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AFTER
AFTER-生きてる味
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路地裏のネオンが滲む夜の13区。
レイスがふと立ち止まり。
「前来たときはなかった店、増えてるな」と、ぼそり。
PATCHが人だかりに気付いた。
「なあ、あの店って前からあったっけ?」と指差す。
通りの一角に、行列ができていた。
その先では、巨大な肉の塊がじりじりと回り続け。
香ばしい煙と油の匂いが、灰色の都市に“生”の熱を呼び込んでいる。
中東系の店主が手際よく肉を削ぎ落とし。
焼きたてのパンに、たっぷりの野菜と一緒に挟み込んでいく。
待っている人々の目は、どこかギラギラしていて。
“管理”も“幸福値”も関係ない、素の“食欲”そのもの。
フォウがきょとんとした顔で見上げる。
「あれ、なに?」
サタヌスが満面の笑みで即答する。
「ケバブ!肉と野菜をパンにぶっこんで、スパイス効いてて最高!」
「PATCH、早く買ってこい!行列短いうちが勝負だぞ」
PATCHは「ケバブってなんだ!?名前からして強い!めっちゃうまそうだぞオイ!」と
財布を握りしめて飛び出す。
店主は豪快に肉を切り分けながら。
「いらっしゃイ!フランス語は苦手ネ。でも、味は絶対負けないヨ」
「パンに挟む?ライスにする?日本式も作れるよ!」
目尻の皺まで笑いながら、異国の言葉が混じった声が夜の路地に響く。
PATCHはメニューに目を泳がせてから。
「え~…わかんねぇ!とりあえず一番人気で!」と元気よくオーダー。
店主は肉をたっぷり挟んだケバブを紙で包み、PATCHに手渡す。
「なんだこれ、うめぇ!?」
PATCHがケバブを一口かじるたび、目を丸くして叫ぶ。
口元も手もスパイスと肉汁でベトベト、けれど、そんなこと気にもならない。
「たぶん初めてケバブ食べるやつ、みんなこういう顔すんだろうな」
サタヌスがどこか満足げに笑う。
13区の喧騒も、管理も忘れて“ただの人間”になっていた。
フォウはふと足元に視線を落とす。
自分たちの周りには、食べ終わったケバブの包み紙、油で染みた紙ナプキン。
空き缶や使い捨てスプーンが無造作に転がっている。
「ひろわないの?」
フォウが素直に訊ねる。
レイスが煙草をふかしながら答える。
「拾わなくていい。これも誰かの仕事になる」
その言葉の向こう。
薄暗い路地の壁際を、古びたカートを押した老人が通りかかる。
足元の紙くず、油に濡れたケバブの包み紙。
そしてさっき誰かが無造作に投げ捨てた空き缶。
老人は誰に呼ばれるでもなく。
当たり前のようにその缶を拾い上げ。
カートの中の大きな袋に静かに放り込んだ。
誰も声をかけず、誰も驚かない。
都市のどこかで“誰かが捨て”、“誰かが拾う”。
――それだけの、当たり前の風景。
フォウはその背中をじっと見つめ。
“都市の生命線”がこうしてつながっていることを初めて理解する。
ケバブの包み紙は、ここに誰かが食べて生きた証。
そして顔も知らぬ誰かが、それを拾ってまた生きていく。
管理も、幸福も、そうして「生きる」を繋いでいく。
フォウはもう一度、足元のゴミと。
屋台の灯りと、目の前で頬張る仲間たちを見比べた。
“生きている”って、案外こういうことかもしれない。
「ケバブ、食べたい……」
「これからNULLんち行くンだぞ、天使ちゃン? 点心で我慢しな」
「うぅ~……」
フォウは完全に駄々っ子の顔。
首根っこを掴まれて、ずるずるとユピテルに引き摺られていく。
通りすがりの屋台の人たちが笑っていた。
その頭上で、突然ホログラム看板が煌々と点滅した。
ピカピカの中華フォントが回転し、AIボイスがギンギンのテンションで鳴り響く。
「点心のテイクアウトはいかが?
AI兵でも食えるエナジー餃子がおすすめ!
本日限定!発光ミュータント焼売!サイバー水餃子!謎肉まん!
全種セットで幸福値+10デス!!」
「うっわ、ギラギラしてんなー! 逆に食欲湧くわ!」
モブ商人がにこやかに割り込む。
「お兄さん、お姉さん! AI割引もOKヨ!ラッキー餃子当たれば幸福値+10!
