したとしても、朔夜と従魔契約をしていることが、制御に繋がるかもしれないわ」
「なら、今すぐに従魔契約を解消しろ、って話にはならないのか……」
「ああ。むしろ今解消すれば、朔夜が魔力の制御を失って暴走する可能性が高い」
上弦に核心を突かれ、重護の手を握る朔夜の手が、少し震える。
「う……」
今なら朔夜も魔法を使い慣れているし大丈夫だろう、と言いたくなる気持ちをぐっと堪える。朔夜と従魔契約したあの日、重護が竜鱗を飲んだからこそ、朔夜の暴走は止まったのだ。その事実は無視できない。
「かといって、重護が魔人化してからじゃ手遅れなのよね……」
「そ、それは嫌……!」
朔夜が声を震わせて、そう訴えた。それだけ自分のことを思ってくれることに、重護の声も揺れる。
「朔夜……」
「お兄ちゃんには、あんな気持ち悪い思い、して欲しくないの……ママならわかるでしょ?」
「そう、ね……朔夜の言いたいこと、お母さんすごくわかるわ」
魔人になった者にしかわからない苦しみがあるのだろう。朔夜も美月も唇にキュッと力を込めたのがわかった。
「でもね、朔夜。それがどういうことか、わかっているの?」
美月に問われ、朔夜はゴクリと息を呑んだ。
「うん……! わたしが、成仏しなきゃいけないってこと、でしょ……?」
「っ……」
想像、していなかったわけじゃない。
重護と朔夜の従魔契約を解消すれば、朔夜は魔力を制御しきれず暴走する。それでは魔人と変わらぬ脅威だ。すると、朔夜に残された道は、成仏しかなくなる。
「時々、思うの。もう死んじゃったわたしは、いつ成仏しちゃうんだろうって。お兄ちゃんと従魔契約している以上、わたしが成仏しちゃったら、お兄ちゃんまで道連れにしちゃう。それは嫌。でも、なにかのはずみでわたしが成仏しちゃうかもって恐怖は、お兄ちゃんと一緒にいる間、ずっとつきまとうんだよね……」
静かに語る朔夜の言葉が、重護の中で重たく響く。あたりまえだと思っていた日常は、朔夜にはいつ終わるかもしれない最期の時かもしれなかったのだ。それは重護自身も、常々感じていた。
「俺は、いつも覚悟してたぞ」
「お兄ちゃん……?」
「朔夜が楽しそうに笑った時、二人で一緒になにかをやり遂げた時……朔夜を縛り付けている未練が晴れて成仏するんじゃないかって、いつも思ってた。だから、その時は俺も一緒に死ぬんだろうって、何度も思った。それでいいとも、な……」
「お兄ちゃん……」
握る手が熱い。そんな二人の正面に、上弦から一枚の逆鱗が差し出された。
「これを、託そう。二代目竜巫女から預かっていたものだ」
「竜胆先輩……親父……」
「使う使わないの判断は任せる。要らないと決めたなら、その時は二代目竜巫女に返却すればいい」
そう告げる上弦に、重護は縋るように訊いた。
「そういう……そういう親父は、どう思ってるんだよ?」
「……これは、お前たちの気持ちの問題だと感じている」
歯切れの悪い物言いは、きっと、重護たちの気持ちを自分の言葉で歪めたくないからだろう。だからこそ、突き放す。この男はそういう父親だと、重護自身よくわかっていた。
「自分で決めろ。それがどんな答えであれ、オレはお前たちの答えを尊重するつもりだ」
「パパ……」
今の重護と朔夜に待っている未来は、四つ。
従魔契約を解除し、朔夜が成仏する未来。
従魔契約をしたまま朔夜が成仏し、重護も死亡する未来。
従魔契約をしたまま重護が魔人になる未来。
そして、一番幸せなのは――。
従魔契約をしたまま、重護が魔人になることもなく、朔夜が成仏することもなく、重護が死ぬまで二人が一緒にいる未来。
そのすべてに、可能性がある。そして、今ならある程度、自分たちの意思で決めることができる。
理想を追求するなら現状維持一択だ。しかしその場合、重護の魔人化リスクを常に念頭に置きながら生きなければいけない。
一方で、リスクを重くみるならば、早めに朔夜と決別する必要が出てくる。これで少なくとも、重護が従魔契約のせいで死ぬ未来だけは予防できる。
「……うん。わたし、決めた」
朔夜がじっと重護を見つめた。重護は頷き、答えを待つ。
「お兄ちゃん。わたしの未練、晴らしてくれる……? 成仏する前に、逆鱗飲むから」
作ったような笑顔で放った言葉。それは紛れもなく、お別れだった。
どうか嘘であってほしくて、重護の顔がくしゃりと歪む。
「な、なんでだよ……」
「実は、レゾナンスをする度に感じてたの。お兄ちゃんの身体を霊体にしやすくなっていることに。最初は、わたしが魔法の発動に慣れたからだと思ってた。でも鈴谷先生の話を聞いて、それが魔人化の兆候なのかもしれないって感じたんだ」
「……そう、だったのか……」
魔力のない重護にとっては、きっと死んでもわからない感覚だ。
「特に今日の夜更け、禍魂四つも出して分身にしたでしょ? あの時は、もしかしたらずっとお兄ちゃんが霊体化したままになっちゃうかもって、結構不安だったんだよ?」
それが本当なら、もうこれ以上朔夜とのレゾナンスを多用するわけにはいかない。
「今日、竜胆先輩に言われてハッとした……。お兄ちゃんが魔人になっちゃう瞬間は、そんなに遠くないと思うの。だから、手遅れになる前に、手を打ちたい。お兄ちゃんはどう?」
ぎゅ、と重護は拳を振るわせる。
「俺は、できる限り長く、お前と一緒にいたい……!」
重護の手を握る朔夜の握力が、ふっと弱まる。
「わたしはね、もうとっくに死んじゃったんだよ。こうして背後霊になっている方が――おかしいの」
そして、弱々しい笑顔で、言い切った。
朔夜の決意は固いらしい。それならもう、重護が折れるしかない。
「……ちなみに、未練を晴らすって、具体的になんだってんだよ」
朔夜は指を二本立てた。
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