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番外編 神は哂う
14.怒れる女神
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先に進んだ娘には会えないと聞かされて、私は急ぎ追いかけようとした。
だが奴は、同じ場所同じ時どころか、同じ世界に行けるとは限らないことを説明する。
絶望する私に、奴はひとつの希望を提示した。
私がこの時間のない場所に留まるならば、私の創造する世界に娘の魂を入れてやろうと囁いたのだ。
それはお母さん、頑張っちゃうだろうさ。
こうして私は詐欺師の提案を受け入れた。
けれども幸福溢れる世界を築くことは容易くない。
どの世界でも人間は人間らしく、いつまでも可愛く愚かな存在で。
しかも私たちには関わり方に制限が設けられていた。
人間の生死への権限はなく、個人を好きに育てる力もない。
集まって社会を築いていくのは人間たちで、人間が簡単に捏造する歴史さえ私たちが創ることは許されなかった。
他にも細かいルールが数多あり、この時点で詐欺だろうと、私は奴を殴りたくなっていた。
それでもすべてはあの子のために。
私は夢中で世界を創造していった。
そうして私の世界の子らが大分落ち着いた頃、奴は勝手にそろそろいいねと言い出して。
まだ早いような気もしていたが、期待と喜びの方が大きくて、珍しく胸をときめかせる少女のように世界を眺め待っていたのに。
まずな?なんですぐに見付からなかった!あぁ゛?
私は特別扱いするだろうからって?
それは良くないから、すぐには見えないようにしていただと?
はぁ~?
見えなかったのはお前のせいだったのかよ!
親なのにすぐに分からないことがあるなんてって。
落ち込んでいたじゃねぇか!
それで?なんだ?あのくずな父親と継母はよ?
最高の幸せを感じるためにそうしただと?
そういう気遣いは要らねぇんだよ、やり直せ!
人間はな?気付けないくらい最初から幸せな人生でいいんだよ!それが当たり前じゃあ、どれだけ尊いものか分からないだろうって?それがいいんじゃねぇか!子らは皆、分からないまま幸せであればいい!
分かったらとっととやり直しやがれ!
はぁ?やり直せないだと!
お前にゃあ、過去も未来もねぇはずだろうが!
一世界の時間は戻せないだと?お前でもかよ!
最高の名が恥ずかしいな!
あ゛?なんだ?娘が思い出しただと?
あぁ、私のことを思い出してくれるなんて。さすがは私の……なんだと?
私のことは薄っすらとしか思い出せず、前世で傷付いた記憶ばかりが鮮明に思い出せているだとぉ?
絶対にお前なんかしただろうよ。
余計なことをしたんだな?
そんなことはしていない?
証拠もない?
ふざけんなっ!
証拠とか自分で言い出す奴はな、犯人だって相場が決まってるんだ!
裁判しよう。あぁ、裁判だ。
原告は私、被告はお前だよ、そこのくそ最高神!
だが奴は、同じ場所同じ時どころか、同じ世界に行けるとは限らないことを説明する。
絶望する私に、奴はひとつの希望を提示した。
私がこの時間のない場所に留まるならば、私の創造する世界に娘の魂を入れてやろうと囁いたのだ。
それはお母さん、頑張っちゃうだろうさ。
こうして私は詐欺師の提案を受け入れた。
けれども幸福溢れる世界を築くことは容易くない。
どの世界でも人間は人間らしく、いつまでも可愛く愚かな存在で。
しかも私たちには関わり方に制限が設けられていた。
人間の生死への権限はなく、個人を好きに育てる力もない。
集まって社会を築いていくのは人間たちで、人間が簡単に捏造する歴史さえ私たちが創ることは許されなかった。
他にも細かいルールが数多あり、この時点で詐欺だろうと、私は奴を殴りたくなっていた。
それでもすべてはあの子のために。
私は夢中で世界を創造していった。
そうして私の世界の子らが大分落ち着いた頃、奴は勝手にそろそろいいねと言い出して。
まだ早いような気もしていたが、期待と喜びの方が大きくて、珍しく胸をときめかせる少女のように世界を眺め待っていたのに。
まずな?なんですぐに見付からなかった!あぁ゛?
私は特別扱いするだろうからって?
それは良くないから、すぐには見えないようにしていただと?
はぁ~?
見えなかったのはお前のせいだったのかよ!
親なのにすぐに分からないことがあるなんてって。
落ち込んでいたじゃねぇか!
それで?なんだ?あのくずな父親と継母はよ?
最高の幸せを感じるためにそうしただと?
そういう気遣いは要らねぇんだよ、やり直せ!
人間はな?気付けないくらい最初から幸せな人生でいいんだよ!それが当たり前じゃあ、どれだけ尊いものか分からないだろうって?それがいいんじゃねぇか!子らは皆、分からないまま幸せであればいい!
分かったらとっととやり直しやがれ!
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最高の名が恥ずかしいな!
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証拠もない?
ふざけんなっ!
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