今ならフォーチュンクッキーつけるアルヨ!」
Patchがテンション上がってスマホを取り出す。
「おっ、ここの餃子マジで旨いぞ!
カプセル餃子、油少なめにしてもらえんのがイイんだよ!」
ユピテルが半眼で呆れる。
「……お前、さっきまで“AI飯は味が無ぇ”とか言ってなかったか?」
だってここ、味のアルゴリズム更新してんのよ!
3.1パッチで“焦がしニンニクプロトコル”入ったらしいぜ!」
「……プロトコル、って味のことなんだね」
Patchは屋台ロボのホログラムに向かって親指を立てた。
「みんな分まとめて買っとくから、俺んちで食おうぜ!」
AI点心ロボが喜々として反応する。
「オーダー確認! チーム“CHRONO”様ご来店ありがとうございます!
特別メニュー“幸福庁非対応餃子”をお包みします!」
NULLが腕を組み、モニタ越しに呟く。
「AIでも消化できるなら、私も“最適化”してみよう」
「お前が食ったらエネルギー効率上がりすぎて爆発すンぞ」
「いーじゃん、爆発したらそのまま“エナジー餃子”の宣伝になんだろ?」
レイスが苦笑しながら煙草をくわえる。
「……お前ら、文明崩壊後のナノシティでよくそんな元気出るな」
フォウは包みを大事そうに抱え、ほかほかの湯気を眺めながら微笑んだ。
「……“幸福値+10”って、ほんとに上がるかも」
パリ13区の裏通り。
屋台の喧噪が遠ざかると。
湿ったコンクリートの匂いと排気の熱気が支配する空間に変わる。
建物の隙間を縫うように張り巡らされたケーブルの先。
ひとつだけ異様に光を放つ塔が立っていた。
それが、NULLの拠点だった。
無骨なタワーコンピュータ群が並び、ケーブルが床から壁まで這っている。
だが、冷たく機械的な空間のはずが――どこか、あたたかい。
原因はすぐに分かった。
排熱装置の上で、野良猫が丸くなっていたのだ。
「猫まで“AIの恩恵”受けてるじゃねぇか」
NULLは無表情のまま返す。
「高さがあるのと、排熱で暖かいらしい。猫目線では天国のようだ」
フォウは目を輝かせながら、コンソールの光を見回す。
「わァ……だからNULLは物知りなんだね」
NULLは、無機質な声で淡々と応じた。
「私はここで毎日、市場や幸福庁の動向を調べている。
AI兵の本業は索敵。単純タスクであれば、人間の処理速度を越えることも可能だ」
「そっか……探すのが得意なんだね」
レイスがテーブルに肘をつき、タワーPCのモニターを顎で指す。
「そういや、あの太陽さん(ELDORADO)」
「社長だったよな?NULL、株価見せて」
レイスの声に、NULLは淡々とターミナルを叩く。
「了解。これが現在の株価チャートだ」とウィンドウを拡大表示する。
画面いっぱいに真っ赤なローソク足グラフが連なり。
右肩下がりのチャートが止まることなく下へ突き刺さっていく。
「主要銘柄:幸福庁グループ、ELDORADO財閥、ナノシティ証券」
「――いずれも本日ストップ安で取引停止」
「インデックスは前日比マイナス27パーセント。サーキットブレーカー発動中」
ヴィヌスが画面を覗き込み、口元だけに冷たい笑みを浮かべる。
「……燃えてるわね♡」
グラフの背景に、火花のエフェクト。
“HALTED”“SUSPEND”の赤い警告ウィンドウがポップアップする。
ユピテルが茶化すように肩をすくめる。
「投資家の幸福値、0どころかマイナス突入だなァ」
レイスが苦笑いで「火葬場で焼かれてもこうは下がんねぇぞ」と呟く。
NULLは無表情のままグラフの一角を指差す。
「唯一、プラス成長なのは……猫の幸福値チャートだ」
タワーPCの上、トラ猫が無防備にあくびをしてまた丸くなる。
レイスは煙草をくわえ、ふっと笑った。
「……ま、株も戦争も、上がる時より落ちる時のほうが人間らしいってな」
猫が「ニャ」と短く鳴き、排熱ファンの上で伸びをする。
NULLはちらりと見上げて、静かに言った。
「株価は下がり続けても、猫の幸福値は安定しているようだ」
「……そりゃ、人間より最適化されてるからな」
「ふふ、そうね。“生きる”ことに関しては、猫の方が賢いわ」
タワーの熱で眠る猫たち、データの渦を見つめるAI。
崩れゆく市場で、唯一“穏やか”なのは、彼らの呼吸音だった。
レイスがふと立ち止まり。
「前来たときはなかった店、増えてるな」と、ぼそり。
PATCHが人だかりに気付いた。
「なあ、あの店って前からあったっけ?」と指差す。
通りの一角に、行列ができていた。
その先では、巨大な肉の塊がじりじりと回り続け。
香ばしい煙と油の匂いが、灰色の都市に“生”の熱を呼び込んでいる。
中東系の店主が手際よく肉を削ぎ落とし。
焼きたてのパンに、たっぷりの野菜と一緒に挟み込んでいく。
待っている人々の目は、どこかギラギラしていて。
“管理”も“幸福値”も関係ない、素の“食欲”そのもの。
フォウがきょとんとした顔で見上げる。
「あれ、なに?」
サタヌスが満面の笑みで即答する。
「ケバブ!肉と野菜をパンにぶっこんで、スパイス効いてて最高!」
「PATCH、早く買ってこい!行列短いうちが勝負だぞ」
PATCHは「ケバブってなんだ!?名前からして強い!めっちゃうまそうだぞオイ!」と
財布を握りしめて飛び出す。
店主は豪快に肉を切り分けながら。
「いらっしゃイ!フランス語は苦手ネ。でも、味は絶対負けないヨ」
「パンに挟む?ライスにする?日本式も作れるよ!」
目尻の皺まで笑いながら、異国の言葉が混じった声が夜の路地に響く。
PATCHはメニューに目を泳がせてから。
「え~…わかんねぇ!とりあえず一番人気で!」と元気よくオーダー。
店主は肉をたっぷり挟んだケバブを紙で包み、PATCHに手渡す。
「なんだこれ、うめぇ!?」
PATCHがケバブを一口かじるたび、目を丸くして叫ぶ。
口元も手もスパイスと肉汁でベトベト、けれど、そんなこと気にもならない。
「たぶん初めてケバブ食べるやつ、みんなこういう顔すんだろうな」
サタヌスがどこか満足げに笑う。
13区の喧騒も、管理も忘れて“ただの人間”になっていた。
フォウはふと足元に視線を落とす。
自分たちの周りには、食べ終わったケバブの包み紙、油で染みた紙ナプキン。
空き缶や使い捨てスプーンが無造作に転がっている。
「ひろわないの?」
フォウが素直に訊ねる。
レイスが煙草をふかしながら答える。
「拾わなくていい。これも誰かの仕事になる」
その言葉の向こう。
薄暗い路地の壁際を、古びたカートを押した老人が通りかかる。
足元の紙くず、油に濡れたケバブの包み紙。
そしてさっき誰かが無造作に投げ捨てた空き缶。
老人は誰に呼ばれるでもなく。
当たり前のようにその缶を拾い上げ。
カートの中の大きな袋に静かに放り込んだ。
誰も声をかけず、誰も驚かない。
都市のどこかで“誰かが捨て”、“誰かが拾う”。
――それだけの、当たり前の風景。
フォウはその背中をじっと見つめ。
“都市の生命線”がこうしてつながっていることを初めて理解する。
ケバブの包み紙は、ここに誰かが食べて生きた証。
そして顔も知らぬ誰かが、それを拾ってまた生きていく。
管理も、幸福も、そうして「生きる」を繋いでいく。
フォウはもう一度、足元のゴミと。
屋台の灯りと、目の前で頬張る仲間たちを見比べた。
“生きている”って、案外こういうことかもしれない。
「ケバブ、食べたい……」
「これからNULLんち行くンだぞ、天使ちゃン? 点心で我慢しな」
「うぅ~……」
フォウは完全に駄々っ子の顔。
首根っこを掴まれて、ずるずるとユピテルに引き摺られていく。
通りすがりの屋台の人たちが笑っていた。
その頭上で、突然ホログラム看板が煌々と点滅した。
ピカピカの中華フォントが回転し、AIボイスがギンギンのテンションで鳴り響く。
「点心のテイクアウトはいかが?
AI兵でも食えるエナジー餃子がおすすめ!
本日限定!発光ミュータント焼売!サイバー水餃子!謎肉まん!
全種セットで幸福値+10デス!!」
「うっわ、ギラギラしてんなー! 逆に食欲湧くわ!」
モブ商人がにこやかに割り込む。
「お兄さん、お姉さん! AI割引もOKヨ!ラッキー餃子当たれば幸福値+10!
今ならフォーチュンクッキーつけるアルヨ!」
Patchがテンション上がってスマホを取り出す。
「おっ、ここの餃子マジで旨いぞ!
カプセル餃子、油少なめにしてもらえんのがイイんだよ!」
ユピテルが半眼で呆れる。
「……お前、さっきまで“AI飯は味が無ぇ”とか言ってなかったか?」
だってここ、味のアルゴリズム更新してんのよ!
3.1パッチで“焦がしニンニクプロトコル”入ったらしいぜ!」
「……プロトコル、って味のことなんだね」
Patchは屋台ロボのホログラムに向かって親指を立てた。
「みんな分まとめて買っとくから、俺んちで食おうぜ!」
AI点心ロボが喜々として反応する。
「オーダー確認! チーム“CHRONO”様ご来店ありがとうございます!
特別メニュー“幸福庁非対応餃子”をお包みします!」
NULLが腕を組み、モニタ越しに呟く。
「AIでも消化できるなら、私も“最適化”してみよう」
「お前が食ったらエネルギー効率上がりすぎて爆発すンぞ」
「いーじゃん、爆発したらそのまま“エナジー餃子”の宣伝になんだろ?」
レイスが苦笑しながら煙草をくわえる。
「……お前ら、文明崩壊後のナノシティでよくそんな元気出るな」
フォウは包みを大事そうに抱え、ほかほかの湯気を眺めながら微笑んだ。
「……“幸福値+10”って、ほんとに上がるかも」
パリ13区の裏通り。
屋台の喧噪が遠ざかると。
湿ったコンクリートの匂いと排気の熱気が支配する空間に変わる。
建物の隙間を縫うように張り巡らされたケーブルの先。
ひとつだけ異様に光を放つ塔が立っていた。
それが、NULLの拠点だった。
無骨なタワーコンピュータ群が並び、ケーブルが床から壁まで這っている。
だが、冷たく機械的な空間のはずが――どこか、あたたかい。
原因はすぐに分かった。
排熱装置の上で、野良猫が丸くなっていたのだ。
「猫まで“AIの恩恵”受けてるじゃねぇか」
NULLは無表情のまま返す。
「高さがあるのと、排熱で暖かいらしい。猫目線では天国のようだ」
フォウは目を輝かせながら、コンソールの光を見回す。
「わァ……だからNULLは物知りなんだね」
NULLは、無機質な声で淡々と応じた。
「私はここで毎日、市場や幸福庁の動向を調べている。
AI兵の本業は索敵。単純タスクであれば、人間の処理速度を越えることも可能だ」
「そっか……探すのが得意なんだね」
レイスがテーブルに肘をつき、タワーPCのモニターを顎で指す。
「そういや、あの太陽さん(ELDORADO)」
「社長だったよな?NULL、株価見せて」
レイスの声に、NULLは淡々とターミナルを叩く。
「了解。これが現在の株価チャートだ」とウィンドウを拡大表示する。
画面いっぱいに真っ赤なローソク足グラフが連なり。
右肩下がりのチャートが止まることなく下へ突き刺さっていく。
「主要銘柄:幸福庁グループ、ELDORADO財閥、ナノシティ証券」
「――いずれも本日ストップ安で取引停止」
「インデックスは前日比マイナス27パーセント。サーキットブレーカー発動中」
ヴィヌスが画面を覗き込み、口元だけに冷たい笑みを浮かべる。
「……燃えてるわね♡」
グラフの背景に、火花のエフェクト。
“HALTED”“SUSPEND”の赤い警告ウィンドウがポップアップする。
ユピテルが茶化すように肩をすくめる。
「投資家の幸福値、0どころかマイナス突入だなァ」
レイスが苦笑いで「火葬場で焼かれてもこうは下がんねぇぞ」と呟く。
NULLは無表情のままグラフの一角を指差す。
「唯一、プラス成長なのは……猫の幸福値チャートだ」
タワーPCの上、トラ猫が無防備にあくびをしてまた丸くなる。
レイスは煙草をくわえ、ふっと笑った。
「……ま、株も戦争も、上がる時より落ちる時のほうが人間らしいってな」
猫が「ニャ」と短く鳴き、排熱ファンの上で伸びをする。
NULLはちらりと見上げて、静かに言った。
「株価は下がり続けても、猫の幸福値は安定しているようだ」
「……そりゃ、人間より最適化されてるからな」
「ふふ、そうね。“生きる”ことに関しては、猫の方が賢いわ」
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